MessageQueueDirector説明書
目次 索引 前ページ次ページ

第2部 拡張機能編> 第11章 イベントチャネル連携サービス> 11.2 機能> 11.2.1 サーバ間の非同期メッセージ通信

11.2.1.3 イベントチャネル連携サービスの通信概念

 サーバ間の非同期通信では、メッセージの送信元となる送信キューとメッセージの受信先となる受信キューの対応関係を以下の概念により関連付けています。

MQDサーバ識別

 サーバ間の非同期通信を行う各サーバ上のイベントチャネル連携サービスが動作するMQDを識別する識別子です。本識別子は、イベントチャネル連携サービスで接続するサーバ間で一意な値にします。

 メッセージの送信側のイベントチャネル連携サービスでは、メッセージの受信側のイベントチャネル連携サービスの相手MQDサーバ識別子を指定することでメッセージの送信先を特定します。

送信キュ

 送信キューは、メッセージを相手サーバに送信するために使用するキューです。

受信キュ

 受信キューは、サーバ間でメッセージ受信するために使用するキューです。

チャネルコネクショ

 送信キューと受信キューの論理的な結合関係です。チャネルコネクションは、以下の契機で自動的に接続されます。

送信チャネル識別

 任意のチャネルコネクションを特定するための識別子です。イベントチャネル連携サービスの通信を制御する場合に使用します。

 送信チャネル識別子は、MQDシステム内で一意な値にします。

 イベントチャネル連携サービスの通信を制御する詳細については、“11.2.3 サービスの通信制御”を参照してください。

 イベントチャネル連携サービスの通信概念について、図11.15に示します。

[図11.15 イベントチャネル連携サービスの通信概念]

 送信キューと受信キューの対応関係は、イベントチャネル連携サービスのサービス定義で指定します。詳細については、“11.3.3.1 サービス定義の記述”を参照してください。


目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2005