プリンタで発生したエラーや出力経過を確認する方法について説明します。
帳票出力サーバまたはメッセージ通知クライアントでは、プリンタで発生したエラーや出力経過をメッセージで通知させて、そのメッセージを確認することによって、プリンタを監視できます。メッセージが通知されると、ページ指定などのリカバリ処理も行えます。
通常、プリンタで発生したエラーや出力経過のメッセージは、以下のように、到着通知パネルに通知されます(縮小化表示時を例に示します)。
到着通知パネルの表示方法は変更することもできます。変更方法については、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能セットアップガイド”を参照してください。
到着通知パネルには、以下のプリンタで発生したエラーや出力経過通知できます。
List Works Print Agentをインストールした帳票出力サーバ
List Works WorkstationとPrint Managerをインストールした帳票出力サーバ
到着通知パネルに通知されるメッセージには、以下の種類があります。
返答メッセージ
通知メッセージ
応答メッセージ
なお、到着通知パネルでメッセージを確認するには、あらかじめ、到着通知パネルの設定を行っておく必要があります。設定方法については、以下を参照してください。
オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 セットアップガイド”の“4.7 到着通知パネルの設定”
オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 セットアップガイド”の“8.6 到着通知パネルの設定”
ポイント
プリンタで発生したエラーやメッセージを帳票管理サーバで確認する方法については、以下を参照してください。
帳票一覧画面で確認する場合
⇒“4.9 帳票の配信・出力の監視/エラー対応”
帳票管理サーバの運用コマンド(lmoprprintコマンド)で確認する場合
⇒“6.2.5.1 lmoprprintコマンド”
到着通知パネルでテスト印刷を行う場合、ページ指定に最終ページを指定して印刷すると、帳票の出力状態は「出力済」となります。
到着通知パネルで削除を行うと、帳票一覧画面には実際に出力されたページ数より、多いページ数が表示される場合があります。
VSP/VS/PS5000シリーズまたはPrintiaLASERシリーズのプリンタでは、そのプリンタ独自のメッセージが表示される場合があります。
メッセージが通知される、帳票出力サーバまたはメッセージ通知クライアントにユーザがログインしていない場合、メッセージが通知されないため、必ずログインしてください。
エラーの対処ができるメッセージです。
返答メッセージは、以下のように到着通知パネルに表示されます。
エラーが発生した印刷ドキュメントに対し、「保留」や「削除」などの操作や、ページ指定、再印刷など、リカバリ処理ができます。
プリンタで発生したエラーや出力経過が通知されるメッセージです。
異常や出力経過の通知を確認するだけで、エラーの対処を指示することはできません。
なお、通知メッセージのメッセージ通知先に、返答メッセージの通知先と同じコンピュータが指定されている場合、通知メッセージは通知されません(返答メッセージだけが通知されます)。
帳票出力中に応答が必要となった場合に通知されるメッセージです。
List Managerの応答メッセージには、以下の種類があります。
用紙交換メッセージ
出力開始メッセージ
応答メッセージは、以下のように到着通知パネルに表示されます。
応答メッセージが通知された場合、帳票は「応答待ち」となっているため、出力の続行や保留などの対処が必要です。