PowerFX V1.0 運用説明書 - Microsoft(R) Windows(R) -
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第3章 TCLplus> 3.4 TCLplusコマンド

3.4.25 open

機能:

ファイルをオープンします。

形式:

open filenameaccess

オプション:

なし

パラメーター:

filename
オープンするファイル名を絶対パスまたは相対パスで指定します。フォルダの区切りは円記号(\)の他にスラッシュ(/)で記述することが可能です。円記号を使用する場合は、ファイル名全体を中括弧"{}"で囲みます。また、ファイル名にスペースまたはタブが含まれる場合は、ダブルクォーテーション(")で囲みます。

access
アクセスモードの指定をします。省略時は、読み込み専用(r)です。指定内容とその意味は"表3.14 アクセスモードの種類"のとおりです。

[表3.14 アクセスモードの種類]

コード

説明

r

読み込み専用モードでオープンします(省略時)。ファイルが存在しない場合、エラーになります。

r+

読み書きモードでオープンします。ファイルが存在しない場合、エラーになります。

w

書き込み専用モードでオープンします。ファイルが存在している時は上書きします。なければ新規作成します。

w+

読み書きモードでオープンします。ファイルが存在している時は上書きします。なければ新規作成します。

a

書き込み専用モードでオープンします。ファイルが存在しない場合、エラーになります。書き込みデータは、ファイルの最後に追加されます。

a+

読み書きモードでオープンします。なければ、新規に作成します。書き込みデータはファイルの最後に追加されます。

復帰値:

チャンネルI
オープンしたファイルへのアクセスにはチャンネルIDが必要になるため、必ず変数に格納してください。

注意事項:

使用例:

新規ファイルを書き込みモードでオープンし、文字列を書き込みます。

set chid [open newfile.txt w+]
puts $chid "新しいファイルに文字列を書き込む"
close $chid


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