アプリケーションサーバがSolarisまたはLinuxの場合に、帳票出力時に、以下の文字コード系を指定する必要があります。
使用する入力データの文字コード系を指定します。
コマンド(オプション)、またはユーザアプリケーション(クラス、メソッドまたはプロパティ)で指定します。
コマンド(オプション)、またはユーザアプリケーションの実行環境の文字コード系を指定します。
環境変数、または文字コード系を指定するクラスインタフェース(またはメソッド)で指定します。コマンド(オプション)、またはユーザアプリケーション実行環境の文字コード系は、帳票出力時に使用する入力データの文字コードと合わせる必要があります。
上記以外に、以下の文字コード系についても、運用に合わせて指定が必要です。
帳票出力時に使用する入力データやユーザアプリケーションの文字コード系と同じ文字コード系で作成する必要があります。
情報ファイル、List Manager管理情報ファイルの詳細は、以下を参照してください。
⇒“第7章 帳票出力時に使用するファイル”
ただし、帳票出力に使用する帳票資源の配置場所が帳票管理サーバの場合は、入力データの文字コード系に、帳票資源の文字コード系を合わせる必要があります。
帳票資源の配置場所と文字コード系の関係については、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 運用ガイド”の“第2章 帳票資源の準備”を参照してください。
帳票定義情報の文字コード系は、Shift-JISです。
また、List Creatorデザイナでは、帳票定義情報の定義内容はShift-JISで保存されます。
したがって、以下の日本語文字列が指定可能なもので外字を使用する場合は、Shift-JISの範囲内での指定となります。
帳票様式定義
項目名、固定リテラル文字、集団印刷の印刷文字、オーバレイ文字、データ定義画面のオペランド
帳票業務情報のすべて
また、帳票資源に使用できる文字については、以下を参照してください。
⇒“付録C 文字コード系に関する注意事項(帳票配信・出力時)”
以降、アプリケーションサーバがSolarisまたはLinuxの場合に、各帳票出力インタフェースで使用できる文字コード系について示します。
注意
帳票定義情報を転送して出力した場合(アプリケーションサーバに配置した場合)は、ユーザアプリケーションの文字コード系と同じ文字コード系で作成する必要があります。
●帳票管理サーバがWindowsの場合
アプリケーションサーバがSolarisまたはLinuxで、帳票管理サーバがWindowsの場合に、各帳票出力インタフェースで指定できる文字コード系について、入力データの種類に分けて説明します。
入力データ形式(「可変長」/「固定長」/「CSV形式」)の場合
各帳票出力インタフェースで指定できる文字コード系について、以下の表に示します。
帳票出力インタフェース | 文字コード系 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
EUC (*1) | EUC (*1) | Shift-JIS | UNICODE リトルエン ディアン) (*1) | UNICODE ビッグエン ディアン) (*1) | UNICODE (*1) | ||
List Creatorコネクタ連携 | prputexコマンド | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | ○ | ◎ |
Javaインタフェース | Formsクラス | × | × | △ | × | × | ◎(*2) |
FormsFileクラス | □ | □ | □ | □ | □ | ◎ | |
FormsStreamクラス | □ | □ | □ | □ | □ | ◎ |
◎:入力データ、コマンド(オプション)、ユーザアプリケーション(メソッド)で使用できます。
情報ファイルはEUC(U90)、EUC(S90)、Shift-JIS、UNICODE(UTF8)のみ使用できますが、
帳票管理サーバに配置する場合は、Shift-JIS のみ使用できます。
○:入力データのみ使用できます。
コマンド(オプション)はEUC(U90)、EUC(S90)、Shift-JIS、UNICODE(UTF8)のみ使用できます。
情報ファイルはEUC(U90)、EUC(S90)、Shift-JIS、UNICODE(UTF8)のみ使用できますが、
帳票管理サーバに配置する場合は、Shift-JIS のみ使用できます。
□:入力データのみ使用できます。
ユーザアプリケーション(メソッド)はUNICODE(UTF8)のみ使用できます。
情報ファイルはEUC(U90)、EUC(S90)、Shift-JIS、UNICODE(UTF8)のみ使用できますが、
帳票管理サーバに配置する場合は、Shift-JIS のみ使用できます。
△:情報ファイル/List Manager管理情報ファイルのみ使用できます。
入力データ、およびユーザアプリケーション(メソッド)はUNICODE(UTF8)のみ使用できます。
×:使用できません。
*1:
入力データ以外は、アプリケーションサーバ(Solaris/Linux)から帳票管理サーバ(Windows)へ転送後、Shift-JISに変換されます。
出力できる文字については、以下を参照してください。
⇒“E.4 帳票管理サーバがWindowsの場合に出力できる文字”
*2:
入力データはsetDataCodeメソッドとsetFileTypeメソッド、または 環境変数LANGと環境変数OA_EUCTYPEで指定した文字コード系に変換されます。
入力データ形式(「XML形式」)の場合
各帳票出力インタフェースで指定できる文字コード系について、以下の表に示します。
帳票出力インタフェース | 文字コード系 | ||
---|---|---|---|
Shift-JIS | UNICODE(UTF8)(*1) | ||
List Creatorコネクタ連携コマンド | prputexコマンド | ◎ | ◎ |
Javaインタフェース | FormsFileクラス(*2) | □ | ◎ |
FormsStreamクラス(*3) | □ | ◎ |
◎:入力データ、コマンド(オプション)、ユーザアプリケーション(メソッド)で使用できます。
情報ファイルはEUC(U90)、EUC(S90)、Shift-JIS、UNICODE(UTF8)のみ使用できますが、
帳票管理サーバに配置する場合は、Shift-JISのみ使用できます。
□:入力データのみ使用できます。
ユーザアプリケーション(メソッド)はUNICODE(UTF8)のみ使用できます。
情報ファイルはShift-JISのみ使用できます。
*1:
入力データ以外はSolarisからWindowsへ転送後、Shift-JISに変換されます。
出力できる文字については、以下を参照してください。
⇒“E.4 帳票管理サーバがWindowsの場合に出力できる文字”
*2:
XMLファイルを指定して、List Creatorコネクタ連携を行う場合、setDataFileメソッドに「Shift-JIS」、setFileType メソッドに「UNICODE(UTF8)」を指定してください。
*3:
XMLファイルを指定して、List Creatorコネクタ連携を行う場合、setDataCodeメソッドに「Shift-JIS」、setFileTypeメソッドに「UNICODE(UTF8)」を指定してください。
●帳票管理サーバがSolaris/Linuxの場合
アプリケーションサーバがSolaris またはLinuxで、帳票管理サーバがSolarisまたはLinuxの場合に、各帳票出力インタフェースで指定できる文字コード系について、入力データの種類に分けて説明します。
入力データ形式(「可変長」/「固定長」/「CSV形式」)の場合
各帳票出力インタフェースで指定できる文字コード系について、以下の表に示します。
帳票出力インタフェース | 文字コード系 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
EUC(U90) | EUC(S90) | Shift-JIS(*1) | UNICODE(UTF8) | |||
List Creatorコネクタ連携 | prputexコマンド | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | |
Javaインタフェース | Formsクラス(*2) | △ | △ | △ | ◎ | |
FormsFileクラス(*3) | □ | □ | □ | ◎ | ||
FormsStreamクラス(*2) | □ | □ | □ | ◎ |
◎:入力データ、コマンド(オプション)、およびユーザアプリケーション(メソッド)および
情報ファイル/List Manager管理情報ファイルで使用できます。
△:情報ファイル/List Manager管理情報ファイルのみ使用できます。
入力データ、およびユーザアプリケーション(メソッド)はUNICODE(UTF8)のみ使用できます。
□:入力データ、および情報ファイル/List Manager管理情報ファイルのみ使用できます。
ユーザアプリケーション(メソッド)はUNICODE(UTF8)のみ使用できます。
×:使用できません。
*1:
帳票管理サーバまたはアプリケーションサーバがLinuxの場合は、使用できません。
*2:
各メソッドで指定した文字列は、setDataCodeメソッドと setFileTypeメソッド、または 環境変数LANGと環境変数OA_EUCTYPEで指定した文字コード系に変換されます。
*3:
各メソッドで指定した文字列は、setDataFileメソッドと setFileTypeメソッド、または環境変数LANGと環境変数OA_EUCTYPEで指定した文字コード系に変換されます。
入力データ形式(「XML形式」)の場合
各帳票出力インタフェースで指定できる文字コード系について、以下の表に示します。
帳票出力インタフェース | 文字コード系 | |||
---|---|---|---|---|
Shift-JIS(*1)(*2) | UNICODE(UTF8)(*1) | 日本語EUC(EUC-JP)(*1) | ||
List Creatorコネクタ連携コマンド | prputexコマンド | ◎ | ◎ | ○ |
Javaインタフェース | FormsFileクラス(*3)(*4) | □ | ◎ | □ |
FormsStreamクラス(*3)(*5) | □ | ◎ | □ |
◎:入力データ、コマンド(オプション)、ユーザアプリケーション(メソッド)、および
情報ファイル/List Manager管理情報ファイルで使用できます。
○:入力データのみ使用できます。
コマンド(オプション)、および情報ファイル/List Manager管理情報ファイルはEUC(U90)、
EUC(S90)、Shift-JIS、UNICODE(UTF8)のみ使用できます。
□:入力データのみ使用できます。
ユーザアプリケーション(メソッド)はUNICODE(UTF8)のみ使用できます。
情報ファイル/List Manager管理情報ファイルはEUC(U90)、EUC(S90)、Shift-JIS 、
UNICODE(UTF8)のみ使用できます。
*1:
使用できる文字については、以下を参照してください。
⇒“C.9 入力データ形式が「XML形式」の帳票出力時の留意事項”
*2:
帳票管理サーバまたはアプリケーションサーバがLinuxの場合は、使用できません。
*3:
各メソッドで指定した文字列は、setDataCodeメソッドと setFileTypeメソッド、または環境変数LANGと環境変数OA_EUCTYPEで指定した文字コード系に変換されます。
*4:
XMLファイルを指定して、List Creatorコネクタ連携を行う場合、setDataFileメソッドに「Shift-JIS」、setFileTypeメソッドに「UNICODE(UTF8)」を指定してください。
*5:
XMLファイルを指定して、List Creatorコネクタ連携を行う場合、setDataCodeメソッドに「Shift-JIS」、setFileTypeメソッドに「UNICODE(UTF8)」を指定してください。