アプリケーションサーバから帳票管理サーバに帳票資源(帳票定義情報、データファイル、メディアデータファイルなど)を転送して帳票を登録、および出力します。
出力する帳票がPDFファイル、またはOWFファイルの場合は、帳票管理サーバで出力した帳票(PDFファイル/OWFファイル)を、アプリケーションサーバに戻して配置することもできます。
以下に、prputexコマンドの記述形式を示します。
prputex 必須オプション [ オプション1 ] [ オプション2 ] [ オプション3 ] …
上記の[ ]は、指定を省略できることを意味します。
必須オプション(必ず指定が必要なオプション)は、prputexコマンドの「オプション一覧」の「◎」のオプションです。
以下に、prputexコマンドのオプションの一覧を示します。
オプションの分類 | オプション | アプリケーションサーバの | ||
---|---|---|---|---|
W | S | L | ||
-h 通信対象コンピュータ名 (*1) | ◎ | ◎ | ◎ | |
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
-s "帳票名" (*2)(*3) | ○ | ○ | ○ | |
-d 転送帳票格納ディレクトリ (*3)(*4) | ○ | ○ | ○ | |
○ | ○ | ○ | ||
-n 転送データファイル名 (*3)(*4) | ◎ | ◎ | ◎ | |
○ | ○ | ○ | ||
-lcfile 転送ファイル名 (*3)(*4) | ○ | ○ | ○ | |
○ | ○ | ○ | ||
-a 帳票出力時の帳票格納ディレクトリ (*3) | ○ | ○ | ○ | |
-lcform マルチフォーム出力/組合せフォーム出力時の転送帳票名 (*2)(*3) | ○ | ○ | ○ | |
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
●電子保存情報に関するオプション(*5) | - | - | - | |
- | - | - | ||
-lckeeppdf 配置するPDFファイル名 (*3)(*6) | ○ | ○ | ○ | |
-lckeepowf 配置するOWFファイル名 (*3)(*6) | ○ | ○ | ○ | |
- | - | - | ||
-z 帳票出力オプション (*2)(*6)(*7) | ◎ | ◎ | ◎ |
W:Windows
S:Solaris
L:Linux
◎:必須オプション
○:サポート
-:未サポート
*1:
List Creatorコネクタ連携時は、-hオプションで必ず帳票管理サーバのホスト名(コンピュータ名)を指定してください。
*2:
以下のように、1つの帳票を出力する場合とマルチフォーム出力、および組合せフォーム出力する場合で、指定が必須なオプションが異なります。
・ 1つの帳票を出力する場合
- -sオプション
・ マルチフォーム出力する場合
- 帳票定義情報を転送する場合
・ -grpdelimitオプション
・ -lcformオプション
- 帳票定義情報を転送しない場合
・ -bオプション
・ -grpdelimitオプション
・ -zオプションの-gcmformオプション
・ 組合せフォーム出力する場合
- 帳票定義情報を転送する場合
・ -grpdelimitオプション
・ -lcformオプション
・ -gcbformオプション
- 帳票定義情報を転送しない場合
・ -bオプション
・ -grpdelimitオプション
・ -gcbformオプション
・ -zオプションの-gcmformオプション
*3:
帳票名、ファイルパス、またはディレクトリパスに全角文字、半角カナ文字は指定できません。
*4:
帳票定義情報を転送する場合の文字コード系については、以下を参照してください。
⇒“D.2.2 アプリケーションサーバがSolaris/Linuxの場合”
*5:
電子保存情報に関するオプションは、Interstage List Manager互換のための機能で使用するオプションです。
*6:
PDFファイルおよびOWFファイルの配置先と指定方法について、以下に示します。
運用形態 | ファイル形式 | ファイルの配置先 | prputexコマンドでの |
---|---|---|---|
帳票配信型 | PDFファイル | 帳票出力サーバ | -zオプション以降の |
Web手元印刷型 | PDFファイル | アプリケーションサーバ | -lckeeppdfオプション |
帳票管理サーバ | -zオプション以降の | ||
OWFファイル | アプリケーションサーバ | -lckeepowfオプション | |
帳票管理サーバ | -zオプション以降の |
*7:
-zオプション以降に-glmlogicaldestinationオプションで論理あて先名を必ず指定してください。
ここでは、prputexコマンドの各オプションについて説明します。
prputexコマンドでは、アプリケーションサーバのオペレーティングシステムによって機能のサポート範囲や留意事項などが異なる場合があります。その場合、それぞれのオペレーティングシステムに分けて記載しています。
オペレーティングシステムに分けて記載していない場合は、すべてのオペレーティングシステム(Windows、Solaris、およびLinux)で共通の記事であることを意味しています。
●動作情報に関するオプション
通信対象の帳票管理サーバのコンピュータ名(ホスト名)を、TCP/IPのホスト名またはIPアドレスで指定します。
このオプションは、必ず指定してください。
注意
帳票管理サーバがWindowsの場合、コンピュータ名(ホスト名)とTCP/IPのホスト名は同一となるようネットワークの設定を行ってください。コンピュータ名(ホスト名)とTCP/IPのホスト名が異なる場合は、IPアドレスで指定してください。
●ユーザ資源情報に関するオプション
出力する帳票の帳票名を「ダブルクォーテーション(")」で囲んで指定します。
このオプションは、1つの帳票を出力する場合(-grpdelimitオプションを指定しない場合)にのみ有効です。
1つの帳票を出力する場合(-grpdelimitオプションを指定しない場合)は、このオプションを必ず指定してください。
ポイント
マルチフォーム出力、または組合せフォーム出力する場合(-grpdelimitオプションを指定した場合)は、帳票名を入力データおよび以下のどちらかのオプションで指定するため、このオプションで指定する必要はありません。
-lcformオプション(帳票定義情報を転送する場合)
-zオプションの-gcmformオプション(帳票定義情報を転送しない場合)
アプリケーションサーバの帳票格納ディレクトリをフルパスで指定します。
このオプションは、アプリケーションサーバに配置した帳票定義情報を帳票管理サーバに転送して帳票を出力する場合に指定します。
省略すると、以下の帳票格納ディレクトリが有効になります。
アプリケーションサーバがSolaris/Linuxの場合
List Creator Connectorの環境設定コマンド(prsetassetsdirコマンド)で指定した帳票格納ディレクトリが有効になります。
アプリケーションサーバがWindowsの場合
List Creator Connectorの環境設定画面の[全般]タブで指定されている帳票格納ディレクトリが有効になります。
注意
アプリケーションサーバに帳票定義情報を配置した場合(List Creatorコネクタ連携時)は、帳票定義情報を帳票データファイルに格納する運用を行います(帳票管理サーバの環境設定ファイルのLmlcFormManageModeキーの指定に関係なく、「1」が指定されたものとして動作します)。
そのため、帳票定義情報の転送モードの指定(帳票管理サーバの環境設定ファイルのLmlcFormSendModeキーの指定)は無効になるため、帳票出力サーバに帳票定義情報を配置することはできません。
帳票管理サーバの環境設定ファイルについては、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 セットアップガイド”を参照してください。
帳票格納ディレクトリ名の末尾には、以下を指定しないでください。
アプリケーションサーバがWindows場合
「円マーク(\)」
アプリケーションサーバがSolaris/Linuxの場合
「スラッシュ(/)」
ポイント
帳票管理サーバまたは帳票出力サーバに配置した帳票定義情報を使用して帳票を出力することもできます。
帳票定義情報の配置場所とユーザアプリケーション実行時の指定方法については、以下を参照してください。
⇒“付録A 帳票資源の指定方法”
アプリケーションサーバから帳票管理サーバにファイルを転送するときに指定可能なパス長については、以下を参照してください。
⇒“3.4.1.6 [注意]”
転送された資源の扱いについては、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 運用ガイド”を参照してください。
入力データの文字コード系を指定します。アプリケーションサーバ側で指定した文字コード系は、帳票管理サーバ側に引き継がれます。
Shift-JIS
UNICODE(UCS2 リトルエンディアン)
UNICODE(UCS2 ビッグエンディアン)
UNICODE(UTF8)
アプリケーションサーバがSolaris/Linuxの場合、EUCの文字コード系を指定するには、-indatacodeオプションを省略し、かつ環境変数LANGでEUCコード系を指定して、環境変数OA_EUCTYPEでEUCコード種別(「u90」または「s90」)を指定する必要があります。
省略すると、以下の指定が有効になります。
アプリケーションサーバがWindowsの場合
Shift-JISになります。
アプリケーションサーバがSolaris/Linuxの場合
環境変数LANGおよび環境変数OA_EUCTYPEでの指定が有効になります。
注意
入力データ形式が「XML形式」の場合は、XMLファイル中のXML宣言で指定した文字コード系が何であっても、このオプションに「SJIS」を指定してください。
List Creatorコネクタ連携時の文字コード系については、以下を参照してください。
⇒“付録D 文字 コード系に関する注意事項(List Creatorコネクタ連携時)”
アプリケーションサーバに配置した入力データ(データファイル)のファイル名をフルパスで指定します。
このオプションは必ず指定してください。
List Creatorコネクタ連携時に指定できるデータファイル名のパス長については、以下を参照してください。
⇒“3.4.1.6 [注意]”
帳票を出力する場合、このオプションで指定したデータファイルが帳票管理サーバへ転送され、帳票が出力されます。
注意
このオプションで指定する入力データ中のデータは、以下の文字コード系で記述してください。
アプリケーションサーバがWindowsの場合
-indatacodeオプションで指定した入力データの文字コード系で記述してください。
アプリケーションサーバがSolaris/Linuxの場合
-indatacodeオプション、または環境変数LANGおよび環境変数OA_EUCTYPEで指定した文字コード系で記述してください。
ただし、入力データ形式が「XML形式」の場合は、XMLファイル中のXML宣言で指定した文字コード系で記述してください。
ポイント
転送された資源の扱いについては、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 運用ガイド”を参照してください。
入力データ形式が「XML形式」の場合には、別途必要となる製品があります。詳細については、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 スタートガイド”の“第5章 動作環境”を参照してください。
アプリケーションサーバのメディアデータファイルを帳票管理サーバに転送する場合に、アプリケーションサーバのメディアデータファイル名をフルパスで指定します。複数のファイルを指定する場合は、「セミコロン(;)」で区切って指定します。
省略すると、メディアデータファイルは転送されません。
なお、メディアデータファイルは、以下の優先順序で有効になります。
帳票配信型の場合
このオプションにより転送したメディアデータファイル
-zオプション以降の-gcmvisualfileオプションで指定した帳票管理サーバにあらかじめ配置してあるメディアデータファイル
-zオプション以降の-visualdirオプションで指定した帳票出力サーバのメディアデータ格納ディレクトリ配下のメディアデータファイル
帳票出力サーバの環境設定ファイルのLmlcMediaDirキーで指定したメディアデータ格納ディレクトリ配下のメディアデータファイル
Web手元印刷型(PDFファイル形式)の場合
このオプションにより転送したメディアデータファイル
-zオプション以降の-gcmvisualfileオプションで指定した帳票管理サーバにあらかじめ配置してあるメディアデータファイル
-zオプション以降の-visualdirオプションで指定した帳票管理サーバのメディアデータ格納ディレクトリ配下のメディアデータファイル
帳票管理サーバの環境設定ファイルのLmlcMediaDirキーで指定したメディアデータ格納ディレクトリ配下のメディアデータファイル
Web手元印刷型(OWFファイル形式)の場合
このオプションにより転送したメディアデータファイル
-zオプション以降の-gcmvisualfileオプションで指定した帳票管理サーバにあらかじめ配置してあるメディアデータファイル
注意
このオプションで指定したメディアデータファイルは、アプリケーションサーバ上(prputexコマンドを実行するコンピュータ上)に配置してください。
メディアデータファイルを転送する場合、組込みメディア項目に対する入力データ中のメディアデータファイル名はファイル名のみを指定してください。
アプリケーションサーバがSolaris/Linuxの場合で、シェルプログラム、C言語のsystem()関数などシェルを使用してコマンドを起動するときは、転送メディアデータファイル名全体を「ダブルクォーテーション(")」で囲んでください。
例:-lcvisualfile "ファイル名1;ファイル名2;ファイル名3"
ポイント
アプリケーションサーバから帳票管理サーバにファイルを転送するときに指定可能なファイルパス長については、以下を参照してください。
⇒“3.4.1.6 [注意]”
転送された資源の扱いについては、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 運用ガイド”を参照してください。
アプリケーションサーバのファイルを帳票管理サーバに転送する場合に、転送するファイルのファイル名をフルパスで指定します。
複数のファイルを指定する場合は、「セミコロン(;)」で区切って指定します。
省略すると、ファイルを転送しません。
以下に、各オプションの指定方法および優先順序について説明します。
アプリケーションサーバからファイルを転送する場合に、転送するファイル名をフルパスで指定します。
このオプションで指定したファイルは、アプリケーションサーバから帳票管理サーバへ転送される場合に、自動的にファイルの文字コード変換が行われます。
情報ファイルおよびList Manager管理情報ファイルを転送する場合は、必ずこのオプションで指定してください。
以下に、情報ファイル、およびList Manager管理情報ファイルを転送する場合のファイルの指定方法について説明します。
このオプションと-zオプションの-atmapfontfileオプションの両方で指定します。
-zオプションの-atmapfontfileオプションにはファイル名のみ指定してください。
このオプションと-zオプションの-atbcodadjustオプションの両方で指定します。
-zオプションの-atbcodadjustオプションにはファイル名のみ指定してください。
電子帳票情報ファイルは、Interstage List Manager互換のための機能で使用するファイルです。
このオプションと-zオプションの-in2オプションの両方で指定します。-zオプションの-in2オプションにはファイル名のみ指定してください。
このオプションと-zオプションの-in5オプションの両方で指定します。-zオプションの-in5オプションにはファイル名のみ指定してください。
このオプションと-zオプションの-gpdfmailconffileオプションの両方で指定します。-zオプションの-gpdfmailconffileオプションにはファイル名のみ指定してください。
このオプションと-zオプションの-glminfofileオプションの両方で指定します。-zオプションの-glminfofileオプションにはファイル名のみ指定してください。
このオプションと-zオプションの-pオプションで指定します。-zオプションの-pオプションにはファイル名のみ指定してください。
このオプションと-zオプションの-gcbfileオプションで指定します。-zオプションの-gcbfileオプションには、ファイル名のみ指定してください。
アプリケーションサーバからファイルをバイナリモードで転送する場合に、転送するファイル名をフルパスで指定します。
以下に、PDFファイルに添付する任意のファイルを転送する場合のファイルの指定方法について説明します。
バイナリモードで転送するファイル名は、このオプションと-zオプションの-gpdfembedfileオプションの両方で指定します。その場合、-zオプションの-gpdfembedfileオプションには添付するファイルのファイル名のみを指定してください。
バイナリモードで転送するファイル名の指定は、以下の優先順序で有効になります。
1. このオプションと-zオプションの-gpdfembedfileオプションで指定したファイル(ファイル名のみ)
2. -zオプションの-gpdfembedfileオプションで指定したファイル(帳票管理サーバ側のフルパス)
注意
このオプションで指定したファイルは、アプリケーションサーバ上(prputexコマンドを実行するコンピュータ上)に配置してください。
情報ファイルおよびList Manager管理情報ファイルを転送する場合は、-lcfileオプションで指定してください。PDFファイルに添付する任意のファイルを転送する場合は、-lcbinfileオプションで指定してください。
-lcfileオプションで指定する情報ファイルおよびList Manager管理情報ファイル中のデータは、必ず以下の文字コード系で記述してください。
アプリケーションサーバがWindowsの場合
Shift-JISの文字コード系で記述してください。
アプリケーションサーバがSolaris/Linuxの場合
環境変数LANGおよび環境変数OA_EUCTYPEで指定した文字コード系で記述してください(入力データがUNICODE(UTF8)の場合も同様です)。
なお、帳票管理サーバがWindowsの場合は、Shift-JISの文字コード系の範囲で指定してください。Shift-JIS以外の文字コード系で記述すると、帳票管理サーバ側でShift-JISに変換されます。そのため、縮退が発生し、代替文字「_」または「_」で出力されます。
ポイント
アプリケーションサーバから帳票管理サーバにファイルを転送するときに指定可能なファイルパス長については、以下を参照してください。
⇒“3.4.1.6 [注意]”
転送された資源の扱いについては、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 運用ガイド”を参照してください。
帳票管理サーバの帳票格納ディレクトリをフルパスで指定します。
帳票出力時にアプリケーションサーバから帳票定義情報を転送しない(-bオプションを指定した)場合は、帳票定義情報が配置されている帳票管理サーバの帳票格納ディレクトリを指定する必要があります。
省略すると、以下の優先順序で有効になります。
-zオプションの-assetsdirオプションで指定した帳票格納ディレクトリ
(帳票管理サーバ側のディレクトリ)
帳票管理サーバの環境設定ファイルのLmlcFormDirキーの指定
以下の帳票管理サーバの環境設定ファイルのLmlcFormDirキーの省略値
帳票管理サーバがWindowsの場合
(List Worksインストールフォルダ)\Listmanager¥Manager¥formdir
帳票管理サーバがSolaris/Linuxの場合
/var/opt/FJSVlstm/formdir
注意
帳票管理サーバから帳票出力サーバへ帳票定義情報を転送する場合(帳票管理サーバの環境設定ファイルのLmlcFormSendModeキーに「1」または「2」を指定する場合)、このオプションで帳票管理サーバの帳票格納ディレクトリを指定してください。
帳票格納ディレクトリのパスの区切りには、以下を指定してください。
帳票管理サーバがWindows場合
「円マーク(¥)」
なお、List Creator互換インタフェースであるCOBOLインタフェースやC言語のsystem()関数などシェルを使用してコマンドを起動する場合、パスの区切り「円マーク(¥)」を2つ指定してください。
例:-a c:¥¥ListCREATOR¥¥Assets
帳票管理サーバがSolaris/Linuxの場合
「スラッシュ(/)」
帳票格納ディレクトリ名の末尾には、以下を指定しないでください。
帳票管理サーバがWindows場合
「円マーク(¥)」
帳票管理サーバがSolaris/Linuxの場合
「スラッシュ(/)」
帳票管理サーバがWindowsの場合、ファイルの格納先として、ネットワークドライブ(UNC指定(¥¥コンピュータ名¥共有名¥ディレクトリ名)を除く)、およびリムーバブルディスクを指定しないでください。
ポイント
アプリケーションサーバまたは帳票出力サーバに配置した帳票定義情報を使用して帳票出力することもできます。
帳票定義情報の配置場所とユーザアプリケーション実行時の指定方法については、以下を参照してください。
⇒“付録A 帳票資源の指定方法”
●マルチフォーム出力/組合せフォーム出力用ユーザ資源情報に関するオプション
ポイント
マルチフォーム出力時の帳票名は、-zオプション以降の-gcmformオプションで指定します。
マルチフォーム出力時の転送帳票名は、-lcformで指定します。
マルチフォーム出力時の留意事項については、List Creatorに添付のオンラインマニュアル“ 帳票設計編” のマルチフォーム出力時の留意事項に関する記載を参照してください。
アプリケーションサーバに配置した転送する帳票定義情報の帳票名を指定します。
複数の帳票名を、「セミコロン(;)」で区切って指定します。
このオプションは、マルチフォーム出力、または組合せフォーム出力する場合(-grpdelimit オプションを指定した場合)で、アプリケーションサーバに配置した帳票定義情報を帳票管理サーバに転送する場合(-b オプションを指定しない場合)にのみ有効です。
注意
マルチフォーム出力、または組合せフォーム出力する場合(-grpdelimit オプションを指定した場合)は、必ずこのオプションか、または-b オプションを指定して、かつ-z以降に-gcmformを指定してください。ただし、両方のオプションは同時に指定できません。指定するとエラーになります。
1 つの帳票を出力する場合(-grpdelimit オプションを指定しない場合)はこのオプションを指定しないでください。指定するとエラーになります。
アプリケーションサーバがSolaris/Linuxの場合に、シェルプログラム、C 言語のsystem() 関数などシェルを使用してコマンドを起動する場合は、帳票名全体を「ダブルクォーテーション(")」で囲んでください。
例:-lcform " 帳票名1; 帳票名2; 帳票名3"
マルチフォーム出力、または組合せフォーム出力する場合に、帳票名データと入力データの区切り文字を指定します。
マルチフォーム出力、または組合せフォーム出力する場合は、このオプションを必ず指定してください。
このオプションで指定する区切り文字は、List Creatorデザイナのデータ定義画面の[環境定義]タブで指定した入力データ形式と区切り文字にしたがって指定します。
以下に、指定できる値について示します。
以下の場合に、実際に使用する区切り文字を指定します。
入力データ形式が「可変長」、区切り文字が「バーティカルバー(|)」「シャープ(#)」「アスタリスク(*)」「任意」のいずれかの場合
入力データ形式が「CSV形式」、区切り文字が「カンマ(,)」の場合
注意
組合せフォーム出力する場合、「コロン(:)」 は指定しないでください。
アプリケーションサーバがSolaris/Linuxの場合で、シェルプログラム、C言語のsystem()関数などシェルを使用してコマンドを起動するときは、任意の1バイト文字を「ダブルクォーテーション(")」で囲んでください。
例:-grpdelimit "|"
入力データ形式が「可変長」、区切り文字が「1個以上の空白」の場合に指定します。
以下の場合に指定します。
入力データ形式が「可変長」、区切り文字が「タブ」の場合
入力データ形式が「CSV形式」、区切り文字が「タブ」の場合
入力データ形式が「固定長」、区切り文字が「区切り文字なし」の場合に指定します。
入力データ形式が「固定長」、区切り文字が「区切り文字あり」の場合に指定します。
入力データ形式が「XML形式」の場合に指定します。
入力データ形式が「固定長」の場合(このオプションで「FIXED」または「FIXED_DELIMIT」を指定した場合)は、帳票名データのフィールド長を-grpbytesオプションで必ず指定してください。
注意
以下の表にある条件でマルチフォーム/組合せフォーム用帳票名データ区切り文字に「任意の1バイト文字」または「区切り文字あり」を指定する場合の、区切り文字の文字コードについて以下に示します。
アプリケーションサーバ | 入力データの文字コード系 | 入力データ形式 | マルチフォーム/組合せフォーム用帳票名データ区切り文字の文字コード |
---|---|---|---|
Windows | UNICODE(UTF8) | 可変長 | 0x007F/0x7F以下の文字 |
固定長 | |||
Solaris/Linux | EUC(U90/S90)またはUNICODE(UTF8) | 可変長 | 0x7F以下の文字 |
固定長 |
以下に指定例を示します。この例では、入力データ形式が「CSV形式」、区切り文字が「カンマ(,)」でマルチフォーム出力する場合の区切り文字を指定しています。
-grpdelimit ","
マルチフォーム出力する場合(-grpdelimitオプションを指定した場合)に、入力データ中の帳票名データのフィールド長を指定します。
区切り文字ありの場合は、区切り文字を含まない長さを指定してください。
入力データ形式が「固定長」の場合(-grpdelimitオプションに「FIXED」または「FIXED_DELIMIT」を指定した場合)は、このオプションを必ず指定してください。
以下に指定例を示します。
この例では、入力データ形式が「固定長」、区切り文字が「区切り文字なし」、入力データ中の帳票名データフィールド長が20バイトの場合でマルチフォーム出力する場合の区切り文字と帳票名データフィールド長を指定しています。
-grpdelimit FIXED -grpbytes 20
●電子保存情報に関するオプション
電子保存情報に関するオプションは、Interstage List Manager互換のための機能で使用するオプションです。
●FAX送信情報に関するオプション
●その他のオプション
出力する(アプリケーションサーバに配置する)PDFファイル名をフルパスで指定します。
このオプションを指定すると、帳票管理サーバで帳票(PDFファイル)が出力され、アプリケーションサーバへ転送して配置されます。
なお、フルパスに全角文字、半角カナ文字は指定しないでください。
注意
-lckeepowfオプションと同時に指定しないでください。
このオプションで指定したファイル名と同一のファイル名がすでに存在する場合はエラーとなります。
このオプションを指定する場合、論理デバイスの出力方法にWeb手元印刷のPDF(PDFファイル)を指定してください。また、指定する論理あて先に論理あて先グループは指定しないでください。
帳票管理サーバで生成したPDFファイルをアプリケーションサーバに転送する場合、以下のいずれかで「帳票作成後の出力指定」を「出力する」と指定する必要があります。
-zオプション以降に-glmoutmodeオプションで「do」を指定する
あらかじめ帳票属性の編集コマンド(lmedtformatrコマンド)の-outputmodeオプションに「1」を指定しておく
あらかじめ論理あて先の編集コマンド(lmedtldコマンド)の-outputmodeオプションに「1」を指定しておく
ポイント
PDFファイルのアクセス権は、以下のように設定されます。
アプリケーションサーバがWindowsの場合
PDFファイルが格納されるフォルダのアクセス権が引き継がれます。
アプリケーションサーバがSolaris/Linuxの場合
owner:rootおよびアクセス権は666となります。
アプリケーションサーバから帳票管理サーバにファイルを転送するときに指定可能なファイルパス長については、以下を参照してください。
⇒“3.4.1.6 [注意]”
出力する(アプリケーションサーバに配置する)OWFファイル名をフルパスで指定します。
このオプションを指定すると、帳票管理サーバで帳票(OWFファイル)が出力され、アプリケーションサーバへ転送して配置されます。
なお、OWFファイルのファイル名には、全角文字、半角カナ文字、半角空白文字、および以下の半角文字は指定しないでください。
「(」、「)」、「|」、「\」、「^」、「~」、「[」、「]」、「`」、「<」、「>」、「#」、「%」、
「"」、「;」、「/」、「?」、「:」、「@」、「&」、「=」、「,」、「*」
ただし、アプリケーションサーバがWindowsの場合、パス名には、「\」、「:」を指定できます。
注意
-lckeeppdfオプションと同時に指定しないでください。
OWFファイル名の拡張子は必ず「.owf」(半角小文字)を指定してください。
「.owf」以外の拡張子を指定した場合、Webプラグインが起動されません。
このオプションで指定したファイル名と同一のファイル名がすでに存在する場合はエラーとなります。
このオプションを指定する場合、論理デバイスの出力方法にWeb手元印刷のOWF(OWFファイル)を指定してください。また、指定する論理あて先に論理あて先グループは指定しないでください。
帳票管理サーバで生成したOWFファイルをアプリケーションサーバに転送する場合、以下のいずれかで「帳票作成後の出力指定」を「出力する」と指定する必要があります。
-zオプション以降に-glmoutmodeオプションで「do」を指定する
あらかじめ帳票属性の編集コマンド(lmedtformatrコマンド)の-outputmodeオプションに「1」を指定しておく
あらかじめ論理あて先の編集コマンド(lmedtldコマンド)の-outputmodeオプションに「1」を指定しておく
ポイント
OWFファイルのアクセス権は、以下のように設定されます。
アプリケーションサーバがWindowsの場合
OWFファイルが格納されるフォルダのアクセス権が引き継がれます。
アプリケーションサーバがSolaris/Linuxの場合
owner:rootおよびアクセス権は666となります。
アプリケーションサーバから帳票管理サーバにファイルを転送するときに指定可能なファイルパス長については、以下を参照してください。
⇒“3.4.1.6 [注意]”
帳票の出力時のオプションを指定します。-zオプション以降はすべて帳票出力オプションとみなされます。
List Creatorコネクタ連携による帳票出力は、帳票管理サーバでprprintコマンドを実行するため、帳票出力オプションには、prprintコマンドのオプションを指定します。
List Managerと連携する場合は、-zオプション以降に-glmlogicaldestinationオプションで論理あて先名を必ず指定してください。
ただし、prprintコマンドの以下のオプションは、指定しても無効になります。
prprintコマンドについては、以下を参照してください。
帳票格納ディレクトリ名(prputexコマンドの-aオプションを指定した場合のみ無効)
入力データの文字コード系(指定しないでください)
データファイル名
メディアデータ格納ディレクトリ(prputexコマンドで-lcvisualfileオプションを指定してメディアデータファイルを転送した場合のみ無効)
マルチフォーム/組合せフォーム用帳票名データ区切り文字(指定しないでください)
マルチフォーム用帳票名データフィールド長(指定しないでください)
組合せフォーム出力指定(指定しないでください)
メディアデータファイル名(prputexコマンドで -lcvisualfileオプションを指定してメディアデータファイルを転送した場合のみ無効)
注意
帳票格納ディレクトリのパスの区切りには、以下を指定してください。
帳票管理サーバがWindowsの場合
「円マーク(¥)」
なお、List Creator互換インタフェースであるCOBOLインタフェースやC言語のsystem()関数などシェルを使用してコマンドを起動する場合、パスの区切り「円マーク(¥)」を2つ指定してください。
例:-a c:¥¥ListCREATOR¥¥Assets
帳票管理サーバがSolaris/Linuxの場合
「スラッシュ(/)」
このオプション以降に-indatacodeオプションを指定した場合、以下のようになります。
帳票管理サーバがWindowsの場合
指定は無効になります。
帳票管理サーバがSolaris/Linuxの場合
帳票管理サーバ側でエラーが発生します。
ポイント
このオプションに指定できる帳票出力オプションについては、prprintコマンドの説明を参照してください。
帳票配信型(PDFファイル保存)で、帳票出力サーバでPDFファイルを出力する場合、またはWeb手元印刷型(PDFファイル形式)で帳票管理サーバでPDFファイルを出力する場合は、-keeppdfオプションで出力するPDFファイルのパスを指定します。
List Creatorコネクタ連携時に、出力したPDFファイルをアプリケーションサーバ側に配置する場合は、-lckeeppdfオプションで配置するPDFファイルのパスを指定します。
帳票管理サーバでOWFファイルを生成する場合は、-gowffileオプションで生成するOWFファイルのパスを指定します。
また、List Creatorコネクタ連携時に、生成したOWFファイルをアプリケーションサーバ側に配置する場合は、-lckeepowfオプションで配置するOWFファイルのパスを指定します。
prputexコマンドの復帰値をアプリケーションサーバごとに説明します。
なお、ここでは、一部の復帰値のみ記載しています。
また、メッセージを参照する場合は、「帳票出力サーバ」を「帳票管理サーバ」に読み変えてください。
アプリケーションサーバがWindowsの場合
復帰値を示します。
復帰値 | 意味 |
---|---|
0 | 正常終了 |
1 | 内部エラーが発生しました。 |
2 | Javaの実行環境がインストールされていない可能性があります。実行するためには、JREまたはJ2SDKのv1.3.1以降が必要です。 |
3 | Javaの実行モジュールへのアクセスに失敗しました。Javaモジュールが壊れている可能性があります。 |
4 | Javaのクラスファイルへのアクセスに失敗しました。Javaクラスファイルが壊れている可能性があります。 |
5 | メモリ資源不足です。処理を打ち切ります。 |
6 | 起動時のパラメタに誤りがあります。 |
7 | 文字列のコード変換に失敗しました。 |
8 | レジストリのアクセスに失敗しました。 |
9 | 設定ファイルへのアクセスに失敗しました。または、設定ファイルの内容が正しくない可能性があります。 |
11 | List Creatorコネクタ連携機能のサービスが停止されたため、処理を打ち切ります。 |
12 | List Creatorコネクタ連携機能のサービスとのプロセス間通信に異常が発生したため、処理できません。 |
23 | 通信対象のコンピュータへの接続が、すでに接続可能最大数を超えているため、接続に失敗しました。再度実行してください。 |
24 | 通信エラーが検出されたため、処理できません。 |
27 | 通信対象のコンピュータの電源が投入されていない、または通信対象のコンピュータが見つかりません。システム管理者に連絡して、ネットワーク環境を確認してください。 |
29 | 通信対象のコンピュータが存在しない、通信対象のコンピュータの名前解決に失敗した、または通信中に異常が発生しました。システム管理者に連絡して、ネットワーク環境を確認してください。 |
33 | 帳票出力サーバで、帳票出力中にエラーが発生しました。 |
49 | ローカルコンピュータでディレクトリ、帳票、またはファイルのアクセスに失敗したため、処理できません。 |
51 | ローカルコンピュータでディレクトリ、帳票、またはファイルのアクセスが拒否されたため、処理できません。 |
52 | ローカルコンピュータにディレクトリ、帳票、またはファイルが存在しないため、処理できません。 |
60 | 通信対象のコンピュータがメモリ不足のため処理できません。 |
61 | 通信対象のコンピュータでディスクの空き容量が不足しているため、処理できません。 |
63 | 通信対象のコンピュータでシステム資源が不足しているため、処理できません。 |
69 | 通信対象のコンピュータで、ディレクトリ、帳票、またはファイルのアクセスに失敗したため、処理できません。 |
71 | 通信対象のコンピュータで、ディレクトリ、帳票、またはファイルのアクセスが拒否されたため、処理できません。 |
72 | 通信対象のコンピュータに、ディレクトリ、帳票、またはファイルが存在しないため、処理できません。 |
121 | 帳票出力処理中に通信モジュールでエラーが発生しました。 |
122 | 通信対象のコンピュータがシャットダウンされた、またはList Creatorコネクタ連携機能のサービス/デーモンが停止されたなどのため、接続が無効になりました。通信対象のコンピュータを起動し、List Creatorコネクタ連携機能のサービス/デーモンを起動して、再度実行してください。 |
124 | 通信対象のコンピュータでList Creatorコネクタ連携機能のサービス/デーモンが起動されていないため、処理できません。List Creatorコネクタ連携機能のサービス/デーモンを起動して、再度実行してください。 |
125 | 通信対象のコンピュータに接続できない、または通信エラーが発生しました。 |
126 | ローカルコンピュータにすでにファイルが存在するため、ファイルの作成に失敗しました。 |
150 | 通信モジュールでその他のシステムエラーが発生しました。 |
200 | Javaメソッドの実行中に例外が発生しました。 |
201 | 動作するのに十分な空きメモリが不足しています。 |
202 | 作業ファイル作成時にディスク資源不足が発生しました。 |
203 | メモリ・ディスク以外のシステム資源不足が発生しました。 |
204 | ファイルまたはディレクトリへのアクセスが拒否されました。 |
205 | ファイル共有違反が発生しました。 |
206 | ファイルが見つかりませんでした。 |
207 | Java の内部エラーが発生しました。 |
208 | 処理中に作業用ファイルの異常が発生しました。 |
209 | アプリケーションサーバ側でエラーが発生しました。指定したパラメタ、または属性情報に誤りがあります。 |
212 | その他のシステムエラーが発生しました。 |
226 | 文字コード変換でエラーが発生しました。 |
255 | 帳票の登録中に帳票出力サーバでエラーが発生しました。エラーの詳細は、帳票出力サーバのイベントログ(またはシステムログ)を確認してください。 |
●List Creatorコネクタ連携機能使用時のエラー詳細
以下に、List Creatorコネクタ連携機能を使用中に表示されるエラーの詳細コードについて説明します。
詳細コード | 原因と対処方法 |
---|---|
X-0-23000110008 | 帳票管理サーバでの帳票の登録に失敗しました。 エラーの原因を帳票管理サーバのシステムログで確認してください。 |
X-0-0 | List Creatorコネクタ連携機能が使用できない可能性があります。 以下の点を確認してください。
|
X-20-32 | 通信対象のコンピュータのディスク容量が不足している可能性があります。以下の対処を行ってください。
|
X-29-16842788 | 通信時に以下の場合に発生することがあります。
|
X-24-16 | DefaultTransferProperty ファイルのプロパティに、値が指定されていないプロパティが存在する可能性があります。 以下の点を確認してください。
|
X-24-32 | DefaultTransferProperty ファイルのプロパティの値に、範囲外の値が指定されている可能性があります。 以下の点を確認してください。
|
X-24-48 | DefaultTransferProperty ファイルのプロパティの値に、誤った値が指定されている可能性があります。 以下の点を確認してください。
|
X-24-64 | |
X-0-41000010301 | 通信中に、以下の状態となった可能性があります。
|
X-0-41000010005 | コネクタ連携機能が使用できない可能性があります。 以下の点を確認してください。
|
上記の表の「X」には任意の数字が出力されます。
アプリケーションサーバがSolaris/Linuxの場合
復帰値を示します。
復帰値 | 意味 |
---|---|
0 | 正常終了 |
1 | 内部エラーが発生しました。 |
2 | Javaの実行環境がインストールされていない可能性があります。実行するためには、JREまたはJ2SDKのv1.3.1以降が必要です。 |
3 | Javaの実行モジュールへのアクセスに失敗しました。Javaモジュールが壊れている可能性があります。 |
4 | Javaのクラスファイルへのアクセスに失敗しました。Javaクラスファイルが壊れている可能性があります。 |
5 | メモリ資源不足です。処理を打ち切ります。 |
6 | 起動時のパラメタに誤りがあります。 |
7 | 文字列のコード変換に失敗しました。 |
8 | レジストリのアクセスに失敗しました。 |
9 | 設定ファイルへのアクセスに失敗しました。または、設定ファイルの内容が正しくない可能性があります。 |
11 | List Creatorコネクタ連携機能のデーモンが停止されたため、処理を打ち切ります。 |
12 | List Creatorコネクタ連携機能のデーモンとのプロセス間通信に異常が発生したため、処理できません。 |
23 | 通信対象のコンピュータへの接続が、すでに接続可能最大数を超えているため、接続に失敗しました。再度実行してください。 |
24 | 通信エラーが検出されたため、処理できません。 |
27 | 通信対象のコンピュータの電源が投入されていない、または通信対象のコンピュータが見つかりません。システム管理者に連絡して、ネットワーク環境を確認してください。 |
29 | 通信対象のコンピュータが存在しない、通信対象のコンピュータの名前解決に失敗した、または通信中に異常が発生しました。システム管理者に連絡して、ネットワーク環境を確認してください。 |
33 | 帳票出力サーバで、帳票出力中にエラーが発生しました。 |
49 | ローカルコンピュータでディレクトリ、帳票、またはファイルのアクセスに失敗したため、処理できません。 |
51 | ローカルコンピュータでディレクトリ、帳票、またはファイルのアクセスが拒否されたため、処理できません。 |
52 | ローカルコンピュータにディレクトリ、帳票、またはファイルが存在しないため、処理できません。 |
60 | 通信対象のコンピュータがメモリ不足のため処理できません。 |
61 | 通信対象のコンピュータでディスクの空き容量が不足しているため、処理できません。 |
63 | 通信対象のコンピュータでシステム資源が不足しているため、処理できません。 |
69 | 通信対象のコンピュータで、ディレクトリ、帳票、またはファイルのアクセスに失敗したため、処理できません。 |
71 | 通信対象のコンピュータで、ディレクトリ、帳票、またはファイルのアクセスが拒否されたため、処理できません。 |
72 | 通信対象のコンピュータに、ディレクトリ、帳票、またはファイルが存在しないため、処理できません。 |
121 | 帳票出力処理中に通信モジュールでエラーが発生しました。 |
122 | 通信対象のコンピュータがシャットダウンされた、またはList Creatorコネクタ連携機能のサービス/デーモンが停止されたなどのため、接続が無効になりました。通信対象のコンピュータを起動し、List Creatorコネクタ連携機能のサービス/デーモン を起動して、再度実行してください。 |
124 | 通信対象のコンピュータでList Creatorコネクタ連携機能のサービス/デーモンが起動されていないため、処理できません。List Creatorコネクタ連携機能のサービス/デーモンを起動して、再度実行してください。 |
125 | 通信対象のコンピュータに接続できない、または通信エラーが発生しました。 |
126 | ローカルコンピュータにすでにファイルが存在するため、ファイルの作成に失敗しました。 |
150 | 通信モジュールでその他のシステムエラーが発生しました。 |
200 | Javaメソッドの実行中に例外が発生しました。 |
201 | 動作するのに十分な空きメモリが不足しています。 |
202 | 作業ファイル作成時にディスク資源不足が発生しました。 |
203 | メモリ・ディスク以外のシステム資源不足が発生しました。 |
204 | ファイルまたはディレクトリへのアクセスが拒否されました。 |
205 | ファイル共有違反が発生しました。 |
206 | ファイルが見つかりませんでした。 |
207 | Java の内部エラーが発生しました。 |
208 | 処理中に作業用ファイルの異常が発生しました。 |
209 | アプリケーションサーバ側でエラーが発生しました。指定したパラメタ、または属性情報に誤りがあります。 |
212 | その他のシステムエラーが発生しました。 |
226 | 文字コード変換でエラーが発生しました。 |
255 | 帳票の登録中に帳票出力サーバでエラーが発生しました。エラーの詳細は、帳票出力サーバのイベントログ(またはシステムログ)を確認してください。 |
●List Creatorコネクタ連携機能使用時のエラー詳細
以下に、List Creatorコネクタ連携機能を使用中に表示されるエラーの詳細コードについて説明します。
詳細コード | 原因と対処方法 |
---|---|
X-0-23000110008 | 帳票管理サーバでの帳票の登録に失敗しました。 エラーの原因を帳票管理サーバのシステムログで確認してください。 |
X-0-0 | List Creatorコネクタ連携機能が使用できない可能性があります。 以下の点を確認してください。
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X-20-32 | 通信対象のコンピュータのディスク容量が不足している可能性があります。以下の対処を行ってください。
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X-29-16842788 | 通信時に以下の場合に発生することがあります。
|
X-24-16 | DefaultTransferProperty ファイルのプロパティに、値が指定されていないプロパティが存在する可能性があります。 以下の点を確認してください。
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X-24-32 | DefaultTransferProperty ファイルのプロパティの値に、範囲外の値が指定されている可能性があります。 以下の点を確認してください。
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X-24-48 | DefaultTransferProperty ファイルのプロパティの値に、誤った値が指定されている可能性があります。 以下の点を確認してください。
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X-24-64 | |
X-0-41000010301 | 通信中に、以下の状態となった可能性があります。
|
X-0-41000010005 | コネクタ連携機能が使用できない可能性があります。 以下の点を確認してください。
|
上記の表の「X」には任意の数字が出力されます。
以下の場合に分けて、prputexコマンド使用時の注意事項を示します。
帳票管理サーバがWindows/Solaris/Linux共通
帳票管理サーバがWindowsの場合
帳票管理サーバがSolaris/Linuxの場合
●帳票管理サーバがWindows/Solaris/Linux共通の注意事項
共通の注意を以下に記載します。
prputexコマンドにより帳票を出力する場合、1台の帳票管理サーバに対して同時に通信できるプロセス数は環境設定ファイル(DaemonPropertyファイルの「最大同時接続許可数」)に依存します。
環境設定で設定した個数以降の帳票出力処理は、中断される場合があります。この場合、復帰値「23」でprputexコマンドが復帰します。
また、1台の帳票管理サーバに対してアプリケーションサーバが複数台存在する場合は、それぞれのアプリケーションサーバから同時に通信するプロセス数の合計が、環境設定ファイル(DaemonPropertyファイル)の「最大同時接続許可数」まで通信可能となります。
ファイルパスまたはディレクトリパスに全角文字、半角カナ文字は指定できません。
アプリケーションサーバから帳票管理サーバにファイルを転送する場合、指定できる最大のパスの長さは以下のとおりです。
アプリケーションサーバ | 帳票管理サーバ | |
---|---|---|
Windowsの場合 | Solaris/Linuxの場合 | |
Windowsの場合 | 最大のパスの長さ= | 259バイト |
Solarisの場合 | 934バイト | |
Linuxの場合 | 934バイト |
*1:
以下に、最大のパスの長さの計算例を示します。
例:List Worksインストールフォルダが「C:\ListWorks」の場合
176バイト-(12バイト+12バイト) = 152バイト
アプリケーションサーバのList Creatorコネクタ連携機能のサービス/デーモンが、アプリケーションサーバに配置するPDFファイルまたはOWFファイルのアクセス権は以下のとおりです。
アプリケーションサーバがWindowsの場合
PDFファイルまたはOWFファイルが格納されるフォルダのアクセス権が引き継がれます。
アプリケーションサーバがSolaris/Linuxの場合
owner:rootおよびアクセス権は666となります。
アプリケーションサーバに配置する場合のファイルの格納先については、ご使用のList CreatorおよびList Creator Connectorに添付されているオンラインマニュアルを参照してください。
●帳票管理サーバがWindowsの場合の注意事項
帳票管理サーバがWindowsで、prputexコマンド使用時の注意事項を以下に示します。
コンピュータ名(ホスト名)とTCP/IPのホスト名は同一となるようにネットワークの設定を行ってください。
List Creatorコネクタ連携中に帳票管理サーバ上で異常が発生した場合、帳票管理サーバ上のイベントログにエラーが通知されます。
帳票管理サーバ上では、List Creatorコネクタ連携機能のサービスのログオンユーザの権限で動作します。
入力データ、メディアデータファイルなどの転送先ディレクトリ(帳票管理サーバの( List Worksインストールフォルダ)\Listmanagerフォルダ配下)には、List Creatorコネクタ連携機能のサービスのログオンユーザがサブディレクトリやファイルを作成・読み取り・変更・削除できるアクセス権を設定しておいてください。作成・読み取り・変更・削除できるアクセス権が設定されていない場合、入力データ、メディアデータファイルなどの転送や、帳票の出力に失敗することがあります。
ファイルの格納先として、ネットワークドライブ(UNC指定(¥¥コンピュータ名¥共有名¥ディレクトリ名)を除く)、またはリムーバブルディスクを指定しないでください。
●帳票管理サーバがSolaris/Linuxの場合の注意事項
帳票管理サーバがSolaris/Linuxで、prputexコマンド使用時の注意事項を以下に示します。
List Creatorコネクタ連携中に帳票管理サーバ上で異常が発生した場合、帳票管理サーバ上のシステムログにエラーが通知されます。
帳票管理サーバ上では、List Creatorコネクタ連携機能のデーモンのユーザの権限で動作します。
入力データ、メディアデータファイルなどの転送先ディレクトリ(帳票管理サーバの
"/opt/FJSVoast/remoteprint"配下)には、List Creatorコネクタ連携機能のデーモンのユーザがサブディレクトリやファイルを作成・読み取り・変更・削除できるアクセス権を設定しておいてください。作成・読み取り・変更・削除できるアクセス権が設定されていない場合、入力データ、メディアデータファイルなどの転送や、帳票の出力に失敗することがあります。