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Interstage List Works for 大規模 V11.0.0 設計・運用ガイド

17.1.1 リスト管理サーバでの履歴管理

オーバレイは、履歴管理の設定をすることにより、自動的に管理されます。ただし、Solaris版/Linux版において以下の場合は、lvsvovlコマンドを使用してオーバレイの世代を更新します。

オープン帳票を扱い、自動的に世代管理をう場合

以下の手順でリスト管理サーバに設定します。

  1. lwserverコマンドを使用して、List Worksサービスを停止します。

  2. lvsetenvコマンドを使用して、サーバ動作環境ファイルにオーバレイ世代管理用ディレクトリ(CTRL-OVL)を設定します。

  3. lwserverコマンドを使用して、List Worksサービスを起動します。

  4. lvsvovlコマンドを使用して、オーバレイ世代管理の初期化をします。

  5. lwserverコマンドを使用して、List Worksサービスを停止します。

  6. オーバレイ世代管理方法を変更する場合、lvsetognコマンドを実行します。

  7. lwserverコマンドを使用して、List Worksサービスを起動します。

参照

サーバ動作環境ファイルの設定については、“セットアップガイド”を参照してください。コマンドの詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。


オープン帳票を扱い、自動的に世代管理をわない場合

今まで使用していたオーバレイを1世代前として登録する運用の場合

以下の手順でリスト管理サーバに設定します。

  1. lwserverコマンドを使用して、List Worksサービスを停止します。

  2. lvsetenvコマンドを使用して、サーバ動作環境ファイルに以下の設定を行います。

    オーバレイ世代管理用ディレクトリ(CTRL-OVL)、およびオープン帳票のオーバレイ世代管理の扱い(KEEP-OVL-MODE)を設定します。

  3. lwserverコマンドを使用して、List Worksサービスを起動します。

  4. lvsvovlコマンドを使用して、オーバレイ世代管理の初期化をします。
    初期化により、オーバレイ世代管理用ディレクトリ配下にlvovlmngというディレクトリが作られ、管理情報が作成されます。

参照

サーバ動作環境ファイルの設定については、“セットアップガイド”を参照してください。コマンドの詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。

参考

運用中にオーバレイを変更した場合は、それまで使用していたオーバレイを1つ前の世代として登録します。また、不要になったオーバレイは削除できます。
オーバレイの世代の削除の詳細については、“17.3 世代の削除”を参照してください。


変更したオーバレイを最新世代として登録する運用の場合

以下の手順でリスト管理サーバサーバに設定します。

  1. lwserverコマンドを使用して、List Worksサービスを停止します。

  2. lvsetenvコマンドを使用して、サーバ動作環境ファイルに以下の設定を行います。

    オーバレイ世代管理用ディレクトリ(CTRL-OVL)、およびオープン帳票のオーバレイ世代管理の扱い(KEEP-OVL-MODE)を設定します。

  3. lwserverコマンドを使用して、List Worksサービスを起動します。

  4. lvsvovlコマンドを使用して、オーバレイ世代管理の初期化をします。
    初期化により、オーバレイ世代管理用ディレクトリ配下にlvovlmngというディレクトリが作られ、管理情報が作成されます。

  5. lwserverコマンドを使用して、List Worksサービスを停止します。

  6. lvsetognコマンドを使用して、オーバレイ世代管理方法を変更します。

  7. lwserverコマンドを使用して、List Worksサービスを起動します。

参照

サーバ動作環境ファイルの設定については、“セットアップガイド”を参照してください。コマンドの詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。

参考

運用中にオーバレイを変更した場合は、変更したオーバレイをList Worksサーバのオーバレイ世代管理用ディレクトリに転送後、変更したオーバレイを最新世代として登録します。また、不要になったオーバレイは削除できます。
オーバレイの世代の削除の詳細については、“17.3 世代の削除”を参照してください。


オーバレイを世代管理した場合の運用例を示します。