DBミラーリングシステム連携のデータベース定義の変更手順を説明します。
ポイント
DBミラーリングシステムの正系ノードのデータベースからレプリケーションを行った場合のデータベース定義の変更は、副系ノードのデータベースからのレプリケーションと同じです。
参照
ALTER DSIを使用する場合の操作手順については“9.1.1 ALTER DSIを使用する場合”を参照してください。
複写先システムがDBミラーリングシステムの場合は、"9.1.2 複写先システムがDBミラーリングシステムの場合"を参照してください。
操作手順
説明
dxsvstopコマンドを使用し、DBミラーリングサービスを通常停止します。
レプリケーション運用を停止します。
詳細は、“導入運用ガイド”の“レプリケーション運用の終了”を参照してください。
表を指定した抽出定義(DSI名省略)の表に対しDSIを追加する場合は、レプリケーション運用を停止する必要はありません。
lxrepdroコマンドを使用し抽出定義を削除します。
DBサービス運用が開始されている場合は、lxtrmsvコマンドでDBサービス運用を通常停止します。
lxgensvコマンドを使用しDBサービス定義を削除します。
表を指定した抽出定義(DSI名省略)の表に対しDSIを追加する場合は、抽出定義およびDBサービス定義を削除する必要はありません。
複写元システムおよび複写先システムのデータベースの定義操作を行います。
複写元システムにDSIを追加した場合において、複写先システムにDSIを追加する必要のない場合は(例:DSIの容量が十分である場合など)、複写先システムにDSIを追加する必要はありません。
データベース定義の変更に合わせてlxrepcreコマンドの入力ファイルおよびDBサービス定義ファイルを修正します。
lxrepcreコマンドによって抽出定義を作成します。
lxgensvコマンドによってDBサービス定義を作成します。
lxintsvコマンドによってDBサービス運用を開始します。
表を指定した抽出定義(DSI名省略)の表に対しDSIを追加する場合は、上記の作業は不要です。ただし、全複写業務によって、複写先システムに追加したDSIを初期創成する場合は、追加したDSIに対するDBサービス定義を作成する必要があります。
DBミラーリングシステムのデータベース資源の関連付けを行います。
Symfoware Serverのrdbfmtコマンド、rdbsloaderコマンドの実行または業務アプリケーションにより、定義操作したDSIに初期データを投入します。
DBミラーリングシステムの全件複写を行い、副系ノードのデータベースを創成します。
レプリケーションシステムの全複写業務を実行し、複写先データベースを創成します。
表を指定した抽出定義(DSI名省略)の表に対しDSIを追加する場合は、追加したDSIに対する全複写業務を実行し、追加したDSIを初期創成します。
lxrepenaコマンドを使用し、差分ログの取得開始を行います。
その後、レプリケーション運用を開始します。詳細は、“導入運用ガイド”の“レプリケーション運用の開始”を参照してください。
表を指定した抽出定義(DSI名省略)の表に対しDSIを追加する場合は、レプリケーション運用を開始する必要はありません。
dxsvstartコマンドを使用し、正系ノードのDBミラーリングサービスを開始します。
dxsvstartコマンドを使用し、副系ノードのDBミラーリングサービスを開始します。
データの整合性を確認します。
参照
DBミラーリングシステムのデータベース資源の関連付け、データの整合性の確認、DBミラーリングシステムの全件複写、dxsvstopコマンドおよびdxsvstartコマンドの詳細は、以下のいずれかのマニュアルを参照してください。
“Symfoware Server データベース二重化導入運用ガイド”
“Mirroring Controller 運用ガイド”
“Symfoware Server コマンドリファレンス”
“Mirroring Controller コマンドリファレンス”
注意
DBミラーリングサービスの開始は、必ずレプリケーション運用を開始してから行ってください。