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Linkexpress Replication optionV5.0L27 DBミラーリングシステム連携導入運用ガイド

WindowsLinux9.1.2 複写先システムがDBミラーリングシステムの場合

複写先システムが、DBミラーリングシステムの場合のデータベース定義の変更手順を説明します。

参照

ALTER DSIを使用する場合の操作手順については“9.1.2.1 ALTER DSIを使用する場合”を参照してください。

操作手順

説明
  1. dxsvstopコマンドを使用し、複写元システム(正系ノード)のDBミラーリングサービスを通常停止します。

  2. 複写元システム(副系ノード)のDBミラーリングサービスの停止を確認します。

  3. 以下の手順でレプリケーション運用を停止します。

    1. lxrepdisコマンドを使用し、差分ログの取得終了を行います。

    2. lxcanwrkコマンド(-mn指定)またはLinkexpressクライアントの「業務監視ウィンドウ」を使用し、 レプリケーションMC連携業務を停止させます。

    3. “手動による同期操作”を行い、複写元データベースと複写先データベースの同期を行います。詳細は、「導入運用ガイド」の「2.2.1.4 手動による同期操作」を参照してください。

  4. dxsvstopコマンドを使用し、複写先システム(正系ノード)のDBミラーリングサービスを通常停止します。

  5. 複写先システム(副系ノード)のDBミラーリングサービスの停止を確認します。

  6. lxrepdroコマンドを使用し、複写元システム(副系ノード)の抽出定義を削除します。lxtrmsvコマンドおよびlxgensvコマンドを使用し、複写先システム(正系ノード)のDBサービス定義を削除します。複写先システム(副系ノード)のDBサービス定義も同様に削除します。

  7. 複写元システムおよび複写先システムのデータベースの定義操作を行います。

  8. データベース定義の変更に合わせてlxrepcreコマンドの入力ファイルおよびDBサービス定義ファイルを修正します。lxrepcreコマンドを使用し、複写元システム(副系ノード)の抽出定義を作成します。lxgensvコマンドおよびlxintsvコマンドを使用し、複写先システム(正系ノード)のDBサービス定義を作成します。複写先システム(副系ノード)のDBサービス定義も同様に作成します。

  9. DBミラーリングシステムのデータベース資源の関連付けを行います。

  10. データベースの定義操作に伴い、DSIの初期創成が必要な場合は、Symfoware Serverのrdbfmtコマンドやrdbsloaderコマンドの実行、または業務アプリケーションにより、定義操作したDSIに初期データを投入します。

  11. DSIの初期創成を行った場合は、DBミラーリングシステムの全件複写を行い、複写元システム(副系ノード)のデータベースを創成します。

  12. DSIの初期創成を行った場合は、レプリケーションシステムの全複写業務を実行し、複写先システム(正系ノード)のデータベースを創成します。

  13. DSIの初期創成を行った場合は、DBミラーリングシステムの全件複写を行い、複写先システム(正系ノード)から複写先システム(副系ノード)のデータベースを創成します。

  14. dxsvstartコマンドを使用し、複写元システム(正系ノード)のDBミラーリングサービスを開始します。dxsvstartコマンドを使用し、複写元システム(副系ノード)のDBミラーリングサービスを開始します。dxsvstartコマンドを使用し、複写先システム(正系ノード)のDBミラーリングサービスを開始します。dxsvstartコマンドを使用し、複写先システム(副系ノード)のDBミラーリングサービスを開始します。

  15. データの整合性を確認します。

  16. lxrepenaコマンドを使用し、差分ログの取得を開始します。その後、lxstrwrkコマンドまたはLinkexpressクライアントの「業務監視ウィンドウ」を使用し、レプリケーションMC連携業務を起動します。

注意

インデックスDSIの定義変更やインデックスDSIの追加の場合、または、表指定の抽出定義(DSI名省略)に対しDSIを追加した場合は、以下の手順は不要です。

手順6:抽出定義とDBサービス定義の削除

手順8:抽出定義とDBサービス定義の作成

手順12:レプリケーションシステムの全複写

参照

DBミラーリングシステムのデータベース資源の関連付け、データの整合性の確認、DBミラーリングシステムの全件複写、dxsvstopコマンドおよびdxsvstartコマンドの詳細は、以下のいずれかのマニュアルを参照してください。

  • “Symfoware Server データベース二重化導入運用ガイド”

  • “Mirroring Controller 運用ガイド”

  • “Symfoware Server コマンドリファレンス”

  • “Mirroring Controller コマンドリファレンス”

9.1.2.1 ALTER DSIを使用する場合

DSIの分割値の変更またはDSIの容量を拡張する場合の手順を説明します。

なお、以下の場合は“9.1.2 複写先システムがDBミラーリングシステムの場合”の手順で定義変更を行ってください。

操作手順

説明
  1. dxsvstopコマンドを使用し、複写元システム(正系ノード)のDBミラーリングサービスを通常停止します。事前に利用者業務を停止しておく必要があります。

  2. 複写元システム(副系ノード)のDBミラーリングサービスの停止を確認します。

  3. lxcanwrkコマンド(-mn指定)またはLinkexpressクライアントの「業務監視ウィンドウ」を使用し、レプリケーションMC連携業務を停止させます。

  4. dxsvstopコマンドを使用し、複写先システム(正系ノード)のDBミラーリングサービスを通常停止します。

  5. 複写先システム(副系ノード)のDBミラーリングサービスの停止を確認します。

  6. 複写元システムおよび複写先システムにおいて、DSI定義(DSIの分割値またはデータベーススペースの割り付け量)を変更します。

  7. DBミラーリングシステムのデータベース資源の関連付けを行います。

  8. 定義操作したDSIに対し、初期データの入力が必要な場合は、rdbfmtコマンド、rdbsloaderコマンドの実行または業務アプリケーションにより、定義操作したDSIに初期データを入力します。

  9. DSIの初期創成を行った場合は、DBミラーリングシステムの全件複写を行い、複写元システム(副系ノード)のデータベースを創成します。

  10. DSIの初期創成を行った場合は、レプリケーションシステムの全複写業務を実行し、複写先システム(正系ノード)のデータベースを創成します。

  11. DSIの初期創成を行った場合は、DBミラーリングシステムの全件複写を行い、複写先システム(正系ノード)から複写先システム(副系ノード)のデータベースを創成します。

  12. dxsvstartコマンドを使用し、複写元システム(正系ノード)のDBミラーリングサービスを開始します。dxsvstartコマンドを使用し、複写元システム(副系ノード)のDBミラーリングサービスを開始します。dxsvstartコマンドを使用し、複写先システム(正系ノード)のDBミラーリングサービスを開始します。dxsvstartコマンドを使用し、複写先システム(副系ノード)のDBミラーリングサービスを開始します。

  13. データの整合性を確認します。

  14. lxstrwrkコマンドまたはLinkexpressクライアントの「業務監視ウィンドウ」を使用し、レプリケーションMC連携業務を起動します。

定義操作したDSIに対し、rdbfmtによる初期化のみ実施したい場合については、上記手順8~手順11を省略し、手順12を実行後、複写元システムおよび複写先システムの正系ノードで、rdbfmtによるDSIの初期化を実施することも可能です。

参照

DBミラーリングシステムのデータベース資源の関連付け、データの整合性の確認、DBミラーリングシステムの全件複写、dxsvstopコマンドおよびdxsvstartコマンドの詳細は、以下のいずれかのマニュアルを参照してください。

  • “Symfoware Server データベース二重化導入運用ガイド”

  • “Mirroring Controller 運用ガイド”

  • “Symfoware Server コマンドリファレンス”

  • “Mirroring Controller コマンドリファレンス”