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Big Data Integration ServerV1.7.0 利用ガイド

5.1.1 新規構築

収集機能と並列分散処理を使用する場合、各サーバにおいて新規に環境を構築します。

収集機能とデータ管理機能のインストール・セットアップ後にユーザーとグループが作成されます。詳細については、“付録E ユーザーアカウント”を参照してください。

5.1.1.1 マスタサーバ用の構成ファイルの編集

本手順は並列分散処理を使用する場合に実施します。

マスタサーバ用の構成ファイルを編集して事前に設計した値を設定します。以下の“bdpp_master.conf”ファイルを編集します。

/var/opt/FJSVbsb/bsb_setuptool/resource/master/bdpp_master.conf

構成ファイルの詳細については“C.1 bdpp.conf”を参照してください。

ポイント

セットアップ時にbdpp_master.confファイルを編集すると、セットアップツールによりbdpp.confファイルにリネームされて、固定のディレクトリに配置されます。

5.1.1.2 セットアップツールの実行

収集機能と並列分散処理を使用する場合、各サーバにおいて以下を実施します。

  1. インベントリファイルの編集

    収集サーバまたはマスタサーバ(プライマリ)において、セットアップツール対象のサーバ情報および設定値を記載するためのファイルを編集します。
    以下に格納されているサンプルファイルを/var/opt/FJSVbsb/bsb_setuptool/conf/hostsに複写して編集します。

    /var/opt/FJSVbsb/bsb_setuptool/conf/hosts.sample 

    詳細については、“D.2 インベントリファイル(hosts)”を参照してください。

  2. セットアップツールの実行

    各サーバにおいて、構築する機能を指定してbsb_syssetupコマンドを実行します。

    • 収集機能の場合:収集サーバで実行

      # /var/opt/FJSVbsb/bsb_setuptool/bin/bsb_syssetup -m collect <Enter>
    • 並列分散処理の場合:マスタサーバ(プライマリ)で実行

      # /var/opt/FJSVbsb/bsb_setuptool/bin/bsb_syssetup -m multi <Enter>

    bsb_syssetupコマンドに詳細については、“F.6 bsb_syssetup”を参照してください。


エラー発生時のリカバリ

セットアップ時にエラーが発生した場合のリカバリは以下の作業を行います。

各作業について説明します。

  1. エラー原因の対処

    画面に表示されたメッセージやログファイルからエラー原因を特定して対処します。

  2. アンインストール実行

    【新規構築の場合】

    画面に表示されたメッセージでアンインストール実行を促された場合、全サーバにおいて本製品をアンインストール後、“4.2 初期インストール”を実施します。

    【スレーブサーバ追加の場合】

    画面に表示されたメッセージでアンインストール実行を促された場合、追加サーバにおいて本製品をアンインストール後、“4.2 初期インストール”を実施します。

    アンインストール方法の詳細は、“第6章 アンインストールする”を参照してください。

    注意

    アンインストール後に残存する/var/opt/FJSVbsb/bsb_setuptoolについては、セットアップが正常に完了するまで削除しないでください。

    削除した場合は、次の手順で本製品を再インストールしてから“5.1.1.1 マスタサーバ用の構成ファイルの編集”以降を再度実施する必要があります。

  3. セットアップツールの再実行

    bsb_syssetupコマンドを再実行します。

    bsb_syssetupコマンドに詳細については、“F.6 bsb_syssetup”を参照してください。