BC管理DBがディスク障害などでRLP閉塞した場合は、BC管理DBの復旧に加えRLPの再作成が必要です。RLPが閉塞していない場合は、BC管理DBをメディアリカバリすることで復旧します。
BC管理DBが壊れた場合、以下のいずれかのメッセージが出力されます。複写元システムまたは複写先システムのRDBREPORTなどから、どちらのシステムのBC管理DBに異常が発生したかを確認してください。
複写元システム | ・qdg20026u ・qdg20122e |
複写先システム | ・qdg20026u ・qdg20030u ・qdg12067u ・qdg20122e |
Symfoware/RDBの起動で、BC管理DB(RLP管理オブジェクト)の障害を検出した場合、当該RLPは閉塞しますが、業務優先のためSymfoware/RDBの起動は失敗しません。他のRLPは継続利用可能です。
オンライン中リカバリ機能を利用したBC管理DBの復旧方法を説明します。
複写元システムと複写先システムが並列で表記されている場合は、どちらのシステムを先に実行しても問題ありません。
複写元システム | 複写先システム |
---|---|
(DRレプリケーション運用中) | (DRレプリケーション運用中) |
複写元システムまたは複写先システムで障害発生 | |
1.DRレプリケーション業務の停止 | |
2.BC管理DBの復旧 |
DRレプリケーション業務の停止
全RLPのDRレプリケーション業務を停止します。
lxrepdrrep -p RLP名 -a stop -m n -k both -f DRサーバ環境ファイル名 [-w 作業ディレクトリパス名]
BC管理DBの復旧
RLPが閉塞している場合、前述の手順1に続き以下の手順でBC管理DBを復旧します。
複写元システム | 複写先システム |
---|---|
1.RERUNログの取得停止 2.障害原因の排除 3.BC管理DBの復旧 |
2.障害原因の排除 3.BC管理DBの復旧 |
4.RLPの復旧 |
RERUNログの取得停止
全RLPを「終了オフライン」にします。
lxrepdrdis -p RLP名 -m term -k both -f DRサーバ環境ファイル名
障害原因の排除
BC管理DBのデータベーススペースを格納していたディスクの交換などを行い復旧します。
BC管理DBの復旧
復旧対象システムでSymfoware/RDBのメディアリカバリ機能により、BC管理DBを障害発生直前の状態に復旧します。
RLPの復旧
両システムのRLPを復旧します。詳細は、“G.1.2 RLP環境の復旧”を参照してください。
RLPが閉塞していない場合、前述の手順1に続き以下の手順でBC管理DBを復旧します。
複写元システム | 複写先システム |
---|---|
1.障害原因の排除 2.BC管理DBの復旧 3.DRレプリケーション業務の起動 | 1.障害原因の排除 2.BC管理DBの復旧 |
障害原因の排除
BC管理DBのデータベーススペースを格納していたディスクの交換などを行い復旧します。
BC管理DBの復旧
復旧対象システムでSymfoware/RDBのメディアリカバリ機能により、BC管理DBを障害発生直前の状態に復旧します。
DRレプリケーション業務の起動
全RLPのDRレプリケーション業務を起動します。
lxrepdrrep -p RLP名 -a start -k both -f DRサーバ環境ファイル名 [-w 作業ディレクトリパス名]