ここでは、帳票の資源について説明します。
帳票は、印刷データと印刷資源(オーバレイ、外字、FCB/LPCI)で構成されています。
リスト管理サーバは、印刷データと印刷資源を別々に管理し、List Worksクライアント、およびWebクライアントからの要求に応じて処理します。
また、帳票の登録時に、各帳票出力元のアプリケーションで定義した情報や、各フォルダのプロパティで用意した情報を付加することができます。これらの情報を「帳票情報」といいます。
参照
帳票情報については、“2.7 帳票情報”を参照してください。
印刷データは、帳票のデータ部分のことです。スプールデータ、出力データとも呼びます。印刷データは、List Worksでは改ざんできません。
参照
扱える印刷データについては、“2.3 印刷データとList Works帳票”を参照してください。
オーバレイは、帳票の固定フォーマット(枠線、見出し文字、網かけのパターンなど)のことです。また、オーバレイをグループ化することで、複数のオーバレイをページ単位に切り替えて使用することができます。これをグループオーバレイといいます。
参照
オーバレイについては、“2.4 オーバレイ”を参照してください。
各コード系間で持ち回りが可能な、JIS規格の文字以外の文字を外字といいます。
参照
外字については、“2.5 外字”を参照してください。
FCB/LPCIは、富士通ホストで作成した印刷データの行間隔、改ページなどを制御する情報です。富士通ホストがMSPの場合はFCB、XSPの場合はLPCIといいます。
参照
FCB/LPCIについては、“2.6 FCB/LPCI <富士通ホスト帳票のみ>”を参照してください。
このほか、List Worksには、以下の運用に必要な資源があります。
オーバレイや帳票名ごとにデータの単位、検索の型(文字、数値、または日付として検索)などの帳票項目に関する情報、データ変換に関する情報を設定したファイルです。また、オーバレイの原点位置の設定も、このファイルに格納されます。
帳票項目ファイルは、リストビューアで、データ変換や検索を行うデータの範囲設定(帳票項目の設定)やオーバレイの原点位置の設定をしたときに作成されます。帳票項目・オーバレイ位置保存ファイル格納場所に「オーバレイ名」で格納されます。
リストビューアで、帳票に付せんやスタンプなどの記入を行うと作成されるファイルです。
抜き出し検索を行う場合に必要なファイルです。抜き出し検索を行う場合は、あらかじめ抜き出し検索範囲を設定し、帳票の登録時に抜き出し検索ファイルを作成するように設定する必要があります。
参照
抜き出し検索、および抜き出し検索ファイルの作成については、“3.1.7 抜き出し検索”を参照してください。