List Managerでは、出力先をプリンタとして扱うため、Windowsのプリンタフォルダで、以下の装置をローカルプリンタとして定義します。
プリンタ
電子保存装置
Windowsのプリンタの追加ウィザード画面にしたがって、以下の装置をローカルプリンタとして定義します。
プリンタ
電子保存装置
ここで指定したプリンタ名は、論理デバイスの編集コマンド(lmedtdevコマンド)の-devicenameオプションで論理デバイスの印刷プリンタ名としても定義が必要です。論理デバイスの編集コマンド(lmedtdevコマンド)の詳細は、以下を参照してください。
⇒“9.2.7.3 lmedtdevコマンド”
注意
プリンタのプロパティ画面でプリンタの設定を行う場合に、以下の設定を選択すると、正常に出力されない場合があります。選択しないよう注意してください。
プリンタのプロパティ画面の「ポート」タブで、「FILE:」を選択する。
プリンタのプロパティ画面の「詳細設定」タブで、「プリンタに直接印刷データを送る」を選択する。
1つの論理プリンタ(プリンタプール)から2つ以上の同じプリンタ装置で印刷する場合は、プリンタのプロパティ画面の「ポート」タブで、「プリンタプールを有効にする」を指定します。その場合は、「詳細設定」タブで「印刷後ドキュメントを残す」を有効にしてください。なお、この場合、印刷順序は保証されません。
プリンタのプロパティ画面の「詳細設定」タブで「印刷ドキュメントをスプールし、プログラムの印刷処理を高速に行う」を選択します。プリンタドライバによっては、初期値として「プリンタに直接印刷データを送る」が選択されている場合があります。この場合、「印刷ドキュメントをスプールし、プログラムの印刷処理を高速に行う」に設定を変更してください。
プリンタのプロパティ画面で、スプールデータ形式をEMFに設定してください。以下に設定例を示します。なお、スプールデータ形式の設定方法は、プリンタドライバにより異なります。
「標準の設定」ボタンをクリックすると「標準の設定」画面が表示されます。
「標準の設定」画面の「用紙/品質」タブで「詳細設定」ボタンをクリックすると、プリンタの詳細オプション画面が表示されます。「ドキュメントのオプション」の「メタファイルスプーリング」に「有効」を選択します。
スプールデータがRAW形式の場合、テスト印刷ができない、区切りページが印刷できないなどのトラブルが発生することがあります。また、プリンタドライバにより、EMF形式でスプールされないものがあります。
プリンタドライバの設定を変更する場合は、「詳細設定」タブの「標準の設定」画面で行ってください。「全般」タブの「印刷設定」画面で行った設定は、有効になりません。
電子保存装置名を定義します。
電子保存装置を定義する方法については、List Works(帳票保管活用機能)に添付の“環境構築手引書”を参照してください。
注意
List Managerで指定するプリンタ名は、論理デバイスの編集コマンド(lmedtdevコマンド)の-devicenameオプションの「印刷プリンタ名」として指定しますが、以下の点に注意が必要です。
「印刷プリンタ名」に大文字を指定してもList Manager では小文字として扱われるため、電子保存装置名は小文字で定義してください。
電子保存装置名は、大文字小文字が区別されます。電子保存装置名と大文字小文字の違いを含めて一致するように指定してください。