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Interstage List Works for Modernization V11.0.0 帳票印刷配信機能アプリケーション作成ガイド 帳票出力編

9.3.8 メッセージ通知先に関する環境変数

COBOLアプリケーション連携機能を利用して帳票を印刷する場合に、通知メッセージ、返答メッセージ、または応答メッセージの通知先を指定する環境変数です。

●LM_SENDMSGHOST

メッセージ通知先(通知メッセージ)を指定する環境変数です。

帳票の出力中に出力装置にエラーが発生した場合の通知メッセージや、出力経過の通知メッセージの通知先コンピュータ名(ホスト名)またはIPアドレスを255バイト以内で指定します。

注意

  • 指定したメッセージ通知先が255バイトを超えるとCOBOLアプリケーション実行時にエラーになります。

  • コンピュータ名(ホスト名)とTCP/IPのホスト名は同一となるようネットワークの設定を行ってください。コンピュータ名(ホスト名)とTCP/IPのホスト名が異なる場合は、IPアドレスで指定してください。

  • 通知メッセージは、「メッセージ通知先(通知メッセージ)」に指定したコンピュータの到着通知パネルに通知されます。したがって、通知メッセージの確認および対処を行う場合、通知先コンピュータであらかじめ「到着通知パネル」を起動しておく必要があります。

ポイント

指定できる文字については、以下を参照してください。
⇒“第12章 COBOLアプリケーション連携時に指定できる文字

この環境変数を指定すると、以下の条件にあてはまる場合に、指定したメッセージ通知先に通知メッセージが通知されます。

また、この環境変数は、以下の場合に有効になります。

  

メッセージ通知先(通知メッセージ)の指定は、以下の優先順序で有効になります。

  1. この環境変数で指定したメッセージ通知先

  2. 環境変数LM_PRT_ATTRIBUTE_FILEで指定した印刷属性ファイルのsendmsghostキーワードで指定したメッセージ通知先

  3. 帳票属性の編集コマンド(lmedtformatrコマンド)で指定した印刷属性ファイルのsendmsghostキーワードで指定したメッセージ通知先

なお、1.~3.の指定を省略した場合は、通知メッセージは通知されません。


以下に、指定例を示します。

帳票管理サーバがSolaris/Linux、またはアプリケーションサーバがSolaris/Linuxの場合

例:
通知メッセージの通知先に「lmserver1」を指定する場合(Bourneシェルを使用)

LM_SENDMSGHOST=lmserver1
export  LM_SENDMSGHOST
帳票管理サーバ、またはアプリケーションサーバがWindowsの場合

例:
通知メッセージの通知先に「lmserver1」を指定する場合(コマンドプロンプトを使用)

SET LM_SENDMSGHOST=lmserver1

ポイント

  • ここで指定したメッセージ通知先(通知メッセージ)は、帳票管理サーバの運用コマンドや帳票管理Javaインタフェースを利用した帳票の出力時、複写時、移動時などに変更することができます。詳細は、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 運用ガイド”およびオンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 アプリケーション作成ガイド 帳票管理編”を参照してください。

  • 通知されるメッセージの詳細については、以下を参照してください。
    ⇒“B.2 メッセージ通知について

  • メッセージ通知先(通知メッセージ)に指定できる文字については、以下を参照してください。
    ⇒“12.1 COBOLアプリケーション連携時に指定できる文字

●LM_REPLYMSGHOST

メッセージ通知先(返答メッセージ/応答メッセージ)を指定する環境変数です。

帳票の出力中に対処(操作やリカバリなど)が必要なエラーが発生した場合の返答メッセージ/応答メッセージの通知先コンピュータ名(ホスト名)またはIPアドレスを255 バイト以内で指定します。

注意

  • 指定したメッセージ通知先が255バイトを超えるとCOBOLアプリケーション実行時にエラーになります。

  • コンピュータ名(ホスト名)とTCP/IPのホスト名は同一となるようネットワークの設定を行ってください。コンピュータ名(ホスト名)とTCP/IPのホスト名が異なる場合は、IPアドレスで指定してください。

  • 返答メッセージ/応答メッセージは、「メッセージ通知先(返答メッセージ/応答メッセージ)」に指定したコンピュータの到着通知パネルに通知されます。したがって、返答メッセージ/応答メッセージの確認および対処を行う場合、通知先コンピュータであらかじめ「到着通知パネル」を起動しておく必要があります。

  • 帳票出力サーバの環境設定コマンド(setenvdefコマンド、またはsetenvprtコマンド)のメッセージ通知先に、不当なコンピュータ名が指定されている場合、この環境変数で指定したメッセージ通知先に返答メッセージが通知されていても、不当な指定に対してイベントログにエラーが出力されます。

ポイント

  • List Works Print AgentまたはList Works Workstationで、返答メッセージ/応答メッセージを到着通知パネルに表示する場合は、帳票出力サーバの環境設定ファイルでMsgNoticeキーに「1」を設定する必要があります。

  • 帳票出力サーバの環境設定コマンド(setenvdefコマンド、またはsetenvprtコマンド)でメッセージ通知先を複数指定した場合は、指定した順に通信可能なコンピュータにメッセージが通知されます。

  • 指定できる文字については、以下を参照してください。
    ⇒“第12章 COBOLアプリケーション連携時に指定できる文字

この環境変数を指定すると、以下の条件にあてはまる場合に、指定したメッセージ通知先に返答メッセージ/応答メッセージが通知されます。

また、この環境変数は、以下の場合に有効になります。

この環境変数の指定を省略した場合、またはこの環境変数で指定したメッセージ通知先にメッセージを通知できなかった場合は、帳票出力サーバの環境設定コマンド(setenvdefコマンド、またはsetenvprtコマンド)で指定したメッセージ通知先に通知されます。どのメッセージ通知先にもメッセージが通知できない場合、帳票出力サーバに通知されます。


以下に、指定例を示します。

帳票管理サーバがSolaris/Linux、またはアプリケーションサーバがSolaris/Linuxの場合

例:
返答メッセージ/応答メッセージの通知先に「lmserver1」を指定する場合(Bourneシェルを使用)

LM_REPLYMSGHOST=lmserver1
export  LM_REPLYMSGHOST
帳票管理サーバ、またはアプリケーションサーバがWindowsの場合

例:
返答メッセージ/応答メッセージの通知先に「lmserver1」を指定する場合(コマンドプロンプトを使用)

SET LM_REPLYMSGHOST=lmserver1

ポイント

  • ここで指定したメッセージ通知先(返答メッセージ/応答メッセージ)は、帳票管理サーバの運用コマンドや管理Javaインタフェースを利用した帳票の出力時、複写時、移動時などに変更することができます。詳細は、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 運用ガイド”およびオンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 アプリケーション作成ガイド 帳票管理編”を参照してください。

  • メッセージ通知先(返答メッセージ/応答メッセージ)に指定できる文字については、以下を参照してください。
    ⇒“12.1 COBOLアプリケーション連携時に指定できる文字

  • 通知されるメッセージの詳細については、以下を参照してください。
    ⇒“B.2 メッセージ通知について