Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows NT(R)/ Microsoft(R) Windows(R) 2000/ Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
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3.1.5.5 ポップアップメッセージで通報する
イベント発生時にポップアップメッセージで通報するためには、以下の設定が必要です。
- アクション環境設定(アクション実行先)
- アクション定義(ポップアップメッセージ)
■ポップアップメッセージの実行先を設定する
ポップアップメッセージを別のWindows(R)マシンで実行する場合、[アクション環境設定]ダイアログボックスの[アクション実行先]シートで、アクションを実行するホスト名を設定します。
■アクションを定義する
アクション定義(ポップアップメッセージ)ダイアログボックスで、以下の設定を行います。
- [ポップアップメッセージによる通知を行う]チェックボックスをチェックして、ポップアップメッセージ通知の詳細について設定します。
- 宛先は、複数指定することができます。宛先を複数指定した場合、宛先リストの先頭から順に通報が行われます。
- 宛先名のリストボックスでマウスを右クリックしても、追加/変更/削除のポップアップメニューを表示できます。
- ポップアップに表示する送信文字列には、文字列を128バイト以内で指定します。“%MSG"、“%DATE"、または“%HOST"を指定すると、以下のように置き換えられます。なお、置き換えた後、128バイトを超える部分は送信されません。
- %MSG : 発生したメッセージに置き換えられます。
- %DATE : メッセージが発生した日時に置き換えられます。
- %HOST : メッセージが発生したホスト名に置き換えられます。
アクション環境設定の呼び出し方法については、“アクションを定義する”の“アクション環境設定の呼び出し方法”を、アクション定義の呼び出し方法については“アクション定義の呼び出し方法”を参照してください。

- ポップアップメッセージはMicrosoftネットワークでだけ使用できます。指定した宛先(コンピュータ名/ユーザ名)にメッセージが送信できるかは、[アクション環境設定]ダイアログボックスの[アクション実行先]タブで指定したホスト上でWindows(R)の“NET SEND”コマンドを実行することにより確認することができます。
- 宛先にIPアドレスを指定することはできません。ユーザ名、コンピュータ名、ドメイン名のどれかを指定してください。
- ポップアップメッセージを表示するコンピュータがWANで接続された先のコンピュータの場合は、ホスト名検索でタイムアウトが発生し、ポップアップメッセージが表示されない場合があります。WANで接続された先のコンピュータは指定しないでください。
■アクション実行ログを出力する
mpaosactrev(アクション実行履歴の表示コマンド)を実行すると、アクション実行履歴ファイルに、以下の形式で表示されます。
時刻 番号 POPUP アクション管理番号 処理 [HOST=実行先 ADDR=コンピュータ名] |
項目は、以下の値を表しています。
項目名 |
値 |
時刻 |
出力したアクションの情報の処理を行った日時 |
番号 |
イベント監視の条件定義と比較したイベントのサービスを起動してからの通番です。 |
アクション管理番号 |
アクションを管理する番号を表示します。アクション管理画面の“管理番号”と一致します。 |
処理 |
以下のどれかになります。
REQUEST:
実行待ち状態になりました。
START:
アクションが開始しました。
NORMAL:
アクションが正常終了しました。
DELETE:
アクション管理画面より削除されました。
ERROR:
なんらかのエラーが発生しました。 |
HOST=実行先 |
処理が“START”の場合に、ポップアップを実行したアクション実行先ホスト名を表示します。 |
ADDR=コンピュータ名 |
処理が“START”の場合に、ポップアップメッセージを送信したコンピュータ名を表示します。コンピュータ名が複数ある場合は、“,”で区切って表示します(最大5個)。 |
■注意事項
- ポップアップメッセージを送信すると、システムログに以下のイベントが出力されます。このイベントの説明には、ポップアップメッセージに送信するメッセージが出力されます。%MSGを使用してポップアップメッセージを送信した場合、イベントを監視する条件にメッセージで特定する条件を設定していると、以下のイベントと一致することになり、アクションの実行がループする場合があります。監視する条件を見直すか、同一アクションの抑止機能を設定してください。
イベントログの種類: |
システムログ |
ソース: |
Application Popup |
イベントID: |
26 |
- ポップアップメッセージを通知するには、アクション実行先ホストおよび通知先マシンにおいて“Messengerサービス”が起動されている必要があります。
- ポップアップメッセージアクションは未起動コンピュータや登録されていないコンピュータ名を宛先に設定した場合、ポップアップメッセージによる通知は行われませんが、アクションは正常終了します。
また、LANケーブルが接続されていない等の通信異常の場合も、同様にポップアップメッセージによる通知は行われませんが、アクションは正常終了します。
ポップアップメッセージアクションが正常終了となるにもかかわらず、ポップアップメッセージが通知されない場合は、[アクション環境設定]ダイアログボックス−[アクション実行先]シートで指定したホスト上でWindows(R)の“NET SEND”コマンドを実行し、ポップアップメッセージの通知ができる環境が整っていることを確認してください。
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