Interstage Application Server Webサーバ運用ガイド(InfoProvider Pro編)
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第5章 拡張CGIアプリケーションの作成方法> 5.2 拡張CGIアプリケーションの作成方法

5.2.4 インタフェースファイル

 InfoProvider Proは、HTTPヘッダ情報から取得した情報をインタフェースファイルに格納し、拡張CGIゲートウェイアプリケーションに渡します。HTTPヘッダ情報に設定されていない情報は格納されません。インタフェースファイルに格納される情報の中には、要求ごとに更新されるものもあります。また、環境変数と重複して設定されている情報もありますが、どちらを使用してもかまいません。
 インタフェースファイルのファイル名は、環境変数"GAI_INTERFACE_FILE_NAME"から取得できます。

■設定される情報

 インタフェースファイルには、"キーワード=値"の形式で、以下の情報が設定されます。

items=設定項目数 (当項目を除いた、以降に設定されている項目数)
argc=argv個数 (argvが存在しない場合、argc=0と設定されます)
argv1=引数1 (引数が順次設定されます)
argv2=引数2
 ・     (argcで指定された個数分のargvが設定されます)
 ・
  ・
script-name=処理スクリプト名
pre-script=前回要求したスクリプト名
content-type=コンテントタイプ
content-length=コンテント長
call-count=呼び出し回数
server-software=サーバソフト名
server-name=InfoProvider Proの環境定義ファイルで指定された"hostname"の値
server-port=サーバポート番号
request-method=要求形式
gateway-interface=ゲートウェイインタフェース
server-protocol=サーバプロトコル
query-string=デコードしていないURLのアーギュメント
remote-host=Webブラウザの動作しているマシンのホスト名
remote-addr=Webブラウザの動作しているマシンのIPアドレス
auth-type=認証形式
remote-user=認証されたユーザ名
cookie=クッキー
https=SSLを使用しているかどうか
その他ヘッダ=その他ヘッダ情報
 ・     (その他ヘッダは指定された内容が設定されます)
 ・
 ・
HTTPのボディ部のヘッダ=ボディ部


 一部のWebブラウザでは、ポート番号に80(HTTPS(SSL)なら443)を指定した場合と省略された場合とが別サーバであると判断され、Cookieヘッダが送信されない場合があります。そのため、アプリケーションでCookieによる制御を行う場合は、Webブラウザからの呼び出し方がどちらかに統一されるようにHTML、アプリケーションを構築することをお勧めします。


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