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Interstage List Works for Modernization V11.0.0 帳票印刷配信機能アプリケーション作成ガイド 帳票出力編

D.2.2 アプリケーションサーバがSolaris/Linuxの場合

アプリケーションサーバがSolarisまたはLinuxの場合に、帳票出力時に、以下の文字コード系を指定する必要があります。

入力データ

使用する入力データの文字コード系を指定します。

コマンド(オプション)、またはユーザアプリケーション(クラス、メソッドまたはプロパティ)で指定します。

ユーザアプリケーション

コマンド(オプション)、またはユーザアプリケーションの実行環境の文字コード系を指定します。
環境変数、または文字コード系を指定するクラスインタフェース(またはメソッド)で指定します。コマンド(オプション)、またはユーザアプリケーション実行環境の文字コード系は、帳票出力時に使用する入力データの文字コードと合わせる必要があります。


上記以外に、以下の文字コード系についても、運用に合わせて指定が必要です。

情報ファイルおよびList Manager管理情報ファイル

帳票出力時に使用する入力データやユーザアプリケーションの文字コード系と同じ文字コード系で作成する必要があります。
情報ファイル、List Manager管理情報ファイルの詳細は、以下を参照してください。
⇒“第7章 帳票出力時に使用するファイル
ただし、帳票出力に使用する帳票資源の配置場所が帳票管理サーバの場合は、入力データの文字コード系に、帳票資源の文字コード系を合わせる必要があります。
帳票資源の配置場所と文字コード系の関係については、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 運用ガイド”の“第2章  帳票資源の準備”を参照してください。

帳票定義情報

帳票定義情報の文字コード系は、Shift-JISです。
また、List Creatorデザイナでは、帳票定義情報の定義内容はShift-JISで保存されます。
したがって、以下の日本語文字列が指定可能なもので外字を使用する場合は、Shift-JISの範囲内での指定となります。

  • 帳票様式定義
    項目名、固定リテラル文字、集団印刷の印刷文字、オーバレイ文字、データ定義画面のオペランド

  • 帳票業務情報のすべて


また、帳票資源に使用できる文字については、以下を参照してください。
⇒“付録C 文字コード系に関する注意事項(帳票配信・出力時)


以降、アプリケーションサーバがSolarisまたはLinuxの場合に、各帳票出力インタフェースで使用できる文字コード系について示します。

注意

帳票定義情報を転送して出力した場合(アプリケーションサーバに配置した場合)は、ユーザアプリケーションの文字コード系と同じ文字コード系で作成する必要があります。

●帳票管理サーバがWindowsの場合

アプリケーションサーバがSolarisまたはLinuxで、帳票管理サーバがWindowsの場合に、各帳票出力インタフェースで指定できる文字コード系について、入力データの種類に分けて説明します。

入力データ形式(「可変長」/「固定長」/「CSV形式」)の場合

各帳票出力インタフェースで指定できる文字コード系について、以下の表に示します。

アプリケーションサーバがSolaris/Linuxで、帳票管理サーバがWindowsの場合に使用できる文字コード系(入力データ形式:「可変長/ 固定長/CSV 形式」

帳票出力インタフェース

文字コード系

EUC
(U90)

(*1)

EUC
(S90)

(*1)

Shift-JIS

UNICODE
(UCS2

リトルエン

ディアン)

(*1)

UNICODE
(UCS2

ビッグエン

ディアン)

(*1)

UNICODE
(UTF8)

(*1)

List Creatorコネクタ連携
コマンド

prputexコマンド

Javaインタフェース

Formsクラス

×

×

×

×

◎(*2)

FormsFileクラス

FormsStreamクラス

◎:入力データ、コマンド(オプション)、ユーザアプリケーション(メソッド)で使用できます。
    情報ファイルはEUC(U90)、EUC(S90)、Shift-JIS、UNICODE(UTF8)のみ使用できますが、
    帳票管理サーバに配置する場合は、Shift-JIS のみ使用できます。
○:入力データのみ使用できます。
    コマンド(オプション)はEUC(U90)、EUC(S90)、Shift-JIS、UNICODE(UTF8)のみ使用できます。
    情報ファイルはEUC(U90)、EUC(S90)、Shift-JIS、UNICODE(UTF8)のみ使用できますが、
    帳票管理サーバに配置する場合は、Shift-JIS のみ使用できます。
□:入力データのみ使用できます。
    ユーザアプリケーション(メソッド)はUNICODE(UTF8)のみ使用できます。
    情報ファイルはEUC(U90)、EUC(S90)、Shift-JIS、UNICODE(UTF8)のみ使用できますが、
    帳票管理サーバに配置する場合は、Shift-JIS のみ使用できます。
△:情報ファイル/List Manager管理情報ファイルのみ使用できます。
    入力データ、およびユーザアプリケーション(メソッド)はUNICODE(UTF8)のみ使用できます。
×:使用できません。


*1:
入力データ以外は、アプリケーションサーバ(Solaris/Linux)から帳票管理サーバ(Windows)へ転送後、Shift-JISに変換されます。
出力できる文字については、以下を参照してください。
⇒“E.4  帳票管理サーバがWindowsの場合に出力できる文字”

*2:
入力データはsetDataCodeメソッドとsetFileTypeメソッド、または 環境変数LANGと環境変数OA_EUCTYPEで指定した文字コード系に変換されます。

入力データ形式(「XML形式」)の場合

各帳票出力インタフェースで指定できる文字コード系について、以下の表に示します。

アプリケーションサーバがSolaris/Linuxで、帳票管理サーバがWindowsの場合に使用できる文字コード系(入力データ形式:XML形式)

帳票出力インタフェース

文字コード系

Shift-JIS

UNICODE(UTF8)(*1)

List Creatorコネクタ連携コマンド

prputexコマンド

Javaインタフェース

FormsFileクラス(*2)

FormsStreamクラス(*3)

◎:入力データ、コマンド(オプション)、ユーザアプリケーション(メソッド)で使用できます。
    情報ファイルはEUC(U90)、EUC(S90)、Shift-JIS、UNICODE(UTF8)のみ使用できますが、
    帳票管理サーバに配置する場合は、Shift-JISのみ使用できます。
□:入力データのみ使用できます。
    ユーザアプリケーション(メソッド)はUNICODE(UTF8)のみ使用できます。
    情報ファイルはShift-JISのみ使用できます。


*1:
入力データ以外はSolarisからWindowsへ転送後、Shift-JISに変換されます。
出力できる文字については、以下を参照してください。
⇒“E.4  帳票管理サーバがWindowsの場合に出力できる文字”

*2:
XMLファイルを指定して、List Creatorコネクタ連携を行う場合、setDataFileメソッドに「Shift-JIS」、setFileType メソッドに「UNICODE(UTF8)」を指定してください。

*3:
XMLファイルを指定して、List Creatorコネクタ連携を行う場合、setDataCodeメソッドに「Shift-JIS」、setFileTypeメソッドに「UNICODE(UTF8)」を指定してください。

●帳票管理サーバがSolaris/Linuxの場合

アプリケーションサーバがSolaris またはLinuxで、帳票管理サーバがSolarisまたはLinuxの場合に、各帳票出力インタフェースで指定できる文字コード系について、入力データの種類に分けて説明します。

入力データ形式(「可変長」/「固定長」/「CSV形式」)の場合

各帳票出力インタフェースで指定できる文字コード系について、以下の表に示します。

アプリケーションサーバがSolaris/Linuxで、帳票管理サーバがSolaris/Linuxの場合に使用できる文字コード系(入力データ形式:「可変長/固定長/CSV形式」)

帳票出力インタフェース

文字コード系

EUC(U90)

EUC(S90)

Shift-JIS(*1)

UNICODE(UTF8)

List Creatorコネクタ連携
コマンド

prputexコマンド

Javaインタフェース

Formsクラス(*2)

FormsFileクラス(*3)

FormsStreamクラス(*2)

◎:入力データ、コマンド(オプション)、およびユーザアプリケーション(メソッド)および
    情報ファイル/List Manager管理情報ファイルで使用できます。
△:情報ファイル/List Manager管理情報ファイルのみ使用できます。
    入力データ、およびユーザアプリケーション(メソッド)はUNICODE(UTF8)のみ使用できます。
□:入力データ、および情報ファイル/List Manager管理情報ファイルのみ使用できます。
    ユーザアプリケーション(メソッド)はUNICODE(UTF8)のみ使用できます。
×:使用できません。


*1:
帳票管理サーバまたはアプリケーションサーバがLinuxの場合は、使用できません。

*2:
各メソッドで指定した文字列は、setDataCodeメソッドと setFileTypeメソッド、または 環境変数LANGと環境変数OA_EUCTYPEで指定した文字コード系に変換されます。

*3:
各メソッドで指定した文字列は、setDataFileメソッドと setFileTypeメソッド、または環境変数LANGと環境変数OA_EUCTYPEで指定した文字コード系に変換されます。

入力データ形式(「XML形式」)の場合

各帳票出力インタフェースで指定できる文字コード系について、以下の表に示します。

アプリケーションサーバがSolaris/Linuxで、帳票管理サーバがSolaris/Linuxの場合に使用できる文字コード系(入力データ形式:XML形式)

帳票出力インタフェース

文字コード系

Shift-JIS(*1)(*2)

UNICODE(UTF8)(*1)

日本語EUC(EUC-JP)(*1)

List Creatorコネクタ連携コマンド

prputexコマンド

Javaインタフェース

FormsFileクラス(*3)(*4)

FormsStreamクラス(*3)(*5)

◎:入力データ、コマンド(オプション)、ユーザアプリケーション(メソッド)、および
    情報ファイル/List Manager管理情報ファイルで使用できます。
○:入力データのみ使用できます。
    コマンド(オプション)、および情報ファイル/List Manager管理情報ファイルはEUC(U90)、
    EUC(S90)、Shift-JIS、UNICODE(UTF8)のみ使用できます。
□:入力データのみ使用できます。
    ユーザアプリケーション(メソッド)はUNICODE(UTF8)のみ使用できます。
    情報ファイル/List Manager管理情報ファイルはEUC(U90)、EUC(S90)、Shift-JIS 、
    UNICODE(UTF8)のみ使用できます。


*1:
使用できる文字については、以下を参照してください。
⇒“C.9 入力データ形式が「XML形式」の帳票出力時の留意事項

*2:
帳票管理サーバまたはアプリケーションサーバがLinuxの場合は、使用できません。

*3:
各メソッドで指定した文字列は、setDataCodeメソッドと setFileTypeメソッド、または環境変数LANGと環境変数OA_EUCTYPEで指定した文字コード系に変換されます。

*4:
XMLファイルを指定して、List Creatorコネクタ連携を行う場合、setDataFileメソッドに「Shift-JIS」、setFileTypeメソッドに「UNICODE(UTF8)」を指定してください。

*5:
XMLファイルを指定して、List Creatorコネクタ連携を行う場合、setDataCodeメソッドに「Shift-JIS」、setFileTypeメソッドに「UNICODE(UTF8)」を指定してください。