ユーザ操作履歴ビューアの表示メニューまたは表示切替タブで「稼働状況」を選択することにより、稼働状況画面が表示されます。
稼働状況は、現在の稼働状況を表示する「リアルタイム」と、過去に遡って現在までの情報を表示する「統計」があります。また統計ではエミュレータの接続状況と画面の使用状況を確認できます。
ポイント
設定情報同期機能で操作履歴サーバを指定している場合の動作
統計:操作履歴サーバ上に収集対象のサーバ(管理サーバ、およびメンバサーバ)の統計情報が収集されます。操作履歴サーバ上でユーザ操作履歴ビューアを使用することで、各サーバの統計情報を一元的に確認できます。
リアルタイム:リアルタイム情報はその時点の情報になるため、収集対象のサーバのリアルタイム情報は表示されません。各サーバのリアルタイム情報を参照する場合は、それぞれのサーバ上でユーザ操作履歴ビューアを使用してください。
■グラフエリア
接続中のユーザ数の情報を表示します。グラフ領域にはユーザ数の遷移を表示します。
接続中のLU数の情報を表示します。グラフ領域にはLU数の遷移を表示します。
単位時間あたりに受信した画面数の情報を表示します。グラフ領域には受信画面数の遷移を表示します。
■受信画面履歴
各ユーザが受信した最新のエミュレータ画面を表示します。
各画面には受信時刻、ユーザ名、FID、フィールド数の情報を表示します。
FIDはPSAM画面情報ファイルで画面フォーマットIDが定義されている場合に表示されます。
画面イメージは最新の200画面まで表示されます。
ポップアップウィンドウで、画面イメージを拡大して表示します。
■更新間隔
リアルタイムタブの更新間隔を10秒、30秒、1分、3分、5分、10分、および一時停止から選択します。
初期値は10秒です。
■更新ボタン
リアルタイムタブの表示内容を更新します。
■オプションボタン
稼働状況表示機能のオプション動作を設定します。詳細は後述の「■稼働状況の設定」を参照してください。
注意
リアルタイムタブの表示について
リアルタイムで表示されるグラフには一時停止中の情報は含まれません。
リアルタイムでは、更新間隔を選択した際を起点として情報を表示します。
[受信画面数]および[受信画面履歴]は、操作履歴の参照フォルダが製品デフォルトの場合に表示・更新されます。
■表示切替タブ
情報表示エリアを「接続情報」または「画面情報」に切り替えます。
■情報表示エリア
表示切替タブで選択された情報を表示します。
「接続情報」タブ
接続に関する情報を、グラフで表示します。
「17.3.6.3.1 エミュレータの接続状況」を参照してください。
「画面情報」タブ
エミュレータが受信した画面ごとの情報を、グラフと画面イメージで表示します。
詳細は「17.3.6.3.2 画面の使用状況」を参照してください。
■期間選択
「接続情報」「画面情報」タブに表示する統計データの表示期間を指定します。
期間選択パネルは、「統計」タブに表示する統計対象となるデータの表示期間を絞り込みます。
「期間選択」コンボボックス
表示する期間を今日、昨日、過去7日間、過去30日間、過去90日間、およびカスタムから選択します。初期値は過去30日間です。
日付選択
直接入力またはカレンダーによる日付選択により表示期間を指定します。
「日付選択」コントロールで入力時は、「期間選択」コンボボックスはカスタムに切り替わります。
■統計情報出力ボタン
統計タブ右上の「この期間の統計情報を出力」ボタンを押下することで、「接続情報」タブ及び「画面情報」タブに表示されたグラフの情報を、Excelデータとして出力します。
詳細は「17.3.6.5 統計情報の出力」を参照してください。
■グラフエリア1
接続数の推移を時系列に表示します。
受信画面数の推移を時系列に表示します。
■グラフエリア2
接続アイコンおよびLU番号別の接続回数を表示します。
LU番号は2以降の場合のみ表示されます。
例)
LU番号1に接続した場合:接続A
LU番号2に接続した場合:接続A.2
クライアント端末ごとの接続回数を表示します。
接続先ホストおよびLU名ごとに、接続回数を表示します。
ユーザ別の接続回数を表示します。
ユーザ別の接続時間を表示します。
グループ別の接続回数を表示します。
グループ別の接続時間を表示します。
■時系列グラフの構成
接続情報を時系列グラフで表示します。
以下の項目で構成されます。
項目 | 説明 |
---|---|
時間 | 表示間隔を1時間単位で表示します。 |
日 | 表示間隔を1日単位で表示します。 |
週 | 表示間隔を1週間単位で表示します。月曜日を週の開始日とします。 |
月 | 表示間隔を1か月単位で表示します。 |
■棒グラフの構成
接続情報をグラフで表示します。
グラフのバー領域をマウスオーバーすると、ツールチップが表示され数値を確認できます。
グラフの表示を昇順/降順で切り替えます。
降順を選択すると、数値の大きい方から上位10項目を表示します。
昇順を選択すると、数値の小さい方から上位10項目を表示します。
初期値は降順で表示されます。
ポップアップウィンドウで、グラフのすべての項目を表示します。
グラフの昇順/降順は、ポップアップボタン押下時のグラフの状態に従います。
画面情報タブでは、操作履歴ログに記録された画面を「画面分類条件」に従ってグループ化して表示します。
既定ではフィールド数で分類されます。
■画面分類条件
画面を分類するための分類条件を選択、または設定します。
既定では、フィールド数で分類されます。画面に画面フォーマットID(FID)が設定されている場合は、FIDで分類されます。
詳細は後述の「17.3.6.4 画面分類条件の設定」を参照してください。
■情報エリア
画面を受信した回数を、分類した画面名ごとに表示します。
画面を表示した時間を、分類した画面名ごとに表示します。
■情報エリアの構成
グラフの選択に連動して、画面イメージおよびユーザ情報が右側に表示されます。
画面の情報をグラフで表示します。
緑色のグラフは、現在選択中であることを示します。
初期状態では、一番上のグラフが選択されています。
画面名またはグラフのバー領域をクリックして、選択を切り替えることができます。
グラフのバー領域をマウスオーバーすると、ツールチップが表示され数値を確認できます。
グラフで選択した画面のイメージと、画面のフィールド数を表示します。
グラフで選択した画面を表示したユーザ名/受信回数または表示時間/最終表示時刻を一覧で表示します。
グラフの表示を昇順/降順で切り替えます。
降順を選択すると、数値の大きい方から上位10項目を表示します。
昇順を選択すると、数値の小さい方から上位10項目を表示します。
初期値は降順で表示されます。
ポップアップウィンドウで、グラフのすべての項目を表示します。
グラフの昇順/降順は、ポップアップボタン押下時のグラフの状態に従います。
画面名またはグラフのバー領域をクリックすると、画面イメージが別ウィンドウで表示されます。
「画面分類条件」を指定して、画面のフィールドや文字列などで類似画面をグループ化することができます。
画面分類条件コンボボックスのリストの最後に表示される「画面分類条件の設定」を選択することで、画面分類条件の設定画面が表示されます。
画面分類条件の設定画面には、ツリー形式で作成した分類条件の一覧が表示されます。分類条件は100個まで作成可能です。
■分類条件のプロパティ
以下の項目を設定します。
作成した分類条件に名前を設定します。
設定した名前は「画面分類条件」コンボボックスのリストに表示されます。
分類条件名に設定可能な文字数は最大32文字です。
分類した画面の画面名規則を設定します。
画面名規則は以下のいずれか項目を設定できます。
画面名規則 | 説 明 |
---|---|
インデックス | 固定文字列で「画面」 + 数値インデックスにより画面名を生成します。 既定の生成ルールです。 |
画面文字列 | 分類された先頭画面の指定位置の文字列より画面名を生成します。重複する文字列となった場合は、数値インデックスを付加します。 |
■分類条件
分類条件には以下の2種類の条件が設定可能です。
1つの分類条件に複数条件を設定した場合、AND条件として設定されます。
フィールド数が同じ画面を同一画面として分類します。
1つの分類条件内に1つしか作成できません。
オプションとしてプロパティより以下の項目が設定できます。
項目 | 説 明 |
---|---|
フィールド位置 | 「True」に設定した場合、画面の保護フィールド位置、非保護フィールド位置が同じ画面を同一画面として分類します。 初期値は「True」です。 |
フィールド文字列 | 「True」に設定した場合、フィールド文字列が同じ画面を同一画面として分類します。フィールド位置を「True」に設定した場合のみ設定可能です。 初期値は「False」です。 |
除外する不一致フィールド数 | 文字列が不一致でも、同一フィールドとして除外するフィールド数を指定できます。「フィールド文字列」を「True」指定された場合に指定可能です。 「フィールド文字列」を「True」指定した場合の初期値は2です。 |
指定位置の文字列が同じ画面を同一画面として分類します。
1つの分類条件内に複数作成できます。
オプションとしてプロパティより以下の項目が設定できます。
項目 | 説 明 |
---|---|
開始位置 | 文字列を比較する開始位置の行桁を指定します。 初期値は1行1桁です。 |
終了位置 | 文字列を比較する終了位置の行桁を指定します。 初期値は24行80桁です。 |
矩形として比較 | 「True」に設定した場合、指定範囲を矩形として比較します。 初期値は「False」です。 |
統計タブ右上の「この期間の統計情報を出力」ボタンを押下することで、「接続情報」タブ及び「画面情報」タブに表示されたグラフの情報を、Excelファイルとして出力します。
出力ファイル名は、ファイル選択ダイアログにて設定します。初期ファイル名は「yyyyMMddhhmmss」形式の現在時刻より求めたファイル名を設定します。ファイルを保存するフォルダはファイル選択ダイアログで指定可能な任意のフォルダを選択できます。ユーザ操作履歴起動中は、前回の保存フォルダを記憶します。
ファイルには以下のシートが出力されます。
シート名 | 出力項目 | データ形式 |
---|---|---|
接続数 | 日時 | 日時を示す文字列 |
接続数 | 数値 | |
受信画面数 | 日時 | 日時を示す文字列 |
受信画面数 | 数値 | |
接続アイコンごとの接続回数 | アイコン名 | 文字列 |
LU番号 | 数値 | |
接続回数 | 数値 | |
端末ごとの接続回数 | 端末 | 文字列(クライアントIPまたはPC名) |
接続回数 | 数値 | |
接続先ホストごとの接続回数 | 接続先 | 文字列(ホストIPまたはホスト名) |
LU名 | 文字列 | |
接続回数 | 数値 | |
ユーザごとの接続回数 | ユーザ名 | 文字列 |
接続回数 | 数値 | |
ユーザごとの接続時間 | ユーザ名 | 文字列 |
接続時間 | 数値 | |
グループごとの接続回数 | グループ名 | 文字列 |
接続回数 | 数値 | |
グループごとの接続時間 | グループ名 | 文字列 |
接続時間 | 数値 | |
画面ごとの受信回数 | 画面名 | 文字列 |
受信回数 | 数値 | |
画面ごとの表示時間 | 画面名 | 文字列 |
表示時間 | 数値 | |
全データ | 統計対象となるすべてのデータ | 日時、文字列、数値 |