MessageQueueDirector説明書
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11.2.1.4 メッセージ送信
サーバ間でメッセージを送信する機能です。イベントチャネル連携サービスのサービス定義において、送信キューと受信キューの対応関係を定義することで、送信キューから受信キューへメッセージを送信します。
メッセージの送信の流れを図11.16に示します。

[図の説明]
1) 送信アプリケーションが利用する非同期メッセージ基盤のAPIを用いて送信キューにメッセージを格納します。
2) イベントチャネル連携サービスがサービス定義にしたがって自動的に送信キューから、メッセージを取り出します。
3) CORBAサービスを使用して相手サーバのイベントチャネル連携サービス(CORBAサービスのサーバアプリケーションに相当)を呼び出すことで受信キューにメッセージを送信します。
注意事項
イベントチャネル連携サービスのメッセージ送信機能を使用する場合、以下の点に注意してください。
- 送信可能な最大メッセージ長
イベントチャネル連携サービスで送信可能なメッセージの最大長は、約2Mバイト(2,088,960バイト)です。
- チャネルコネクションを初期化した場合の動作
送信側の非同期メッセージ基盤がノーティフィケーションサービスまたはJMSであり、かつ送信キューをMultiCastモデルとして利用する場合、チャネルコネクションを初期化すると、その時点で送信キューに滞留していたメッセージは受信キューに送信されません。チャネルコネクションの初期化はメッセージが滞留していない状態で実行してください。
- イベントチャネル連携サービスが未起動状態で格納されたメッセージの扱い
イベントチャネル連携サービスが未起動状態で送信キューに格納されたメッセージは、イベントチャネル連携サービスを再起動した際に送信されます。
ただし、送信側の非同期メッセージ基盤がノーティフィケーションサービスまたはJMSであり、かつ送信キューをMultiCastモデルとして利用する場合、イベントチャネル連携サービスを初めて起動するまでに送信キューに格納されたメッセージは送信されません。
- 相手サーバに送信可能なメッセージの形式
相手サーバに送信可能なメッセージの形式は、“11.5 アプリケーションの作成方法”に示すメッセージの形式の範囲で使用してください。送信できない形式のメッセージを送信キューに格納すると、当該送信キューの以降のメッセージは相手サーバへ送信されません。
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