運用分析ダッシュボードの認証用ユーザーのIDとパスワードを設定します。
事前の確認
認証用ユーザーのパスワードは事前に暗号化してください。
認証用ユーザーのパスワードを暗号化する方法については、「11.1.6 dsbpasswd(認証用パスワード暗号化コマンド)」を参照してください。
認証用ユーザーの設定は、スーパー・ユーザーで実行してください。
手順
管理サーバ(運用分析ダッシュボード機能)をコンポーネントごとに別サーバに分けた構成となっている場合、管理サーバ(運用分析ダッシュボード機能 Webコンポーネント)で実施してください。
ユーザーのIDとパスワードを、/etc/opt/FJSVbsmdsb/kibana/config/users.jsonファイルにjson形式で記載します。
以下のフォーマットに従ってユーザーのIDとパスワードを記載します。デフォルトで記載されている内容は記述例のため削除してください。
また、複数のユーザーを設定する場合は、最後のユーザーの設定の末尾("}")には","(カンマ)を付けないでください。
同じユーザーのIDが複数存在する場合は、後に記載したものが有効になります。
{"ユーザーのID": {"password": "パスワード"}}
1文字以上64文字以内で指定してください。
使用可能な文字セットは以下のとおりです。
|
事前に暗号化したパスワードを設定してください。
users.jsonファイルの内容がjson形式であることを確認します。
以下を実行し、エラーメッセージが出力されないことを確認します。
# python3 -mjson.tool /etc/opt/FJSVbsmdsb/kibana/config/users.json > /dev/null
エラーメッセージの例)
ファイル内容
{"swcbsmadmin": {"password": "a9d...7b6"} ← 末尾の"}"の記載漏れ
実行結果
# python3 -mjson.tool /etc/opt/FJSVbsmdsb/kibana/config/users.json > /dev/null Expecting object: line 1 column 129 (char 128)
bsm-dashboardサービスを再起動します。
# service bsm-dashboard stop # service bsm-dashboard start