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Linkexpress Replication optionV5.0L27 導入運用ガイド

6.2.3 DRレプリケーション運用の監視

6.2.3.1 DRレプリケーション業務の監視

DRレプリケーション業務の運用状態は、Linkexpressクライアントの“業務監視ウィンドウ”を使用して監視することができます。“業務監視ウィンドウ”によりDRレプリケーション業務が異常完了したことが判明した場合、lxrepdrrepコマンドで業務を停止し、異常完了した原因について調査・対処した後、lxrepdrrepコマンドで再起動します。

なお、業務定義の内容が間違っている場合は(例:RLC退避ファイルの配置場所間違いなど)、lxrepdrrepコマンドでDRレプリケーション業務定義を削除し、DRレプリケーション定義ファイルのパラメタを修正後、lxrepdrrepコマンドで再作成します。

参照

“業務監視ウィンドウ”の詳細については、“Linkexpress 運用ガイド” の“業務の操作/監視”を参照してください。

6.2.3.2 DRレプリケーション資源の容量不足の監視

長期にわたりネットワークトラブルなどが発生すると、RLPに関する資源の配置先ディスクを圧迫し、容量不足が発生します。容量不足が発生すると利用者プログラムに影響を与える場合があるため、容量不足が発生した場合は速やかに対処する必要があります。

容量不足からの復旧は、“6.5.3 容量不足からの復旧”を参照してください。

運用中に容量不足が
発生する資源

メッセージ番号

メッセージ文

確認事項

RLCファイル

qdg20080u

RLCの容量不足を検出しました RLP名=’RLP名’
(注)

  • RERUNログ取得業務が止まってないか

  • Linkexpressが止まってないか

RLC退避ファイル

qdg20067u

RLC退避ファイル作成中に容量不足が発生しました s*

  • ディスクに空きはあるか

  • ネットワークは正常か

RERUNログ抽出ファイル

qdg20038u

RERUNログ抽出ファイルの指定先で容量不足が発生しました RLP名=s* t*

  • ディスクに空きはあるか

RERUNログ抽出作業域ファイル

qdg20040u

RERUNログ抽出作業域の容量不足が発生しました RLP名=s* t*

RERUNログ引継ぎファイル

qdg20039u

RERUNログ引継ぎファイルの容量不足が発生しました RLP名=s* t*

注) RLC_FULLの指定に関係なく出力されます。

6.2.3.3 異常時の対処

DRレプリケーション資源に異常が発生した場合、利用者プログラムに影響を与える場合があります。そのような場合に、センター切替え以外の方法で、利用者プログラムの継続を最優先する場合は、当該RLPのRERUNログの取得を停止(終了オフライン)することで、DRレプリケーション運用のみ停止することもできます。

複写元システムで以下のコマンドを実行します。

lxrepdrdis -p RLP名 -m term -k both -f DRサーバ環境ファイル

RERUNログの取得停止後の復旧は、異常事象に合わせた復旧を行います。復旧については、“6.5.1 DRレプリケーション環境の復旧”を参照してください。