PowerFX V1.0 FFD-Maker説明書 - Microsoft(R) Windows(R) -
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E.4 形式2のファイル定義体一括変換機能 (cnvffx)
形式2(ASP形式)のファイル定義体(拡張子FFX)から、形式1(PowerRW+形式)のファイル定義体(拡張子FFD)をディレクトリ単位に一括して生成する機能です。
起動方法
cnvffxコマンドの起動方法を以下に示します。
- コマンドプロンプトを起動します。
コマンドプロンプトの起動方法を以下に示します。
- Windows(R)の[スタート]−[ファイル名を指定して実行]を選択します。
- ファイル名を指定して実行ダイアログボックスで、cmdと入力して[OK]ボタンをクリックします。
⇒コマンドプロンプトが起動します。
- cnvffxコマンドの記述形式にしたがってパラメーターを指定し、[Enter]キーを押します。
記述形式
cnvffx −p 定義体格納先ディレクトリ名
パラメタ
-p 定義体格納先ディレクトリ名
形式2のファイル定義体が格納されているディレクトリ名を指定します。
指定するディレクトリ名は230文字以内のフルパスで指定してください。
- 形式2のファイル定義体(拡張子FFX)と同一ディレクトリに、同一ファイル名で形式1のファイル定義体(拡張子FFD)が格納されます。
- ファイル定義体のコード系を「EBCDICカナ」から「SJIS」に自動的に変更されます。
- 論理ファイル定義体にキーが定義されている場合、関連する物理ファイル定義体の対応する項目にキーを定義する必要があります。
- 格納先に同じファイル名の形式1のファイル定義体が存在する場合は、"変換済"となり、上書きはされません。
- コマンド実行時にエラーが発生した場合、変換元のファイル名が標準出力先に出力され、処理は継続されます。
- 論理ファイル定義体を変換する場合、論理ファイル定義体内に記述されているパス位置(論理ファイル定義体との相対パス位置)に、構成する物理ファイル定義体がなくてもコマンド実行時にはエラーとなりません。コマンド実行後、FFD−Makerで編集する場合には、構成する物理ファイル定義体が必要となります。
構成する物理ファイル定義体が、相対パス位置に存在しない場合には、FFD−Makerの[環境設定]-[入替え]で変更可能です。
- 指定できるディレクトリ名は、半角英数字のみです。全角文字、スペース等はエラーとなります。
- エラー発生時に表示されるエラー番号は、FFD−Makerヘルプを参照してください。
- 形式2のファイル定義体を形式1に変換時、P19119などの変換エラーが発生した場合には、エラーが発生したファイル定義体をFFD-Makerを用いて個別に変換してください。このとき、cnvffxコマンドで出力されたエラーの原因となるエラーをFFD-Makerで確認し、そのエラーに対処してください。
- 形式2のファイル定義体に見出しが未設定の場合、変換後レコード名に“レコード”と設定されます。
- 形式2から形式1へ変換する場合の注意事項については、「D.1.2 論理ファイルのファイル定義体についての注意事項」を参照してください。
- Administrator権限を持つユーザでimpmoコマンドで移入した形式2のファイル定義体をそのままcnvffxコマンドで変換する場合には、Administrator権限を持つユーザでcnvffxコマンドで実行してください。
- 本コマンドが出力するエラーメッセージについては、「E.5.4 cnvffxコマンドで出力されるメッセージ」を参照してください。
出力形式
コマンドを実行した場合、出力形式を以下に示します。
ファイル定義体名 | 正常/エラー/変換済 | エラー番号
cnvffxコマンドの復帰値を以下に示します。
cnvffxコマンドの記述例を以下に示します。
- 例:
cドライブのFFDDATA内のファイル定義体をASP形式からPowerRW+形式に変換します。
cnvffx -p c:\FFDDATA
**************************************************
start cnvffx command
**************************************************
定義体名 | 変換状態 | エラー番号
==================================================
FFD1.FFX | エラー | 19004
--------------------------------------------------
FFD2.FFX | 正常 |
--------------------------------------------------
FFD3.FFX | 変換済 |
--------------------------------------------------
全てのファイル定義体の変換処理が終了しました。
**************************************************
end cnvffx command
**************************************************
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この例では、FFD1.FFXは変換時に19004のエラー(FFD-Makerヘルプでは、
”参照している物理ファイルとの対応関係が正しくないため、読込めません。”
のエラーである)が発生し、FFD3.FFXは、既にFFD3.FFDのファイル定義体が存在
しているため、変換していないことを示しています。
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