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Linkexpress Replication optionV5.0L27 導入運用ガイド

G.1.3 BC管理DBの復旧

BC管理DBがディスク障害などでRLP閉塞した場合は、BC管理DBの復旧に加えRLPの再作成が必要です。RLPが閉塞していない場合は、BC管理DBをメディアリカバリすることで復旧します。
BC管理DBが壊れた場合、以下のいずれかのメッセージが出力されます。複写元システムまたは複写先システムのRDBREPORTなどから、どちらのシステムのBC管理DBに異常が発生したかを確認してください。

複写元システム

・qdg20026u

・qdg20122e

複写先システム

・qdg20026u

・qdg20030u

・qdg12067u

・qdg20122e

Symfoware/RDBの起動で、BC管理DB(RLP管理オブジェクト)の障害を検出した場合、当該RLPは閉塞しますが、業務優先のためSymfoware/RDBの起動は失敗しません。他のRLPは継続利用可能です。
オンライン中リカバリ機能を利用したBC管理DBの復旧方法を説明します。
複写元システムと複写先システムが並列で表記されている場合は、どちらのシステムを先に実行しても問題ありません。

複写元システム

複写先システム

(DRレプリケーション運用中)

(DRレプリケーション運用中)

複写元システムまたは複写先システムで障害発生

1.DRレプリケーション業務の停止

2.BC管理DBの復旧

  1. DRレプリケーション業務の停止

    全RLPのDRレプリケーション業務を停止します。

    lxrepdrrep -p RLP名 -a stop -m n -k both -f DRサーバ環境ファイル名 [-w 作業ディレクトリパス名]
  2. BC管理DBの復旧

    ■RLPが閉塞している場合

      RLPが閉塞している場合、前述の手順1に続き以下の手順でBC管理DBを復旧します。

    複写元システム

    複写先システム

    1.RERUNログの取得停止

    2.障害原因の排除

    3.BC管理DBの復旧

      

    2.障害原因の排除

    3.BC管理DBの復旧

    4.RLPの復旧

    1. RERUNログの取得停止

      全RLPを「終了オフライン」にします。

      lxrepdrdis -p RLP名 -m term -k both -f DRサーバ環境ファイル名
    2. 障害原因の排除

      BC管理DBのデータベーススペースを格納していたディスクの交換などを行い復旧します。

    3. BC管理DBの復旧

      復旧対象システムでSymfoware/RDBのメディアリカバリ機能により、BC管理DBを障害発生直前の状態に復旧します。

    4. RLPの復旧

      両システムのRLPを復旧します。詳細は、“G.1.2 RLP環境の復旧”を参照してください。

    ■RLPが閉塞していない場合

      RLPが閉塞していない場合、前述の手順1に続き以下の手順でBC管理DBを復旧します。

    複写元システム

    複写先システム

    1.障害原因の排除

    2.BC管理DBの復旧

    3.DRレプリケーション業務の起動

    1.障害原因の排除

    2.BC管理DBの復旧

    1. 障害原因の排除

      BC管理DBのデータベーススペースを格納していたディスクの交換などを行い復旧します。

    2. BC管理DBの復旧

      復旧対象システムでSymfoware/RDBのメディアリカバリ機能により、BC管理DBを障害発生直前の状態に復旧します。

    3. DRレプリケーション業務の起動

      全RLPのDRレプリケーション業務を起動します。

      lxrepdrrep -p RLP名 -a start -k both -f DRサーバ環境ファイル名 [-w 作業ディレクトリパス名]