PowerFX V1.0 運用説明書 - Microsoft(R) Windows(R) -

3.5.1 変数のトレース

変数のトレース例および出力結果を以下に示します。

変数のトレース

#トレース有効時の処理をコマンドとして定義
proc Vartrce { para1 para2 para3 } {
   upvar $para1 var
   switch $para3 {
      unset { puts stdout "変数$para1 が削除された" }
      write { puts stdout "変数$para1 が書き込まれた　値は$var" }
      read { puts stdout "変数$para1 が読み込まれた　値は$var" }
   }
}
#トレースを有効にする（無効の場合はコメントアウトする）
trace add variable x {unset write read} Vartrce
#トレースをとるスクリプト
set x 1
set y [expr $x + 1]
set x [expr $y + 1]
puts stdout "変数x の値は$x"
unset x     

• [トレースが無効の場合の出力結果]

  C:\ >exectcl vartrace.pcl
  変数x の値は3

  
  

• [トレースが有効の場合の出力結果]

  C:\ >exectcl vartrace.pcl
  変数x が書き込まれた　値は1
  変数x が読み込まれた　値は1
  変数x が書き込まれた　値は3
  変数x が読み込まれた　値は3
  変数x の値は3
  変数x が削除された