データベース構築スクリプトを使用して、List Manager管理データベースを作成します。
以下の手順に従って、運用ノードでList Manager管理データベースを作成します。
データベース構築スクリプトを編集します。
複写した以下のファイルをテキストエディタで開いて編集してください。
user_create_lmrdbsys.dat
dbs_create_lmrdbsys.dat
tbl_create_lmrdbsys.dat
太字下線で示した部分を、List Manager管理データベースのアクセスユーザ「lmuser」のパスワードに修正します。(初期値は「listmgr1」です。)
CREATE USER lmuser WITH DBMS PASSWORD 'listmgr1' FOR USER;
注意
セキュリティを考慮し、パスワードは初期値以外の値に変更してください。
パスワードは、英字、数字、特殊文字、拡張文字で構成される6~8バイトの文字列で指定します。文字列中には、2つ以上の英字、1つ以上の数字、特殊文字、または拡張文字を含んでいる必要があります。ユーザ名と同じもの、ずらしたもの、または反転したものは指定できません。
パスワードに指定できる特殊文字および拡張文字は、以下のとおりです。
・特殊文字(以下の半角文字)
「,」、「(」、「)」、「.」、「:」、「;」、「=」、「*」、「+」、「-」、「/」、「?」、「<」、「>」、「%」、「_」、「’」、「"」
引用符「'」を指定する場合は、引用符「'」を2つ連続して記述してください。
・拡張文字(以下の半角文字)
「@」、「\」、「#」
太字下線で示した部分に“6.3 共用ディスク上に作成するボリュームについて”で作成したデータベーススペース用(情報の定義・管理用)のローデバイス「volume0006」、データベーススペース用(インデックス用)のローデバイス「volume0007」を指定します。
CREATE DBSPACE LMGR_DEF_TAB ALLOCATE RAWDEVICE /dev/sfdsk/class0001/rdsk/volume0006; CREATE DBSPACE LMGR_DEF_IDX ALLOCATE RAWDEVICE /dev/sfdsk/class0001/rdsk/volume0007;
ディスクスペースの見積もり値に変更します。
tbl_create_lmrdbsys.datファイルの編集方法については、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 セットアップガイド”の“2.3.10.2 データベース構築スクリプトの編集”を参照してください。
データベース構築スクリプトを実行します。
データベース構築スクリプト(create_lmrdbsys.sh)を実行し、List Manager管理データベースを作成します。
-cオプションを指定します。
Symfoware Server Enterprise Edition の実行例を以下に示します。
cd /var/opt/FJSVlstm/db/symfoware/create ./create_lmrdbsys.sh -c
Symfoware Server Enterprise Extended Edition の実行例を以下に示します。
cd /var/opt/FJSVlstm/db/symfoware/create ./create_lmrdbsys.sh -eee -c
ポイント
データベース構築スクリプトの詳細については、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 セットアップガイド”を参照してください。
ログファイルを確認します。
データベース構築スクリプトの実行が完了したら、ログファイル(create_lmrdbsys.log)を参照し、データベースの構築中にエラーが発生していないことを確認します。ログファイルは、データベース構築スクリプトの実行カレントディレクトリに出力されます。
注意
データベース構築スクリプトの実行でエラーが発生した場合、以下の手順でデータベース構築スクリプト実行前の状態に戻します。
RMSを停止します。
クラスタアプリケーションを削除します。
“7.3.2 リソースの作成”で作成したRDBリソースを削除します。
クラスタアプリケーションを作成します。
クラスタアプリケーションを起動します。
データベース削除スクリプト(drop_lmrdbsys.sh)にオプション(-c)を指定して実行します。drop_lmrdbsys.shは、「/opt/FJSVlstm/db/symfoware/drop」ディレクトリ配下に格納されています。
スクリプトについての詳細は、“帳票印刷配信機能 セットアップガイド”の“2.9 List Manager 管理データベースの作成に失敗した場合の再構築(帳票管理サーバがSolarisの場合)”を参照してください。