機能説明
運用分析ダッシュボードの認証用ユーザーのパスワードを暗号化します。
記述形式
dsbpasswd 認証用パスワードファイル
オプション
運用分析ダッシュボードの認証用ユーザーのID とパスワードが記載されたファイルのパスを指定します。
認証用パスワードファイルには、以下のフォーマットに従ってユーザーのIDとパスワードを記載します。
ユーザー1のID ユーザー1のパスワード ユーザー2のID ユーザー2のパスワード :
ユーザーのIDとパスワードは、半角空白で区切ってください。
同一のユーザーのIDを複数記載した場合は、それぞれ暗号化されたパスワードが出力されます。
なお、空行は無視されます。
1文字以上、64文字以内で指定してください。
使用可能な文字セットは以下のとおりです。
|
8文字以上、64文字以内で指定してください。
使用可能な文字セットは以下のとおりです。
|
英字、数字、記号はそれぞれ1文字以上必要です。
復帰値
正常終了
異常終了
引数が不正です。
認証用パスワードファイルが存在しません。
認証用パスワードファイルにアクセス権がありません。
上記以外の理由により認証用パスワードファイルが読み込めません。
認証用パスワードファイル内の行の形式が不正です。
認証用パスワードファイル内のユーザーのIDの形式が不正です。
認証用パスワードファイル内のパスワードの形式が不正です。
コマンド格納場所
/opt/FJSVbsmdsb/bin
実行に必要な権限/実行環境
システム管理者(スーパー・ユーザー)だけが実行できます。
管理サーバ(運用分析ダッシュボード機能)で実行可能です。
使用例
認証用パスワードファイルを作成します。
認証用パスワード暗号化コマンドを実行します。
例)認証用パスワードファイルが「password.txt」の場合
/opt/FJSVbsmdsb/bin/dsbpasswd password.txt
実行結果/出力形式
正常に終了した場合
認証用パスワードファイルに記載された順にユーザーのIDと暗号化パスワードが標準出力に出力されます。
引数が不正な場合
標準エラー出力に以下が出力されます。引数を確認してください。
usage: /opt/FJSVbsmdsb/bin/dsbpasswd <password_file_path>
認証用パスワードファイルが存在しない場合
標準エラー出力に以下が出力されます。認証用パスワードファイルのパスを確認してください。
例)認証用パスワードファイルのパスが「password.txt」の場合
password file not exists: password.txt
認証用パスワードファイルにアクセス権がない場合
標準エラー出力に以下が出力されます。認証用パスワードファイルのパーミッションを確認してください。
例)認証用パスワードファイルのパスが「password.txt」の場合
can't read password file: password.txt
上記以外の理由により認証用パスワードファイルが読み込めない場合
標準エラー出力に以下が出力されます。<エラー詳細>のメッセージを確認してください。
例)認証用パスワードファイルのパスが「password.txt」の場合
invalid password file: password.txt error info: <エラー詳細>
認証用パスワードファイル内の行の形式が不正な場合
標準エラー出力に以下が出力されます。認証用パスワードファイル内の行を確認してください。
例)認証用パスワードファイルの行が不正の場合
invalid line: line 1
認証用パスワードファイル内のユーザーのIDの形式が不正な場合
標準エラー出力に以下が出力されます。認証用パスワードファイル内のユーザーのIDを確認してください。
例)認証用パスワードファイルの「inv@lid」ユーザーのIDが不正の場合
invalid user_id: line 1, user_id inv@lid
認証用パスワードファイル内のパスワードの形式が不正な場合
標準エラー出力に以下が出力されます。認証用パスワードファイル内のパスワードを確認してください。
例)認証用パスワードファイルの「test」ユーザーのパスワードが不正の場合
invalid password: line 1, user_id test
注意事項
使用した認証用パスワードファイルは必ず削除してください。
ユーザーのIDやパスワードを変更する場合は、本コマンドで再度パスワードの暗号化を行ってください。