テンポラリログファイルはオンライン中リカバリ機能で復旧できます。ログ管理ファイルおよびアーカイブログファイルの復旧にオンライン中リカバリ機能は使用しません。ログ管理ファイルおよびアーカイブログファイルの復旧については、“6.5.2.1 ログ関連ファイルの復旧”を参照してください。
■テンポラリログファイルの復旧
オンライン中リカバリ機能を利用したテンポラリログファイルの復旧方法を説明します。
複写元システムと複写先システムが並列で表記されている場合は、どちらのシステムを先に実行しても問題ありません。
複写元システム | 複写先システム |
|---|---|
(DRレプリケーション運用中) | （DRレプリケーション運用中) |
複写元システムまたは複写先システムで障害発生 | |
1．利用者プログラムの停止 2．DRレプリケーション業務の停止 3．RERUNログの取得停止 | |
4．Symfoware/RDBの停止 5．障害原因の排除 6．テンポラリログファイルの復旧 7．RLPの再登録 | 4．Symfoware/RDBの停止 5．障害原因の排除 6．テンポラリログファイルの復旧 7．RLPの再登録 |
8．Symfoware/RDBの起動 | 8．Symfoware/RDBの起動 |
9．RLPの初期化 | |
10.データベース環境の複写 | |
11.RERUNログの取得開始 12.DRレプリケーション業務の起動 | |
利用者プログラムの停止
DRレプリケーション業務の停止
全RLPのDRレプリケーション業務を停止します。
lxrepdrrep -p RLP名 -a stop -m n -k both -f DRサーバ環境ファイル名 [-w 作業ディレクトリパス名]
RERUNログの取得停止
全RLPを「終了オフライン」にします。
lxrepdrdis -p RLP名 -m term -k both -f DRサーバ環境ファイル名
Symfoware/RDBの停止
両システムで、Symfoware/RDBを停止します。
障害原因の排除
復旧対象システムで、テンポラリログファイルを格納していたディスクの交換などを行い復旧します。
テンポラリログファイルの復旧
復旧対象システムで、障害のあるテンポラリログファイルを復旧します。ロールバック不可閉塞DSIがある場合は、このDSIも復旧します。RDBシステム資源の復旧については、“Symfoware Server RDB運用ガイド”を参照してください。
RLPの再登録
ログ管理ファイルを再作成した場合は、復旧対象システムでBCログ管理ファイルにすべてのRLP を再登録し、すべてのRLP が正常に登録されたことを確認します。
lxrepdrrlp -A -p RLP名 -S 送信用RLMファイル名 lxrepdrrlp -V -D
Symfoware/RDBの起動
両システムで、Symfoware/RDBを停止します。
RLPの初期化
全RLPの初期化を実行します。詳細は、“G.1.8 RLPの初期化”を参照してください。
データベース環境の複写
複写先にデータベース環境を複写します。詳細は、“G.1.9 データベース環境の複写”を参照してください。
RERUNログの取得開始
複写先システムで、全RLPをオンラインにします。
lxrepdrena -p RLP名 -k reflect
DRレプリケーション業務の起動
複写先システムで、全RLPのDRレプリケーション業務を起動します。
lxrepdrrep -p RLP名 -a start -k reflect [-w 作業ディレクトリパス名]
