MessageQueueDirector説明書
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第2部 拡張機能編> 第11章 イベントチャネル連携サービス> 11.3 環境作成> 11.3.2 環境作成の説明

11.3.2.3 非同期メッセージ基盤の環境作成

 CORBAサービスの環境を作成した後、送信側および受信側のサーバで使用する非同期メッセージ基盤に応じた環境作成を行います。以下に各非同期メッセージ基盤を使用する場合の環境の作成方法を説明します。

 なお、Interstage管理コンソールを用いて非同期メッセージ基盤の環境作成を行う場合は、表11.12に説明する各設定項目に相当するInterstage管理コンソール上の設定に、適切な値を設定してください。

ノーティフィケーションサービスを使用する場合の環境作成

 非同期メッセージ基盤としてノーティフィケーションサービスを使用する場合の環境の作成方法を以下に説明します。ノーティフィケーションサービスの環境作成方法の詳細については、“アプリケーション作成ガイド(イベントサービス編)”を参照してください。

 表11.12にイベントチャネル連携サービスを使用する際に考慮が必要なノーティフィケーションサービスの構成情報のオプション項目を示します。その他のオプションについては使用する環境に応じた適切な値を設定してください。

[表11.12 ノーティフィケーションサービスの構成情報のオプション設定項目]

オプション

Interstage管理コンソールの設定項目名(注2)

留意事項

-coninit

“送信に使用するイベントチャネルのグループ数”をユーザの見積り値に加えます。

-supinit

“受信に使用するイベントチャネルのグループ数”をユーザの見積り値に加えます。

-pltime

不揮発運用時のイベントデータ生存時間

“0(無限大)”を指定します。

-dchmax

動的イベントチャネル最大起動数

動的生成のイベントチャネルは使用できないため、設定できません。

-sthinit,-sthmax,

-onewayおよび-chksend

pushモデルは使用できないため、設定できません。

-ltrntime

ローカルトランザクションのタイムアウト時間

パッキング転送機能を使用する場合、サービス定義で指定した“CHANNELセクションのpackmsg_wtimeキーワード値”×3以上を設定してください。(注1)

注1) サービス定義およびCHANNELセクションの詳細は、“11.3.3.1 サービス定義の記述”を参照してください。

注2) Interstage管理コンソールを使用する場合でInterstage管理コンソールの設定項目名がない場合、“アプリケーション作成ガイド(イベントサービス編)”の“2.3.1 構成情報の設定”に記述されている“省略値”としてください。

 なお、現在の環境が上記設定項目を満足している場合、本操作は不要です。

JMSを使用する場合の環境作成

 非同期メッセージ基盤としてJMSを使用する場合の環境の作成方法は、ノーティフィケーションサービスを使用する場合と同じです。JMSの環境作成方法の詳細については、“J2EEユーザーズガイド”を参照してください。

MQDを使用する場合の環境作成

 非同期メッセージ基盤としてMQDを使用する場合の環境の作成方法は、本マニュアルの“第3章 環境作成” を参照してください。


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