Interstage Application Server Webサーバ運用ガイド(InfoProvider Pro編)
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第5章 拡張CGIアプリケーションの作成方法> 5.2 拡張CGIアプリケーションの作成方法

5.2.3 環境変数

 InfoProvider Proは、拡張CGIアプリケーションを起動するとき、環境変数に情報を設定します。拡張CGIアプリケーションが終了するまで情報の内容は変わりません。
 拡張CGIアプリケーションから参照できる環境変数を以下に示します。

環境変数名

説明

GAI_HTTP_DAEMON_NAME

現在使用しているHTTPデーモンのデーモン名です。

GAI_SERVER_NAME

InfoProvider Proの環境定義ファイルで指定された"hostname"の値です。

GAI_REMOTE_HOST

処理要求をしてきたWebブラウザのホスト名です。常駐型の拡張CGIの場合は設定されません。

GAI_REMOTE_ADDR

処理要求をしてきたWebブラウザのIPアドレスです。常駐型の拡張CGIの場合は設定されません。

GAI_AUTH_TYPE

利用者の認証形式です。常駐型の拡張CGIの場合は設定されません。

GAI_REMOTE_USER

認証されたユーザ名です。常駐型の拡張CGIの場合は設定されません。
クライアント認証の場合には、ユーザ名としてクライアント認証識別子が設定されます。

GAI_GATEWAY_INTERFACE

拡張CGIのバージョンです。
固定値で、"GAI/1.1"が設定されます。

GAI_GW_ACSTOP

拡張CGI環境定義ファイルで指定された"gw-acstop"の値です。

GAI_ACSTOP

InfoProvider Proの環境定義ファイルで指定された"acstop"の値です。

GAI_SESSION_ID

起動されたセションの識別子です。

GAI_GWID

現在起動中のゲートウェイ識別子です。

GAI_INTERFACE_FILE_NAME

HTTPヘッダ情報を格納するインタフェースファイルのパス名です。

GAI_SERVER_PORT

InfoProvider Pro起動時のポート番号です。

GAI_topHTML

拡張CGI環境定義ファイルで指定された"gw-topHTML"の値です。

GAI_logoutHTML

拡張CGI環境定義ファイルで指定された"logout"のHTML文書の値です。

GAI_COOKIE

拡張CGIアプリケーションを起動した時のCookieの値です。

GAI_HTTPS

SSLを使用してInfoProvider Proを起動している場合、"ON"が設定されます。
SSLを使用しない場合、"OFF"が設定されます。

GAI_GW_TYPE

拡張CGIの起動タイプが設定されます。
“SESSION" : セション管理型
“RESIDENT": 常駐型


 一部のWebブラウザでは、ポート番号に80(HTTPS(SSL)なら443)を指定した場合と省略された場合とが別サーバであると判断され、Cookieヘッダが送信されない場合があります。そのため、アプリケーションでCookieによる制御を行う場合は、Webブラウザからの呼び出し方がどちらかに統一されるようにHTML、アプリケーションを構築することをお勧めします。


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