DRレプリケーション業務の運用状態は、Linkexpressクライアントの“業務監視ウィンドウ”を使用して監視することができます。“業務監視ウィンドウ”によりDRレプリケーション業務が異常完了したことが判明した場合、lxrepdrrepコマンドで業務を停止し、異常完了した原因について調査・対処した後、lxrepdrrepコマンドで再起動します。
なお、業務定義の内容が間違っている場合は(例:RLC退避ファイルの配置場所間違いなど)、lxrepdrrepコマンドでDRレプリケーション業務定義を削除し、DRレプリケーション定義ファイルのパラメタを修正後、lxrepdrrepコマンドで再作成します。
参照
“業務監視ウィンドウ”の詳細については、“Linkexpress 運用ガイド” の“業務の操作/監視”を参照してください。
長期にわたりネットワークトラブルなどが発生すると、RLPに関する資源の配置先ディスクを圧迫し、容量不足が発生します。容量不足が発生すると利用者プログラムに影響を与える場合があるため、容量不足が発生した場合は速やかに対処する必要があります。
容量不足からの復旧は、“6.5.3 容量不足からの復旧”を参照してください。
運用中に容量不足が | メッセージ番号 | メッセージ文 | 確認事項 |
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RLCファイル | qdg20080u | RLCの容量不足を検出しました RLP名=’RLP名’ |
|
RLC退避ファイル | qdg20067u | RLC退避ファイル作成中に容量不足が発生しました s* |
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RERUNログ抽出ファイル | qdg20038u | RERUNログ抽出ファイルの指定先で容量不足が発生しました RLP名=s* t* |
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RERUNログ抽出作業域ファイル | qdg20040u | RERUNログ抽出作業域の容量不足が発生しました RLP名=s* t* | |
RERUNログ引継ぎファイル | qdg20039u | RERUNログ引継ぎファイルの容量不足が発生しました RLP名=s* t* |
注) RLC_FULLの指定に関係なく出力されます。
DRレプリケーション資源に異常が発生した場合、利用者プログラムに影響を与える場合があります。そのような場合に、センター切替え以外の方法で、利用者プログラムの継続を最優先する場合は、当該RLPのRERUNログの取得を停止(終了オフライン)することで、DRレプリケーション運用のみ停止することもできます。
複写元システムで以下のコマンドを実行します。
lxrepdrdis -p RLP名 -m term -k both -f DRサーバ環境ファイル
RERUNログの取得停止後の復旧は、異常事象に合わせた復旧を行います。復旧については、“6.5.1 DRレプリケーション環境の復旧”を参照してください。