ページの先頭行へ戻る
Interstage List Works for Modernization V11.0.0 帳票印刷配信機能インストールガイド

D.2.1 証明書を更新する(証明書の有効期限が切れる)場合

有効期限が切れると、運用や機能が停止してしまう場合があります。有効期限が切れる前に、事前に新しい証明書を入手し、登録しておく必要があります。新しい証明書を入手したら、使用する証明書を新しい証明書に切り替えるのが一般的な運用です。その際、今まで使用していた古い証明書は、削除せずにそのまま残しておいてください。手順は、“D.1.2 環境の構築方法”を再度実行することになります。

注意

証明書を更新する際、scsmakeenvコマンドでCSRを作成しますが、古い証明書と同じニックネームを指定することはできません。

なお、認証局の運営方針(ポリシー)により、証明書の有効期間よりも早く、認証局証明書や中間CA証明書(中間認証局証明書)が更新される場合があります。その場合には、各認証局のサイトを確認し、指示された手順に従って新しい認証局証明書や中間CA証明書を入手してください。それらをscsenterコマンドで登録した後で、新しいサイト証明書を登録するようにしてください。その際、新しい認証局証明書や中間CA証明書には、既に登録されている証明書と重ならない、任意のニックネームが指定できます。

また、合同会社シマンテック・ウェブサイトセキュリティで発行された(デジサート・ジャパン合同会社に社名変更前に発行された)セキュア・サーバIDは、2007年3月以降に仕様が変更され、中間CA証明書も提供されるようになりました。バージョン8.0以前の本製品で作成したInterstage証明書環境を利用していて、サイト証明書を更新した場合には、中間CA証明書を登録してから新しいサイト証明書を登録してください。本製品の本バージョンでは、“D.4 Interstage組み込み証明書一覧”に記載されている証明書を組み込んでいます。本製品に組み込まれている中間CA証明書は、Interstage証明書環境の構築時にscsmakeenvコマンドで-cオプションを指定すれば、認証局証明書と一緒にInterstage証明書環境に登録されます。