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Linkexpress Replication optionV5.0L27 導入運用ガイド

G.1.5 ユーザデータベースの復旧

複写元システムまたは複写先システムのRDBREPORTから、どちらのシステムのユーザデータベースに異常が発生したかを確認します。
オンライン中リカバリ機能を利用したユーザデータベースの復旧方法を説明します。
複写元システムと複写先システムが並列で表記されている場合は、どちらのシステムを先に実行しても問題ありません。

複写元システム

複写先システム

(DRレプリケーション運用中)

(DRレプリケーション運用中)

複写元システムまたは複写先システムで障害発生

1.利用者プログラムの停止
2.DRレプリケーション業務の停止

3.RERUNログの取得停止

4.障害原因の排除

5.ユーザデータベースの復旧

4.障害原因の排除

5.ユーザデータベースの復旧

6.RLPの初期化

7.データベース環境の複写

8.RERUNログの取得開始

9.DRレプリケーション起動の起動

  1. 利用者プログラムの停止

  2. DRレプリケーション業務の停止

    全RLPのDRレプリケーション業務を停止します。

    lxrepdrrep -p RLP名 -a stop -m n -k both -f DRサーバ環境ファイル名 [-w 作業ディレクトリパス名]
  3. RERUNログの取得停止

    全RLPを「終了オフライン」にします。

    lxrepdrdis -p RLP名 -m term -k both -f DRサーバ環境ファイル名
  4. 障害原因の排除

    復旧対象システムで、ユーザデータベース資源を格納していたディスクの交換などを行い復旧します。

  5. ユーザデータベースの復旧

    復旧対象システムでメディアリカバリ機能により、障害発生直前の状態にユーザデータベースを復旧します。

  6. RLPの初期化

    全RLPの初期化を実行します。詳細は、“G.1.8 RLPの初期化”を参照してください。

  7. データベース環境の複写

    複写先にデータベース環境を複写します。詳細は、“G.1.9 データベース環境の複写”を参照してください。

  8. RERUNログの取得開始

    複写先システムで、全RLPをオンラインにします。

    lxrepdrena -p RLP名 -k reflect
  9. DRレプリケーション業務の起動

    複写先システムで、全RLPのDRレプリケーション業務を起動します。

    lxrepdrrep -p RLP名 -a start -k reflect [-w 作業ディレクトリパス名]