ログ管理ファイル、テンポラリログファイルまたはアーカイブログファイルの復旧について説明します。
以下の手順で実行してください。
各ノードが並列で表記されている場合は、どのノードを先に実行しても問題ありません。
複写元システム | 複写先システム | ||
---|---|---|---|
正系ノード | 副系ノード | 正系ノード | 副系ノード |
1.正系ノードまたは副系ノードで障害発生 | |||
2.サービスの停止 | |||
3.DRレプリケーション業務の停止 | |||
4.Symfoware/RDBの停止 | 4.Symfoware/RDBの停止 | ||
(アーカイブログファイルの復旧の場合) 5.BCログ管理ファイルの再作成 | |||
6.障害原因の排除 | |||
(ログ管理ファイル、アーカイブログファイルの復旧の場合) 9.RLP再登録 (注) | |||
10.Symfoware/RDBの起動 | 10.Symfoware/RDBの起動 | ||
(DCUを再構築した場合) 12.DRレプリケーション環境の初期化 | |||
13.DRレプリケーション業務の起動 | |||
14.サービスの開始 | 14.サービスの開始 |
注) DRレプリケーション用RLP、Mirroring Controller用RLP
正系ノードまたは副系ノードで障害発生
RDBREPORTなどから、どちらのシステムのログファイルに異常が発生したかを確認します。
サービスの停止
以下のようにDBミラーリングサービスを停止します。
復旧対象 | 複写元システム | 複写先システム | ||
---|---|---|---|---|
正系ノード | 副系ノード | 正系ノード | 副系ノード | |
複写元システム(正系ノード) | サービスの緊急停止 | サービスの緊急停止 | ||
複写元システム(副系ノード) | サービスの緊急停止 | サービスの緊急停止 |
DRレプリケーション業務の停止
lxrepdrrep -p RLP名 -a stop -m n -k both -f DRサーバ環境ファイル名 [-w 作業ディレクトリパス名]
Symfoware/RDBの停止
Symfoware/RDBを停止します。
BCログ管理ファイルの再作成
復旧対象ノードのMirroring ControllerのBCログ管理ファイルを再作成します。
詳細は、“Mirroring Controller 運用ガイド”を参照してください。
復旧対象ノードで、lxrepdrlogコマンドを実行し、BCログ管理ファイルを再作成します。
lxrepdrlog -M -r
障害原因の排除
復旧対象システムで、ディスク交換などを行い復旧します。
Symfoware/RDBのログ関連ファイルの復旧
復旧対象ログ関連ファイル | 復旧操作 |
---|---|
ログ管理ファイル | 復旧対象システムで、下記資源の復旧を行います。
|
テンポラリログファイル | 復旧対象システムで、障害のあるテンポラリログファイルを復旧します。 |
アーカイブログファイル | 復旧対象システムで、障害のあるアーカイブログファイルを復旧します。 |
注)Symfoware/RDBに定義されているすべてのロググループ(DRレプリケーション対象ロググループを含みます)について、ログ関連ファイルを復旧します。
Mirroring Controller環境の復旧
復旧対象システムで、DBミラーリングシステム環境を復旧します。
詳細は、“Mirroring Controller 運用ガイド”を参照してください。
なお、復旧後、DBミラーリングサービスは起動しないでください。
RLP再登録
ログ管理ファイルまたはアーカイブログファイルを復旧する場合は、DRレプリケーションの全RLPを、BCログ管理ファイルに再登録します。
lxrepdrrlp -A -p RLP名 -S 送信用RLMファイル名 lxrepdrrlp -V -D
Mirroring Controllerの全RLPを再登録します。詳細は、“Mirroring Controller 運用ガイド”の“BCログ管理ファイルの異常”を参照してください。
Symfoware/RDBの起動
Symfoware/RDBを起動します。
監視プロセス起動
複写元システムの両ノードのConnection Managerの監視プロセスを起動します。
DRレプリケーション環境の初期化
手順8でMirroring ControllerのDCUを再構築した場合は、DRレプリケーション環境を初期化します。
複写元システム | 複写先システム | ||
---|---|---|---|
正系ノード | 副系ノード | 正系ノード | 副系ノード |
1.RERUNログの取得停止 | |||
2.サービスの通常停止 | |||
3.RLPの初期化・全複写 | |||
4.サービスの開始 | 4.サービスの開始 |
RERUNログの取得停止
lxrepdrdis -p RLP名 -m term -k both -f DRサーバ環境ファイル名
サービスの通常停止
DBミラーリングサービスを「通常停止」します。
(DBミラーリングサービスを開始していない場合は不要です)
RLPの初期化・全複写
RLPを初期化した後、複写先データベースを再創成します。
初期化対象RLPは、復旧DCUに対応したDRレプリケーションのRLPです。
RLPの初期化・全複写の詳細は、“12.3.4 RLPの初期化”を参照してください。
サービスの開始
停止したDBミラーリングサービスを開始します。
DRレプリケーション業務の起動
lxrepdrrep -p RLP名 -a start -k both -f DRサーバ環境ファイル名 [-w 作業ディレクトリパス名]
サービスの開始
停止したDBミラーリングサービスを開始します。
以下の手順で実行してください。
各ノードが並列で表記されている場合は、どのノードを先に実行しても問題ありません。
複写元システム | 複写先システム | ||
---|---|---|---|
正系ノード | 副系ノード | 正系ノード | 副系ノード |
1.正系ノードまたは副系ノードで障害発生 | |||
2.サービスの保守停止(注1) | |||
4.サービスの停止 | |||
5.Symfoware/RDBの停止 | 5.Symfoware/RDBの停止 | ||
(アーカイブログファイルの復旧の場合) 6.BCログ管理ファイルの再作成 | |||
7.障害原因の排除 | |||
(ログ管理ファイル、アーカイブログファイルの復旧の場合) 10.RLP再登録 (注2) | |||
11.Symfoware/RDBの起動 | 11.Symfoware/RDBの起動 | ||
(複写先システムのDCUを再構築した場合) 13.DRレプリケーション環境の初期化 | |||
14.DRレプリケーション業務の起動 | |||
15.サービスの開始 | 15.サービスの開始 |
注1) 表定義に可変長列とBLOB列が存在する場合は、複写システム(正系ノード)からDBミラーリングサービスを「通常停止」します。
注2) DRレプリケーション用RLP、Mirroring Controller用RLP
正系ノードまたは副系ノードで障害発生
RDBREPORTなどから、どちらのシステムのログファイルに異常が発生したかを確認します。
サービスの保守停止
DBミラーリングサービスを「保守停止」します。なお、表定義に可変長列とBLOB列が存在する場合は、複写元システム(正系ノード)からDBミラーリングサービスを「通常停止」します。
DRレプリケーション業務の停止
lxrepdrrep -p RLP名 -a stop -m n -k both -f DRサーバ環境ファイル名 [-w 作業ディレクトリパス名]
サービスの停止
以下のようにDBミラーリングサービスを停止します。
復旧対象 | 複写元システム | 複写先システム | ||
---|---|---|---|---|
正系ノード | 副系ノード | 正系ノード | 副系ノード | |
複写先システム(正系ノード) | サービスの緊急停止 | サービスの緊急停止 | ||
複写先システム(副系ノード) | サービスの緊急停止 | サービスの緊急停止 |
Symfoware/RDBの停止
Symfoware/RDBを停止します。
BCログ管理ファイルの再作成
復旧対象ノードで、lxrepdrlogコマンドを実行し、BCログ管理ファイルを再作成します。
lxrepdrlog -M -r
復旧対象ノードのMirroring ControllerのBCログ管理ファイルを再作成します。
詳細は、“Mirroring Controller 運用ガイド”を参照してください。
障害原因の排除
復旧対象システムで、ディスク交換などを行い復旧します。
Symfoware/RDBのログ関連ファイルの復旧
復旧対象ログ関連ファイル | 復旧操作 |
---|---|
ログ管理ファイル | 復旧対象システムで、下記資源の復旧を行います。
|
テンポラリログファイル | 復旧対象システムで、障害のあるテンポラリログファイルを復旧します。 |
アーカイブログファイル | 復旧対象システムで、障害のあるアーカイブログファイルを復旧します。 |
Mirroring Controller環境の復旧
復旧対象システムで、DBミラーリングシステム環境を復旧します。
詳細は、“Mirroring Controller 運用ガイド”を参照してください。
なお、復旧後、DBミラーリングサービスは起動しないでください。
RLP再登録
ログ管理ファイルまたはアーカイブログファイルを復旧する場合は、DRレプリケーションの全RLPを、BCログ管理ファイルに再登録します。
lxrepdrrlp -A -p RLP名 -S 送信用RLMファイル名 lxrepdrrlp -V -D
Mirroring Controllerの全RLPを再登録します。詳細は、“Mirroring Controller 運用ガイド”の“BCログ管理ファイルの異常”を参照してください。
Symfoware/RDBの起動
Symfoware/RDBを起動します。
監視プロセス起動
複写先システムの両ノードのConnection Managerの監視プロセスを起動します。
DRレプリケーション環境の初期化
手順9でMirroring ControllerのDCUを再構築した場合は、DRレプリケーション環境を初期化します。
複写元システム | 複写先システム | ||
---|---|---|---|
正系ノード | 副系ノード | 正系ノード | 副系ノード |
1.RERUNログの取得停止 | |||
2.サービスの通常停止 | |||
3.RLPの初期化・全複写 | |||
4.サービスの開始 | 4.サービスの開始 |
RERUNログの取得停止
lxrepdrdis -p RLP名 -m term -k both -f DRサーバ環境ファイル名
サービスの通常停止
複写先システム(正系ノード)で、DBミラーリングサービスを「通常停止」します。
(DBミラーリングサービスを開始していない場合は不要です)
RLPの初期化・全複写
RLPを初期化した後、複写先データベースを再創成します。
初期化対象RLPは、復旧DCUに対応したDRレプリケーションのRLPです。
RLPの初期化・全複写の詳細は、“12.3.4 RLPの初期化”を参照してください。
サービスの開始
複写先システムの両ノードで、停止したDBミラーリングサービスを開始します。
DRレプリケーション業務の起動
lxrepdrrep -p RLP名 -a start -k both -f DRサーバ環境ファイル名 [-w 作業ディレクトリパス名]
サービスの開始
停止したDBミラーリングサービスを開始します。