Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows NT(R)/ Microsoft(R) Windows(R) 2000/ Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
目次 索引 前ページ次ページ

第3章 監視する> 3.3 ネットワーク構成を管理する

3.3.1 ノードを検出するための設定を行う

ノード検を実行すると、ネットワークに接続されているワークステーションやルータなどのノードが検出され、ネットワーク構成図(監視マップ)が自動的に作成されます。

管理対象とするノードを検出するには、以下の方法があります。

  1. Systemwalkerコンソールの初回起動時のノード検
  2. フォルダ単位のノード検出(指示したときに一度だけ実行)
  3. システム全体のノード検出(指示したときに一度だけ実行)
  4. サブネット単位に定期的なノード検出
  5. [検出]メニューによるノード検出
  6. ノード一覧ツリーでノードを一つずつ追加

それぞれの特徴を以下の表で示します。

No

操作方法

起動方法

Systemwalkerコンソールでの実行

ノードの追加方法

監視機能

編集機能

1

Systemwalkerコンソールの初回起動時のノード検出

手動

OK

-

自動

2

フォルダ単位のノード検出(指示したときに一度だけ実行)

手動

OK

NG

自動

3

システム全体のノード検出(指示したときに一度だけ実行)

手動

OK

NG

自動

4

サブネット単位に定期的なノード検出

自動
(定期的)

OK

OK

自動

5

[検出]メニューによるノード検出

手動

NG

OK

自動

6

ノード一覧ツリーでノードを一つずつ追加

手動

NG

OK

手動

備考.
運用管理サーバが属するサブネット以外のノードの監視をする場合は、監視対象にしたいサブネットのフォルダを作成する必要があります。

ノード検出の完了後に部門フォルダの定義を行い、部門フォルダ配下にサブネットを移動して、部門フォルダとサブネットの関係付けを行います。部門フォルダ配下にサブネットを移動することにより、その部門フォルダ配下の部門管理サーバが管理するサブネットを関係付けることになります。サブネットの移動はSystemwalkerコンソールの編集機能で行います。


ノード情報をCSV形式で保

Systemwalkerコンソールで、[ファイル]メニューから[ノード情報をCSV形式で保存]を選択することにより、Systemwalkerが管理しているノード情報をCSV形式のファイルに出力できます。

■ノード検出で設定される構成情について

ノードを検出することで、監視対象のノードの情報を収集することができます。

収集可能な情報についての詳細は、“Systemwalker Centric Manager 解説書”の“付録E 構成情報一覧”を参照してください。

■新ノード振り分について

ノード検出を行う前にすでに登録されているノードは、ノード検出で検出されないので注意してください。例えば、イベント通知によって新ノードフォルダ配下に登録されているノードは、事前に“新ノード振り分け”を実行することをお勧めします。

  1. Systemwalkerコンソール[編集]で[ファイル]メニューから [新ノードの振り分け]を起動します。

    →新ノード振り分けが実行されます。

■代表インタフェースの設

インタフェースが複数存在するノードを検出した場合、代表インタフェースを設定する必要があります。代表インタフェースは、ノードを検出したときに以下の順序で自動的に選ばれます。

  1. システム名とIPアドレスに対応するホスト名が同一のインタフェース
  2. 検出インタフェースの先頭よりIPアドレスが127.0.0.1、0.0.0.0以外のインタフェース

このため、クラスタノードの場合はそのノードのIPアドレスを持つインタフェースが代表インタフェースに選ばれないことがあります。また、ゲートウェイ、ルータ、スイッチングハブ等、複数のインタフェースを実装するノードでは、通信不可能なインタフェース、または、意図しないインタフェースが代表インタフェースに選ばれることがあります。

このような場合は、代表インタフェースを選択し直す必要があります。

代表インタフェースの変更は、Systemwalkerコンソールの編集機能でノードプロパティを変更することにより可能です。


代表インタフェー

ゲートウェイ、ルータ、スイッチングハブ、クラスタノードなどのノードには、一つのノードにインタフェースが複数存在します。このようなノードを監視する場合、Systemwalker Centric Managerは、複数存在するインタフェースの中より、どれか一つのインタフェースと通信します。このインタフェースを代表インタフェースと呼びます。

代表インタフェースは、Systemwalkerコンソールの[ノードプロパティ]で設定・変更することができます。

■パーソナルファイアウォール導入ノードの監について

パーソナルファイアウォールやOSの設定でICMP要求やSNMP要求を抑止しているノードでは、ノードの検出、及び、以下のネットワーク管理の監視が行えません。監視対象とする場合、ICMPとSNMP(161/udp)の要求に対し、応答を許可するように設定してください。


下へ3.3.1.1 システム全体をノード検出する
下へ3.3.1.2 サブネットを指定してノード検出する
下へ3.3.1.3 定期的にノード検出する
下へ3.3.1.4 ノード検出時の注意事項

目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 1995-2005