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Interstage List Works for Modernization V11.0.0 帳票印刷配信機能セットアップガイド クラスタ編

7.4.2 共用バッファの設定

List Manager 管理データベースへのアクセス性能を向上させるために、共用バッファプールを開設し、DSIと共用バッファプールの対応関係を定義します。

Symfowareを停止すると、自動的にDSIと共用バッファプールの対応関係は解除され、共用バッファプールは閉鎖されます。Symfowareを再起動した場合は、再度、共用バッファプールの開設、およびDSIと共用バッファプールの対応関係の登録を行う必要がありますが、以下の手順でそれを自動的に行うことができます。

以下の手順に従って、各ノード(運用ノード、待機ノード)で、共用バッファの設定を行います。

=操作手順=
  1. 共用バッファの設定ファイル(HSproc.RUN.conbf)を複写します。

    複写元:/opt/FJSVsymhs/demo/HSproc.RUN.conbf

    /optは、Symfowareのインストールディレクトリです。

    複写先:/opt/FSUNrdb2b/etc/lmrdbsys/HSproc.RUN.conbf

    /optは、Symfowareのインストールディレクトリです。
  2. 複写したHSproc.RUN.conbfファイルをテキストエディタで開き、共用バッファプール開設ファイル(crbf_list_lmrdbsys)および共用バッファプール対応付けファイル(conbf_list_lmrdbsys)を指定します。crbf_list_lmrdbsysおよびconbf_list_lmrdbsysは、データベース構築スクリプトを複写したディレクトリに格納されています。
    以下に、変更前と変更後の例を示します。編集箇所を、太字下線で示します。

    • 変更前

      FILEDIR=/opt/FSUNrdb2b/etc/$RDBNAME
      rdbcrbf -f $FILEDIR/r_crbuf.txt
      rdbconbf -f $FILEDIR/r_conbuf.txt
      # rdbresident -mon -f $FILEDIR/r_resident.txt
    • 変更後

      #FILEDIR=/opt/FSUNrdb2b/etc/$RDBNAME
      FILEDIR=/var/opt/FJSVlstm/db/symfoware/create
      #rdbcrbf -f $FILEDIR/r_crbuf.txt
      rdbcrbf -f $FILEDIR/crbf_list_lmrdbsys
      #rdbconbf -f $FILEDIR/r_conbuf.txt
      rdbconbf -f $FILEDIR/conbf_list_lmrdbsys
      # rdbresident -mon -f $FILEDIR/r_resident.txt