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Big Data Integration ServerV1.7.0 利用ガイド

5.1.2 EDI連携機能、DB連携機能共通の事前準備

EDI連携機能、DB連携機能において、以下の機能を使用する場合は、認証サービスを使用することが必要となります。

事前にMicrosoft Entra IDをご契約し、認証サービスの設定を実施してください。

5.1.2.1 認証サービスの設定

認証サービスを使用する場合、事前にご契約済みのMicrosoft EntraIDにおいて以下を実施します。

システム管理者の登録

ホームテナント(Microsoft EntraID契約時に自動生成されるテナント)において、システム管理者用のユーザーを登録します。

  1. ユーザーの登録
    システム管理者は、ホームテナントにログインし、ホームテナント内にグローバル管理者ロールを持ったユーザーを作成します。

  2. ユーザーの多要素認証の設定
    システム管理者は、ホームテナントにログインし、手順1で登録したユーザーに対して多要素認証を設定してください。

利用者の登録

ホームテナントにおいて、利用者用のユーザーを登録します。

  1. グループの作成
    システム管理者は、ホームテナントにログインして以下のグループを作成します。

    機能

    概要

    グループ名の形式

    EDI連携

    アクセス権限コントロールで使用する属性名ごとにグループを作成します。属性名は任意です。

    EDI連携用のグループはユーザー1人に対して最大1つまで設定することが可能です。

    例:属性名が「食品卸」の場合

    BDIS_GRP1_食品卸

    BDIS_GRP1_<属性名>

    DB連携

    システム管理者がデータ提供者、データ利用者に割り振る企業識別子ごとに、グループを2つ作成します。

    企業識別子は、半角英小文字数字(a-z,0-9)100字以内で作成してください。

    属性名は以下の2種類で固定です。

    admin:
    連携設定変更機能で提供する全APIの利用可能

    general:

    データ提供・利用設定照会機能のみ利用可能

    例:企業識別子が「fujitsu」の場合

    BDIS_GRP2_fujitsu_admin

    BDIS_GRP2_fujitsu_general

    BDIS_GRP2_<企業識別子>_<属性名>

  2. ユーザーの登録
    システム管理者は、ホームテナントにおいて利用者用のユーザーを作成します。
    ユーザー作成時に、登録する利用者の利用機能・属性に対応したグループを付与してください。

  3. ユーザーの多要素認証の設定
    システム管理者は、手順2で作成したユーザーにおいて、多要素認証を無効に設定してください。

アプリケーションの登録

ホームテナントにおいて、EDI連携・DB連携機能で使用するAPIを登録します。

  1. アプリケーションの登録
    システム管理者は、ホームテナントにおいて以下のアプリケーションを登録してください。

  2. クライアントシークレットの発行
    アプリケーション登録後、システム管理者は登録したアプリにおいてシークレットを発行します。
    発行したクライアントシークレットの値は、作成直後のタイミングで以外表示されなくなるため、必ず値を保存してください。

  3. APIのアクセス許可の設定
    手順1で登録したアプリケーションに対して、以下のAPIのアクセス許可を設定します。
    アクセス許可の設定後、グローバル管理者で許諾をしてください。

表5.1 Microsoft Entra IDに登録するアプリケーションの一覧

アプリケーション名

APIアクセス許可

EDI連携機能用の認証API

GroupMember.Read.All

DB連携機能用の認証API

GroupMember.Read.All

参照

Microsoft Entra IDにおける詳細な操作手順については、オンラインドキュメントを参照してください。