ユーザ操作履歴ビューアの表示メニューまたは表示切替タブで「操作履歴」を選択することにより、操作履歴画面が表示されます。
■メニュー
「■メニュー」を参照してください。
■ツールバー
「■ツールバー」を参照してください。
■ユーザ一覧パネル
「■ユーザ一覧パネル」を参照してください。
■接続一覧パネル
接続に関する情報を表示します。
接続を開始した日付を表示します。
WSMGR for Web ユーザを表示します。
ユーザが所属するグループを表示します。
ユーザがどのグループにも所属しない場合、空白で表示します。
ユーザ操作で利用された端末のIPアドレスを表示します。
Proxyサーバを経由して接続された場合は、ProxyサーバのIPアドレスが表示されます。
WSMGR for Web サーバのIPアドレスを表示します。
ユーザ操作で利用された接続アイコンの名前を表示します。
接続先相手の情報(ホスト名、コンピュータ名、IPアドレス)を表示します。
ユーザ操作で利用された接続アイコンのLU番号を表示します。
ユーザ操作で利用された接続アイコンのLU名を表示します。
LU名が設定されない場合、空白で表示します。
■エミュレータ画面
選択された接続上で記録したエミュレータ画面を時刻順で表示します。
時系列ツリーは、接続~切断の間で記録した操作履歴の時刻を表示します。
時系列ツリーに表示される時刻を選択すると、その時刻に対応するエミュレータ画面とユーザ入力文字を表示します。
ユーザ入力文字は黒色で、背景黄色でハイライト表示されます。ハイライト表示はオプション設定で無効にすることもできます。
受信したホスト画面のFID、フィールド数、およびホストへ送信したAIDキーを表示します。また、監視条件で検知したホスト画面の場合は、監視文字列が表示されます。
FIDはPSAM画面情報ファイルで画面フォーマットIDが定義されている場合に表示されます。
詳細は「2.9 PSAM画面情報の連携機能」を参照してください。
■ステータスバー
選択した項目に保存されている履歴数を表示します。
履歴記録をテキスト、またはCSV形式で指定ファイルに保存することができます。
■画面の説明
テキスト形式
テキスト形式で出力します。このファイルはテキストエディタで開くことができます。
CSV形式
CSV(Comma-Separated Values)形式で出力します。CSV形式を扱える表計算アプリケーションやデータベースアプリケーションで開くことができます。
操作履歴から出力するテキスト/CSVファイルを指定します。
操作履歴からファイルへ出力する履歴データの項目の設定を行います。
エミュレータを操作した日付と時刻を出力します。
日付と時刻を別の項目として出力します。
この設定は出力形式が「CSV形式」を選択した場合に使用することができます。
エミュレータを操作したクライアントのIPアドレスを出力します。
操作履歴を記録したWSMGR for Web サーバのIPアドレスを出力します。
エミュレータが接続したホストのホスト名、またはIPアドレスを出力します。
エミュレータを操作してホストを使用したWSMGR for Webユーザ名を出力します。
エミュレータがホスト接続に使用した接続アイコン名とLU番号を出力します。
ホストから受信したエミュレータ画面を出力します。
PSAM画面情報ファイルで定義されている画面フォーマットID(FID)を出力します。画面フォーマットIDが未設定の画面ではハイフン(-)を出力します。
画面ビュー形式
エミュレータ画面の形式で出力します。
マクロ形式
WSMGR for WebのマクロのType構文と同様の形式で出力します。
出力ファイルの最大サイズを1MBから20MBの範囲で指定します。
出力ファイルがここで指定するサイズを超えた場合、ファイル名の拡張子以前の終端に「番号」を付加し、新しい名前で保存します。ファイル保存先に保存するファイルと同じ名前のファイルが存在する場合は無条件に上書きされます。
「指定ファイル名(n).指定拡張子」の形式で保存されます。
n: 2からの半角数字の番号。一番目のファイルでは番号は省略されます。
例)ファイル名に「halog.txt」を指定し、設定サイズを超えた場合
「halog.txt」と「halog(2).txt」が保存されます。
この設定は出力形式が「テキスト形式」を選択した場合に使用することができます。
出力する操作情報の1行の最大値を指定します。端末情報は改行されません。
80桁以上9999桁以下を指定してください。
この設定は出力形式が「テキスト形式」を選択した場合に使用することができます。
操作履歴のコード変換方法を選択します。
ユーザ操作履歴出力ビューアは、この設定に従ってEBCDICコードを変換、出力します。
この設定はWSMGR for Web V7.2 L40 以前の履歴に対して有効です。
6680:(→「A.3 EBCDICコード表」参照)
3270:(→「B.3 EBCDICコード表」参照)
出力設定を保存して、記録済みの操作履歴から履歴データをファイルに出力します。
記録済み操作履歴のファイルサイズが大きい場合、出力が完了するまでに時間がかかることがあります。
操作履歴の出力をキャンセルします。
■出力されるファイルについて
ユーザ操作履歴ビューアにより出力されるファイルについて説明します。
ユーザ操作履歴ビューアにより出力されたファイルは、以下の記述形式があります。
画面ビュー形式
WSMGR for Webのエミュレータ画面の形式です。エミュレータ操作時に表示された画面とユーザ入力は簡単に確認できます。
マクロ形式
WSMGR for WebのマクロのType構文と同様の形式です。マクロ記述形式に編集してマクロ実行させることによりユーザ操作履歴をエミュレータの動作として確認することができます。
マクロ記述形式については「32.3 マクロの記述」を参照してください。
操作履歴に記録された文字データは、ユーザ操作履歴ビューアでコード変換(ホストコード→PCコード)されてファイルに出力されます。
コード変換は次の規則に従って行われます。
1バイトコード(EBCDICコード)
ユーザ操作履歴ビューアの「出力データの英数カナ変換」設定に従った変換を行います。
2バイトコード(漢字文字コード)
Webサーバのコード変換テーブルを使用してファイル転送、クリップボード連携機能と同様の変換を行います。(変換についての詳細は「A.8 かな入力とクリップボード連携、ファイル転送でのコード変換、ユーザ操作履歴出力ツール、エミュレータ画面の一時表示」を参照してください。)
Web サーバのデフォルトコード変換テーブルを使用して、クリップボード連携機能と同様の変換を行います。
注意
2バイト文字の変換を行う場合は、ユーザ操作履歴ビューアを操作するWebサーバにインストールされたコード変換テーブル、およびWindows外字ファイルが使用されます。このため、コード変換テーブル、およびWindows外字ファイルが操作履歴を記録したクライアントマシンに登録されたものと異なる場合、出力文字結果が実際に入力・送信した文字と異なる場合があります。
ユーザ操作履歴ビューアで出力されるテキスト/CSVファイル内容は次のとおりです。
出力情報 | 意味 | |
---|---|---|
ヘッダ | 操作履歴の記録日、ファイル番号 | |
端末情報 | 時刻 | エミュレータ操作を行った時刻 |
クライアントIP | エミュレータ操作を行ったクライアントのホスト名、またはIPアドレス | |
WSMGR for Web サーバIP | WSMGR for Webサーバのホスト名、またはIPアドレス | |
ホスト名/ホストIP | エミュレータが接続したホストのホスト名、またはIPアドレス | |
ユーザ名 | エミュレータ操作を行ったWSMGR for Webユーザ名 | |
接続情報 | エミュレータが接続に使用した接続アイコン名とLU番号 | |
画面フォーマットID | PSAM画面情報ファイルで定義されている画面フォーマットID(FID) | |
情報種別 | エミュレータ操作時に記録されたデータの種別
| |
付加情報 | 情報種別の付加情報 [データ]
[監視]
[ファイル転送]
[スクリプトログ]
| |
履歴 | エミュレータ操作時に記録された送受信データ
|
出力例(テキストファイルで画面ビュー形式)
出力例(テキストファイルでマクロ形式)
出力例(CSVファイルで画面ビュー形式)
出力例(CSVファイルでマクロ形式)
ポイント
CSV形式で複数日の履歴を出力した場合は、単一のファイルに出力されます。
テキスト形式で出力した場合は、必ず日付ごとに別のファイルになります。
その上で、指定したファイルサイズを超えた場合は、分割されて出力されます。
ユーザ操作履歴ビューアのメイン画面から[監視設定]ボタンをクリックすると監視設定一覧画面が表示されます。
監視設定一覧画面は、メイン画面の画面表示エリアのコンテキストメニューからも表示することができます。詳細については「■コンテキストメニューからのクイック設定」を参照してください。
■監視設定一覧
新規に監視設定を作成します。
[監視設定]ダイアログが表示され、監視の条件、動作を指定することができます。
監視設定一覧で選択された監視設定をコピーします。
[監視設定」ダイアログが表示されます。
コピーを行う場合、選択できる設定は1つの設定のみです。複数設定のコピーはできません。
監視設定一覧で選択された監視設定を削除します。
設定を複数選択した場合は、一括で削除できます。
[監視設定]ダイアログを表示して、当該行の監視設定を編集します。
ボタンをクリックすると[設定インポート]ダイアログが表示されます。
監視設定の設定エクスポートによりエクスポートしたCSVファイルを指定し、監視設定をインポートできます。
すでに登録されている設定名と重複する設定がインポートファイルに含まれている場合、設定は上書きされます。
インポート元:
インポートするファイルをフルパスで指定します。
参照:
ファイルの選択ダイアログが表示されます。
無効な設定をインポートする:
無効な設定をインポートする場合は、チェックします。
ボタンをクリックすると[設定エクスポート]ダイアログが表示されます。
エクスポート先を指定し、監視設定をエクスポートできます。
エクスポート先:
エクスポート先をフルパスで指定します。
参照:
ファイルの選択ダイアログが表示されます。
無効な設定をエクスポートする:
無効な設定をエクスポートする場合は、チェックします。
■コンテキストメニューからのクイック設定
監視設定は、メイン画面の画面表示エリアのコンテキストメニューより簡単に設定できます。
画面表示エリアで右クリックし表示されたコンテキストメニューの「この画面を監視」をクリックすると、表示されている画面のフィールド数の情報を引き継いで[監視設定]ダイアログが開きます。
以下の例では、保護フィールド数が5、非保護フィールド数が1のフィールド数一致条件が設定されます。
画面表示エリアで任意の文字列を範囲選択して右クリックし、表示されたコンテキストメニューの「この文字列を監視」メニューをクリックすると、範囲選択した文字列の情報を引き継いで[監視設定]ダイアログが開きます。
以下の例では、監視文字列が「受注照会」、監視範囲が[6行19桁 - 6行26桁]で監視条件が自動的に設定されます。
■監視設定(対象画面)
監視設定の名称を指定します。
すでに存在する設定名は指定できません。
設定を削除せずに無効にする場合は、チェックを外します。
すべての画面を監視対象とする場合に選択します。
監視対象とする画面の条件を指定する場合に選択します。
HTMLモードのみ有効な設定です。ActiveXモードでは設定内容は無効になります。
追加した複数の画面一致条件のすべてに一致する画面を監視対象とする場合に選択します。
追加した複数の画面一致条件のいずれかに一致する画面を監視対象とする場合に選択します。
フィールド数一致条件を追加します。
「すべての条件に一致」を選択した場合、フィールド数一致条件は1つのみ追加できます。
文字列一致条件を追加します。
設定情報を保存します。
設定の編集をキャンセルします。編集された設定は保存されません。
●[フィールド数一致]条件
対象とする画面の保護フィールド数を指定します。
非保護フィールドと合わせて1920まで指定できます。
対象とする画面の非保護フィールド数を指定します。
保護フィールドと合わせて1920まで指定できます。
メイン画面で表示中の再現画面のフィールド数の情報を[保護フィールド]、[非保護フィールド]に反映します。
このフィールド数一致条件を削除します。
●[文字列一致]条件
対象となる画面の文字列を指定します。
指定した文字列が含まれる画面を対象とする場合に選択します。
指定した文字列が含まれない画面を対象とする場合に選択します。
指定した文字列の検索範囲を画面内のすべての範囲とする場合に選択します。
指定した文字列の検索範囲を指定する場合に選択します。
指定範囲の開始行を指定します。
1~24の範囲で指定できます。
指定範囲の開始桁を指定します。
1~80の範囲で指定できます。
指定範囲の終了行を指定します。
1~24の範囲で指定できます。
指定範囲の終了桁を指定します。
1~80の範囲で指定できます。
メイン画面で表示中の再現画面で選択した範囲の文字列、および範囲をそれぞれ、[文字列]、および[指定範囲(行指定)]に反映します。
この文字列一致条件を削除します。
■監視設定(監視条件)
画面の表示を監視対象にする場合に選択します。
HTMLモードのみ有効な設定です。ActiveXモードでは設定内容は無効になります。
画面に特定の文字列が表示されている場合のみを監視対象とする場合に選択します。
選択した場合は、テキストボックスに対象とする文字列を指定します。
対象文字列を特定の範囲で監視する場合に選択します。
選択しない場合は画面内のすべての範囲が対象となります。
メイン画面で表示中の再現画面で選択した範囲の文字列、および範囲をそれぞれ、テキストボックス、および[監視範囲(行指定)]に反映します。
入力されたキーを監視対象にする場合に選択します。
特定の文字列を入力した場合のみを監視対象とする場合に選択します。
選択した場合は、テキストボックスに対象とする文字列を指定します。
キー入力を特定の範囲で監視する場合に選択します。
選択しない場合は画面内のすべての範囲が対象となります。
HTMLモードのみ有効な設定です。ActiveXモードでは設定内容は無効になります。
監視するAIDキー入力を特定しない場合に選択します。
監視するAIDキー入力を特定する場合に選択します。
選択した場合は、AIDキーのリストより監視するAIDキーを1つ以上選択します。
HTMLモードのみ有効な設定です。ActiveXモードでは設定内容は無効になります。
すべてのグループを監視する場合は、選択します。
選択しない場合は、グループのリストより監視対象となるグループを選択することができます。グループのリストには、現在登録されているWSMGR for Webのグループの名称が表示されています。
すべてのユーザを監視する場合は、選択します。
選択しない場合は、ユーザのリストより監視対象となるユーザを選択することができます。ユーザのリストには、現在登録されているWSMGR for Webのユーザの名称が表示されています。
注意
グループとユーザはいずれかを1つ以上選択する必要があります。
グループ、ユーザのリストよりグループ名、ユーザ名を選択し、設定した後に、WSMGR for Webの管理ツールで該当のグループ名やユーザ名を変更した場合は、再度設定を行う必要があります。
■監視設定(監視動作)
エミュレータの操作中に設定された条件に一致した場合、Windowsイベントログに情報イベントを記録します。
エミュレータの操作中に設定された条件に一致した場合、Windowsイベントログに警告イベントを記録します。
エミュレータの操作中に設定された条件に一致した場合、Windowsイベントログにエラーイベントを記録します。
ActiveXモードでは、「エラー」を選択した場合、[強制終了する]を選択されたことになります。
エミュレータの操作中に設定された条件に一致した場合、メッセージを表示します。
選択した場合は、テキストボックスに表示するメッセージを指定します。
メッセージに「{0}」を指定すると、エミュレータ操作時に検知された監視文字列で「{0}」の部分を入れ替えてメッセージを表示します。
HTMLモードのみ有効な設定です。ActiveXモードでは設定内容は無効になります。
エミュレータの操作中に設定された条件に一致した場合、エミュレータを強制切断します。
この設定は監視レベルが「エラー」の場合のみ選択できます。また、[強制的にキーを送信する]と同時に選択できません。
ActiveXモードでは、監視レベルで「エラー」を選択すると、本項目の選択、非選択にかかわらず、選択されたことになります。
エミュレータの操作中に設定された条件に一致した場合、強制的にキーを送信します。
[強制終了する]と同時に選択できません。
HTMLモードのみ有効な設定です。ActiveXモードでは設定内容は無効になります。
キーを送信するカーソル位置を現在のカーソル位置にします。
キーを送信するカーソル位置を行桁で指定します。
送信する文字列を指定します。
文字列を指定しない場合は文字列を送信しません。
送信するAIDキーを指定します。
注意
設定された監視設定は、エミュレータの接続中は反映されません。次回接続時に反映されます。
ActiveXモードで運用する場合、キー入力の監視のみが有効になります。
監視レベルが「エラー」の場合は、キー入力の監視条件によりエミュレータが強制終了され、イベントログが出力されます。
監視レベルが「エラー」以外の場合は、キー入力の監視条件によりイベントログが出力されます。
ユーザ操作履歴ビューアのメイン画面から[マスキング設定]ボタンをクリックするとマスキング設定一覧画面が表示されます。
マスキング設定一覧画面は、メイン画面の画面表示エリアのコンテキストメニューからも表示することができます。詳細については「■コンテキストメニューよりクイック設定」を参照してください。
マスキングの設定を行うと、再現画面が以下のように「*」に置き換えられて表示されます。
■マスキング設定一覧
新規にマスキング設定を作成します。
[マスキング設定]ダイアログが表示され、マスキングの条件を指定することができます。
マスキング設定一覧で選択されたマスキング設定をコピーします。
[マスキング設定]ダイアログが表示されます。
コピーを行う場合、選択できる設定は1設定のみです。複数設定のコピーはできません。
マスキング設定一覧で選択されたマスキング設定を削除します。
複数の設定を選択し、一括で削除することもできます。
[マスキング設定]ダイアログを表示して、当該行のマスキング設定を編集します。
ボタンをクリックすると[設定インポート]ダイアログが表示されます。
マスキング設定の設定エクスポートによりエクスポートしたCSVファイルを指定し、マスキング設定をインポートできます。
すでに登録されている設定名と重複する設定がインポートファイルに含まれている場合、設定は上書きされます。
インポート元:
インポートするファイルをフルパスで指定します。
参照:
ファイルの選択ダイアログが表示されます。
無効な設定をインポートする:
無効な設定をインポートする場合は、チェックします。
ボタンをクリックすると[設定エクスポート]ダイアログが表示されます。
エクスポート先を指定し、マスキング設定をエクスポートできます。
エクスポート先:
エクスポート先をフルパスで指定します。
参照:
ファイルの選択ダイアログが表示されます。
無効な設定をエクスポートする:
無効な設定をエクスポートする場合は、チェックします。
■コンテキストメニューよりクイック設定
マスキング設定は、メイン画面の画面表示エリアのコンテキストメニューより簡単に設定できます。
画面表示エリアで右クリックし表示されたコンテキストメニューの「ユーザ操作履歴ビューアをマスキング」をクリックすると、表示されている画面のフィールド数の情報と選択範囲の情報を引き継いで[マスキング設定]ダイアログが開きます。
以下の例では、保護フィールド数が5、非保護フィールド数が1のフィールド数一致条件が設定され、開始行が6、開始桁が19桁、終了行が6、終了桁が26のマスキング領域が設定されます。
■マスキング設定(対象画面)
マスキング設定の名称を指定します。
すでに存在する設定名は指定できません。
設定を削除せずに無効にする場合は、チェックを外します。
すべての再現画面をマスキング対象とする場合に選択します。
マスキング対象とする画面の条件を指定する場合に選択します。
追加した複数の画面一致条件のすべてに一致する画面をマスキング対象とする場合に選択します。
追加した複数の画面一致条件のいずれかに一致する画面をマスキング対象とする場合に選択します。
フィールド数一致条件を追加します。
「すべての条件に一致」を選択した場合、フィールド数一致条件は1つのみ追加できます。
文字列一致条件を追加します。
文字列数一致条件は複数件追加できます。
設定情報を保存します。
設定の編集をキャンセルします。編集された設定は保存されません。
●[フィールド数一致]条件
対象とする画面の保護フィールド数を指定します。
非保護フィールドと合わせて1920まで指定できます。
対象とする画面の非保護フィールド数を指定します。
保護フィールドと合わせて1920まで指定できます。
メイン画面で表示中の再現画面のフィールド数の情報を[保護フィールド]、[非保護フィールド]に反映します。
このフィールド数一致条件を削除します。
●[文字列一致]条件
対象となる画面の文字列を指定します。
指定した文字列が含まれる画面を対象とする場合に選択します。
指定した文字列が含まれない画面を対象とする場合に選択します。
指定した文字列の検索範囲を画面内のすべての範囲とする場合に選択します。
指定した文字列の検索範囲を指定する場合に選択します。
指定範囲の開始行を指定します。
1~24の範囲で指定できます。
指定範囲の開始桁を指定します。
1~80の範囲で指定できます。
指定範囲の終了行を指定します。
1~24の範囲で指定できます。
指定範囲の終了桁を指定します。
1~80の範囲で指定できます。
メイン画面で表示中の再現画面で選択した範囲の文字列、および範囲をそれぞれ、[文字列]、および[指定範囲(行指定)]に反映します。
設定した文字列一致条件を削除します。
■マスキング設定(マスキング領域)
メイン画面で表示中の再現画面で選択した範囲をマスキング領域の各項目に反映します。
マスキング領域を追加します。
選択したマスキング領域を削除します。
マスキング領域の開始行を指定します。
マスキング領域の開始桁を指定します。
マスキング領域の終了行を指定します。
マスキング領域の終了桁を指定します。
マスキング領域範囲の種別を指定します。
行選択の場合、開始行・開始桁から終了行・終了桁までの線形範囲をマスキング領域とします。
矩形選択の場合、開始行・開始桁から終了行・終了桁までの矩形範囲をマスキング領域とします。
ユーザ操作履歴ビューアはコマンドラインからの実行が可能です。以下に使用方法を説明します。
■コマンドライン指定方法
UlogConv.exe 履歴日付 出力ファイル名 [オプション]
コマンド名:UlogConv.exe
<WSMGR for Webインストール先フォルダ>\wwwroot\bin配下にある、本ツールを指定してください。
指定が必須な項目:
出力したい操作履歴の記録日をYYYY/MM/DD形式で指定します。
複数日の履歴を出力する場合は出力する履歴日付をダブルクォート(“)で囲んで指定してください。複数日の指定では、日付の特定による出力、または日付の範囲指定による出力が可能です。
複数日を特定して出力:
出力する履歴日付をカンマ(,)で区切ってください。
例)UlogConv.exe "2015/12/01,2015/12/03,2015/12/05" Output.txt
複数日を範囲指定で出力:
出力する履歴日付の範囲をハイフン(-)でつないでください。
例)UlogConv.exe "2015/12/01-2015/12/15" Output.txt
履歴データを出力するファイル名を指定します。出力先のフォルダを指定する場合はフルパス、または相対パスで指定します。
オプション:
指定は省略可能です。省略時は表の「初期値」が使用されます。
| 記述形式 | 値・意味 | 初期値 |
---|---|---|---|
基本情報 | /D [フォルダパス] | 操作履歴ファイルを保存しているフォルダへのパス | WSMGR for Webログフォルダ |
/W [WSMGR for Web IPアドレス/ホスト名] | 操作履歴を記録したWSMGR for WebサーバのIPアドレス、またはホスト名。 | 指定なし | |
/S [分割サイズ] | 出力ファイルの分割サイズ(MB) | 10MB | |
/E[T/S]
| 出力形式の選択 T : マクロ形式 | 省略時はマクロ形式 | |
/CSV | CSV形式で出力します。 | 指定なし | |
フィルタ項目 | /Fc [IPアドレス] | ユーザ操作で利用された端末でフィルタリングします。 | 省略時はフィルタによる抽出条件なし |
/Fh [IPアドレス/ホスト名] | 接続先でフィルタリングします。 | ||
/Fu [WSMGR for Webユーザ名] | WSMGR for Web ユーザでフィルタリングします。 | ||
/Fi [接続情報] | ユーザ操作で利用された接続アイコンの名前とLU番号でフィルタリングします。 | ||
/FSt [開始時刻] | 開始時刻でフィルタリングします。 形式は「hh:mm:ss」です。 | ||
/Fet [終了時刻] | 終了時刻でフィルタリングします。 形式は「hh:mm:ss」です。 | ||
出力項目 | /O[t/c/w/h/u/i/e/f] /Ociu | 出力する項目の選択 | 省略時はすべて出力 |
コード変換 | /Tf [コード変換タイプ] | 6680英数カナ変換 | EBCDIC-カナ有り |
/Ti [コード変換タイプ] | 3270英数カナ変換 | EBCDIC-カナ有り | |
その他 | /R [桁数] | 出力データの折り返し桁数 | 80桁 |
/DT | 日付・時刻の分割出力 この指定はCSV形式の出力の場合のみ有効です。 この指定がない場合は、日付と時刻は結合されて出力されます。 | 指定なし | |
/Q | サイレントモード この指定がある場合は、ファイル出力はユーザ操作なしに、自動的に実行されます。 | 指定なし |
注意
V7.2L50よりコマンドの指定方法が一部変更になりました。
履歴ファイルのフォルダパスはWSMGR for Webインストールフォルダ内のconfig\log\userlogに変更されました。
/FRオプションは使用できません。指定した場合は無視して処理を続行します。
2015年12月10日に記録された操作履歴より、WSMGR for Webユーザ名がUSER1の午前8時30分0秒~午後5時30分0秒までの履歴データをテキストファイルへ出力する場合
C:\wsmgrweb\wwwroot\bin\UlogConv.exe 2015/12/10 C:\UserOperate\151210_0.txt /Fu USER1 /FSt 08:30:00 /Fet 17:30:00
注意
コマンドラインによるユーザ操作履歴ビューア実行時の出力ファイルの上書き確認は行われません。
コマンドラインで指定される空白文字は各項目の区切りを意味します。項目に空白文字を含む場合はダブルクォート(“)で囲んでください。
■復帰値について
ユーザ操作履歴ビューアをコマンドライン入力で実行すると、処理結果に応じて復帰値を返します。
処理結果 | 復帰値 |
---|---|
正常 フィルタの指定により、結果が0件になる場合も、正常で復帰します。 | 0 |
キャンセル終了 | 1 |
指定された操作履歴が見つからない | 2 |
指定されたテキスト/CSVファイルが作成できない | 3 |
コマンドラインに誤りがある | 4 |
操作履歴のチェックで異常を検出した | 5 |
データ解析で異常を検出した | 6 |
出力先の空き容量が足りない | 7 |
操作履歴の解析で継続不可能な異常を検出した | 8 |
内部エラーが発生した | 上記以外 |
コマンドラインにより出力されるファイルの形式はユーザ操作履歴ビューアで出力される書式と同様です。出力形式については「17.3.5.2 操作履歴の出力」を参照してください。
コマンドラインにより出力されるファイルの内容には、以下の留意事項があります。
これらのデータがファイルに出力される場合、内容について説明のコメントも出力されます。
1)ユーザの意図した操作以外で履歴として記録されるデータ
以下の場合、エミュレータがホストへ自動的にデータを送信するため、ユーザの意図した操作以外のデータが履歴として記録されることがあります。
ホスト、またはホストアプリケーションからの要求を受信した場合
トリガフィールドをエミュレータが検知した場合
2)漢字シフトが付加されない漢字文字データ
データストリームタイプによっては、文字データ中の漢字文字を識別する漢字シフトデータが付加されない場合があります。この場合、コンバート時のコード変換結果が異常となるか、コード変換でエラーになる可能性があります。
以下に発生例のいくつかを説明します。
ディスプレイエミュレータのプロファイル設定でコード変換種別をEBCDIC-カナ有りに設定。
応答モードがフィールドモードの漢字フィールドに漢字文字データを入力し、実行キーを押下した場合。
ディスプレイエミュレータのプロファイル設定でコード変換種別をEBCDIC-カナ有りに設定。
応答モードがフィールドモードの漢字フィールドに漢字文字が表示された状態で、ホストアプリよりの画面要求にエミュレータが応答した場合。