ユーザデータベースの復旧について説明します。
以下の手順で実行してください。
各ノードが並列で表記されている場合は、どのノードを先に実行しても問題ありません。
複写元システム | 複写先システム | ||
---|---|---|---|
正系ノード | 副系ノード | 正系ノード | 副系ノード |
1.正系ノードまたは副系ノードで障害発生 | |||
2.サービスの通常停止 | |||
3.障害原因の排除 | |||
6.DRレプリケーション業務の停止 | |||
7.DRレプリケーション環境の初期化 | |||
8.DRレプリケーション業務の起動 | |||
9.サービスの開始 | 9.サービスの開始 |
正系ノードまたは副系ノードで障害発生
RDBREPORTなどから、どちらのシステムのユーザデータベースに異常が発生したかを確認します。
サービスの通常停止
DBミラーリングサービスを「通常停止」します。
障害原因の排除
復旧対象システムで、ディスクの交換などを行い復旧します。
ユーザデータベースの復旧
復旧対象システムで、メディアリカバリ機能により、障害発生直前の状態にユーザデータベースを復旧します。
複写元システム(副系ノード)のユーザデータベースが復旧対象の場合は、複写元システム(正系ノード)のユーザデータベースから、rdbunlコマンドおよびrdbsloaderコマンドで復旧することもできます。
詳細は、“Mirroring Controller 運用ガイド”の“データベースの異常”を参照してください。
また、表定義に可変長列とBLOB列が存在する場合は、複写元システム(正系ノード)のデータベースから取得したアンロードデータを使用し、rdbsloaderコマンドによって複写元システム(正系ノード)のユーザデータベースにも適応しなおします。
データベースの復旧後は、DBミラーリングサービスを開始しないでください。
Mirroring Controller環境の復旧
手順4で複写元システム(正系ノード)のRLP管理オブジェクトも復旧した場合は、Mirroring ControllerのRLP管理オブジェクトの初期化とMirroring Controllerのデータベース資源の関連付けを行います。
詳細は、“Mirroring Controller 運用ガイド”の“ノードの切替えを行わずにリカバリを行う場合”を参照してください。
Mirroring Controller環境復旧後は、DBミラーリングサービスを開始しないでください。
DRレプリケーション業務の停止
lxrepdrrep -p RLP名 -a stop -m n -k both -f DRサーバ環境ファイル名 [-w 作業ディレクトリパス名]
DRレプリケーション環境の初期化
以下の場合、DRレプリケーションを初期化します。
複写元システム(副系ノード)のユーザデータベースを、複写元システム(正系ノード)から、全複写(rdbunlコマンドおよびrdbsloaderコマンドなど)で復旧した場合
複写元システム(正系ノード)のユーザデータベースの復旧で、Mirroring ControllerのRLP管理オブジェクトも復旧した場合
複写元システム | 複写先システム | ||
---|---|---|---|
正系ノード | 副系ノード | 正系ノード | 副系ノード |
1.RERUNログの取得停止 | |||
2.サービスの通常停止 | |||
3.RLPの初期化・全複写 | |||
4.サービスの開始 | 4.サービスの開始 |
RERUNログの取得停止
lxrepdrdis -p RLP名 -m drstop -k both -f DRサーバ環境ファイル名
サービスの通常停止
DBミラーリングサービスを「通常停止」します。
(DBミラーリングサービスを開始していない場合は不要です)
RLPの初期化・全複写
RLPを初期化した後、複写先データベースを再創成します。
初期化対象RLPは以下です。RLPの初期化・全複写の詳細は、“12.3.4 RLPの初期化”を参照してください。
RLPの初期化およびRERUNログの取得停止(終了オフライン)対象RLP | |
---|---|
前記の(a)の場合 | rdbunl, rdbsloaderで復旧したDSIに対応するDRレプリケーションのRLP |
前記の(b)の場合 | 復旧したRLP管理オブジェクトに対応するDRレプリケーションのRLP |
サービスの開始
停止したDBミラーリングサービスを開始します。
DRレプリケーション業務の起動
lxrepdrrep -p RLP名 -a start -k both -f DRサーバ環境ファイル名 [-w 作業ディレクトリパス名]
サービスの開始
停止したDBミラーリングサービスを開始します。
以下の手順で実行してください。
各ノードが並列で表記されている場合は、どのノードを先に実行しても問題ありません。
複写元システム | 複写先システム | ||
---|---|---|---|
正系ノード | 副系ノード | 正系ノード | 副系ノード |
1.正系ノードまたは副系ノードで障害発生 | |||
2.サービスの保守停止(注1) | |||
5.サービスの通常停止 | |||
6.障害原因の排除 | |||
9.サービスの開始 | 9.サービスの開始 | ||
10.RERUNログの取得開始 |
注1) 表定義に可変長列とBLOB列が存在する場合は、複写元システム(正系ノード)からDBミラーリングサービスを「通常停止」します。
注2) 表定義に可変長列とBLOB列が存在する場合は、複写元システム(正系ノード)のDBミラーリングサービスも開始します。
正系ノードまたは副系ノードで障害発生
RDBREPORTなどから、どちらのシステムのユーザデータベースに異常が発生したかを確認します。
サービスの保守停止
DBミラーリングサービスを「保守停止」します。
なお、表定義に可変長列とBLOB列が存在する場合は、DBミラーリングサービスを「通常停止」します。
DRレプリケーション業務の停止
lxrepdrrep -p RLP名 -a stop -m n -k both -f DRサーバ環境ファイル名 [-w 作業ディレクトリパス名]
RERUNログの取得停止(DRオフライン)
lxrepdrdis -p RLP名 -m drstop -k both -f DRサーバ環境ファイル名
サービスの通常停止
DBミラーリングサービスを「通常停止」します。
障害原因の排除
復旧対象システムで、ディスクの交換などを行い復旧します。
ユーザデータベースの復旧
復旧対象システムで、メディアリカバリ機能により、障害発生直前の状態にユーザデータベースを復旧します。
複写先システム(副系ノード)のユーザデータベースが復旧対象の場合は、複写先システム(正系ノード)のユーザデータベースから、rdbunlコマンドおよびrdbsloaderコマンドで復旧することもできます。
詳細は、“Mirroring Controller 運用ガイド”の“データベースの異常”を参照してください。
データベースの復旧後は、DBミラーリングサービスを開始しないでください。
また、表定義に可変長列とBLOB列が存在する場合は、複写先システム(正系ノード)のデータベースから取得したアンロードデータを使用し、rdbsloaderコマンドによって複写元システム(正系ノードと副系ノード)のデータベースにも適応します。
Mirroring Controller環境の復旧
複写先システム(正系ノード)のRLP管理オブジェクトを復旧する場合は、Mirroring ControllerのRLP管理オブジェクトの初期化とMirroring Controllerのデータベース資源の関連付けを行います。
詳細は、“Mirroring Controller 運用ガイド”の“ノードの切替えを行わずにリカバリを行う場合”を参照してください。
Mirroring Controller環境復旧後は、DBミラーリングサービスを開始しないでください。
サービスの開始
停止したDBミラーリングサービスを開始します。
RERUNログの取得開始
lxrepdrena -p RLP名 -k both -f DRサーバ環境ファイル名
DRレプリケーション業務の起動
lxrepdrrep -p RLP名 -a start -k both -f DRサーバ環境ファイル名 [-w 作業ディレクトリパス名]
サービスの開始
停止したDBミラーリングサービスを開始します。
なお、表定義に可変長列とBLOB列が存在する場合は、複写元システム(正系ノード)のDBミラーリングサービスを開始します。