容量不足からの復旧には、以下があります。
RLP関連資源の容量不足からの復旧
BC管理DBの容量拡張
参考
オンライン中リカバリ機能を利用した復旧方法については、以下を参照してください。
以下のRLPとRLP関連資源の容量不足からの復旧について説明します。
複写元システム
RLCファイル
RLC退避ファイル
複写先システム
RLC退避ファイル
RERUNログ抽出ファイル
RERUNログ引継ぎファイル
RERUNログ抽出作業域ファイル
以下の手順で復旧してください。
複写元システム | 複写先システム |
---|---|
1.利用者プログラムの停止 |
注) RERUNログの取得を停止していない場合
利用者プログラムの停止
DRレプリケーション業務の停止
lxrepdrrep -p RLP名 -a stop -m n -k both -f DRサーバ環境ファイル名 [-w 作業ディレクトリパス名]
RERUNログの取得停止
RERUNログの取得を停止していない場合は、「終了オフライン」指定で停止します。
lxrepdrdis -p RLP名 -m term -k both -f DRサーバ環境ファイル名
RLPの初期化(+全複写)
RLPを初期化後、残存RERUNログを削除し、複写先データベースを再創成します。詳細は、“6.5.1.4 RLPの初期化”を参照してください。
BC管理DBの容量不足は、BC管理DBのDSIを拡張した容量で再定義することで復旧します。
以下の手順で復旧してください。
複写元システムと複写先システムが並列で表記されている場合は、どちらのシステムを先に実行しても問題ありません。
複写元システム | 複写先システム |
---|---|
1.DRレプリケーション業務の停止 | |
3.BC管理DBのDSIのアンロード | 3.BC管理DBのDSIのアンロード |
9.RERUNログの取得開始 | |
10.DRレプリケーション業務の起動 |
DRレプリケーション業務の停止
lxrepdrrep -p RLP名 -a stop -m n -k both -f DRサーバ環境ファイル名 [-w 作業ディレクトリパス名]
RERUNログの取得停止
下記コマンドで、RLPを「DRオフライン」にします。
lxrepdrdis -p RLP名 -m drstop -k both -f DRサーバ環境ファイル名
BC管理DBのDSIのアンロード
rdbunlコマンド(バイナリモード)を実行し、該当RLPに属するすべてのBC管理DBのDSIのデータをアンロードします。
削除用定義体の作成
lxrepdrmndb -E -DG -p RLP名 -o 出力ファイル名
BC管理DBのDSIの削除
rdbddlexコマンドを実行し、BC管理DBのDSIを削除します。
(手順4で作成した削除用の定義体をrdbddlexコマンドの引数に指定します)
容量拡張用定義体の作成
RLP管理オブジェクトの容量を拡張した定義文を作成します。
lxrepdrmndb -E -G -p RLP名 { -r ローデバイス名 [-s 全体スペース量] | -f ファイル名 -s スペース量 } -o 出力ファイル名
BC管理DBのDSIの再定義
rdbddlexコマンドを実行し、BC管理DBのDSIを再定義します。
(手順6で作成した再定義用の定義体をrdbddlexコマンドの引数に指定します)
BC管理DBのDSIのロード
rdbsloaderコマンドを実行し、手順3のアンロードデータを元のDSIにロードします。
RERUNログの取得開始
lxrepdrena -p RLP名 -k both -f DRサーバ環境ファイル名
DRレプリケーション業務の起動
lxrepdrrep -p RLP名 -a start -k both -f DRサーバ環境ファイル名 [-w 作業ディレクトリパス名]