Interstage Application Server マルチシステム運用ガイド |
目次
索引
![]() ![]() |
第3章 マルチシステム機能の運用 | > 3.2 拡張システムの運用 |
拡張システムの初期化の手順について説明します。拡張システムを利用するには以下の手順でセットアップを実施します。
上記作業を行った後は、isstartコマンドによりInterstageを起動することができます。
必要であれば、システムプロフィールの設定を行うこともできます。
Interstage運用操作ツールを利用して、拡張システムをセットアップする場合は、iscreatesysコマンドにより拡張システムを生成した後で、拡張システム用のInterstage運用操作ツールを起動します。
その後、WebブラウザよりInterstage運用操作ツールにログオンします。ログオンする際に、Webブラウザには、システム名を選択するリストボックスが表示されます。ユーザ名、パスワード、システム名を指定して拡張システムのInterstage運用操作ツールにログオンしてください。
拡張システムでInterstage運用操作ツールを利用する場合の詳細については、“Interstage運用操作ツール”を参照してください。
拡張システムを使用するためには、iscreatesysコマンドを使用して、拡張システムを生成します。拡張システムの生成は、デフォルトシステムのInterstageのセットアップが行われていない状態でも実施することが可能です。
iscreatesysコマンドの詳細については、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。
isgendefコマンドにより、システム規模を引数で指定して、拡張システムのInterstageシステム定義ファイルを生成します。この場合、拡張システムのシステム名を-Mオプションにて指定する必要があります。または環境変数“IS_SYSTEM”にシステム名を指定してからコマンドを実施する必要があります。
isgendefコマンドによりInterstageシステム定義ファイルが、以下の場所に生成されます。
/var/opt/FJSVisas/system/システム名/FJSVisas/etc/isdef/isconf.txt |
isregistdefコマンドにより、isgendefコマンドで生成したInterstageシステム定義ファイルをシステムに登録します。この場合、拡張システムのシステム名を-Mオプションにて指定する必要があります。または環境変数“IS_SYSTEM”にシステム名を指定してからコマンドを実施する必要があります。
isregistdefコマンドによりInterstage動作環境定義ファイルが、以下の場所に生成されます。
/var/opt/FJSVisas/system/システム名/FJSVisas/etc/isreg/isinitdef.txt |
Interstage動作環境定義ファイルには、システム間で重複が許されていない定義項目が存在します。重複が許されない定義の項目については、“Interstage動作環境定義”を参照してください。
isinitコマンドにより、Interstageを初期化します。この場合、拡張システムのシステム名を-Mオプションにて指定する必要があります。また、運用形態(TYPE1など)も指定する必要があります。または環境変数“IS_SYSTEM”にシステム名を指定してからコマンドを実施する必要があります。
その他の動作は、マルチシステム機能を使用しない場合のisinitコマンドと相違点はありません。
isinitコマンドが完了した後は、Interstageの起動/停止やアプリケーションの作成/登録/運用を行うことができます。
システムのプロフィールを設定できます。
プロフィールは、システムの説明文であり、64バイトまでの文字列が指定でき、islistsysコマンドを実行した時に、その内容を参照できます。
プロフィールは、システムに対応して以下のファイルを作成し、そのファイルに記述することで指定できます。
/etc/opt/FJSVisas/profile/システム名.txt |
なお、プロフィールとして64バイトを超えた文字列を記述した場合、islistsysコマンドでは、プロフィールとして64バイト以内の内容しか表示されません。65バイト目以降の説明文は、切り捨てて表示されますので、注意が必要です。
目次
索引
![]() ![]() |