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Interstage List Works for Modernization V11.0.0 帳票印刷配信機能運用ガイド

4.5.5 帳票の複写/移動

以下のような場合に、帳票を複写または移動します。

帳票を複写/移動するには、以下の操作方法があります。

帳票を複写/移動できるのは、同じ論理あて先タイプの論理あて先です。

操作画面

帳票一覧画面で、帳票を複写/移動するには、以下の手順にしたがって操作します。

注意

  • 帳票を複写/移動するには、論理あて先に対する表示権限および操作権限が必要です。
    操作権限は、複写/移動元論理あて先と、複写/移動先論理あて先の両方に対して必要です。

  • 帳票の作成ユーザは、論理あて先に対する操作権限がなくても、自分で作成した帳票に対して操作できます。

=操作手順=
  1. 帳票一覧画面で、複写/移動する帳票の左側のチェックボックスをチェックし、[複写/移動]ボタンをクリックします。

    注意

    帳票を選択しなかった場合、「帳票を選択してください」という警告メッセージが表示されます。

    ポイント

    複数の帳票を選択した場合、選択したすべての帳票が複写/移動されます。

    ⇒複写/移動画面が表示されます。

  2. 複写/移動先論理あて先を選択します。

    注意

    • 複写/移動先は単一選択です。複数選択できません。

    • 論理あて先グループを複写/移動先論理あて先とすることはできません。

    ポイント

    複写/移動先には、選択した帳票を複写/移動できる論理あて先名と、論理デバイスの出力先の説明(コメント)が表示されます。

  3. 複写/移動と同時に出力を行う場合、「複写/移動と同時に出力を行う」チェックボックスをチェックし、出力範囲、部数を指定します。
    出力範囲で「すべて」を選択すると、帳票のすべてのページが出力されます。
    「ページ指定」を選択し、開始ページと終了ページを指定すると、帳票の指定したページが出力されます。終了ページの指定を省略した場合、帳票の最終ページまで出力されます。

    注意

    以下の条件を満たす場合、ページ範囲を指定するとエラーとなります。

    • 帳票の出力状態が「出力保留」の帳票を出力する

    • スプールデータの形式が「RAW」となっている帳票

    スプールデータの形式は、Windowsのプリンタ画面の、各スプールドキュメント(スプールされたデータ)のプロパティ画面の「全般」タブに表示されるデータ型で確認できます。

    ページ範囲を指定して帳票を出力する場合、スプールデータ形式をEMF形式に変更して出力してください。スプールデータ形式の変更方法については、プリンタドライバに添付のドキュメントを参照してください。

    ポイント

    • 「複写/移動と同時に出力を行う」チェックボックスは、複写/移動元論理あて先の論理あて先のタイプが帳票配信用の場合に表示されます。
      チェックボックスをチェックした場合、複写/移動先論理あて先への帳票の複写/移動と同時に出力も行います。

    • 部数を2部以上指定した場合、「1ページ、1ページ、…」、「2ページ、2ページ、…」、「3ページ、3ページ、…」と出力されます。
      部単位での出力「1ページ、2ページ、3ページ、…」、「1ページ、2ページ、3ページ、…」、「1ページ、2ページ、3ページ、…」はできません。
      部数の指定は、出力方法が「印刷」の場合のみ有効です。

  4. 帳票を複写する場合、[複写]ボタンをクリックします。
    帳票を移動する場合、[移動]ボタンをクリックします。

    ⇒チェックした帳票が、選択した複写/移動先論理あて先に複写/移動されます。

注意

  • 複写/移動先論理あて先に、すでに同じ帳票が存在していた場合、複写/移動されません。

  • 帳票の複写時、複写元の帳票の出力状態にかかわらず、複写が正常に行われた帳票の出力状態の初期表示は「登録」となります。

  • 帳票の移動時、移動後の帳票の出力状態は、移動前と同じになります。ただし、移動前の帳票の出力状態が「配信依頼」、「接続エラー」の場合、帳票の出力を中止するため、移動後の帳票の出力状態の初期表示は「中止」となります。

  • 帳票の出力状態によって、帳票が移動できない場合があります。帳票の出力状態と帳票の移動ができる/できないの関係については、以下を参照してください。
    ⇒“7.4.1.1 帳票の出力状態(帳票一覧画面)

  • 「複写/移動と同時に出力を行う」チェックボックスをチェックした場合、以下の点に注意してください。

    • 出力時には、複写/移動先論理あて先の帳票が出力されます。複写/移動元論理あて先の帳票は出力されません。

    • 複写先論理あて先に、すでに同じ帳票が存在していた場合、複写はされず、複写先に存在する帳票が出力されます。

ポイント

  • 帳票配信型の運用の場合、「出力状態」が「出力済」の帳票を複写/移動すると、帳票の総ページ数の情報も複写されます。帳票の総ページ数は、帳票一覧画面の「ページ数」に()で囲まれて表示されます。

  • 帳票配信用の論理あて先内に存在する帳票をWeb手元印刷するには、プレビューから出力します。
    帳票をプレビューから出力する方法については、以下を参照してください。
    ⇒“4.6.2 帳票のプレビュー/印刷

帳票管理サーバの運用コマンド

帳票管理サーバの運用コマンドで、帳票を複写/移動するには、帳票の削除/一覧表示/複写/移動コマンド(lmoprformコマンド)を実行します。

このコマンドについては、以下を参照してください。
⇒“6.2.5.2 lmoprformコマンド