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Interstage List Works for Modernization V11.0.0 帳票印刷配信機能セットアップガイド

3.2 ネットワークの設定

帳票出力サーバと通信するためのネットワークの設定を行います。

List Managerで帳票配信をするためには、以下のようにネットワークを設定する必要があります。

ホスト名の解決を正常に行う場合の設定例を、以下の場合に分けて示します。

詳細については、WindowsのオンラインヘルプまたはSolaris/Linuxのマニュアルなどを参照してください。

注意

ネットワークを設定するには、Administrators権限/システム管理者権限が必要です。

hosts運用の環境設定例

hosts運用の環境設定を、以下の手順で行います。

帳票管理サーバがWindowsの場合

通信対象となるホスト名とIPアドレスの組を、hostsファイルに記載します。

hostsファイルは、帳票管理サーバの以下のファイルです。

Windowsのシステムフォルダ\system32\drivers\etc\hosts(*1)

*1:
CドライブにWindowsをインストールした場合は、「C:¥Windows¥system32¥drivers¥etc¥hosts」となります。

以下に、帳票出力サーバがホスト名:lm-agt、IP アドレス:192.168.0.2 の場合の定義例を示します。

192.168.0.2 lm-agt
帳票管理サーバがSolaris/Linuxの場合
=操作手順=
  1. hostsファイルを使用したホスト名の解決を行う設定をします。

    hostsファイルを使用したホスト名の解決を行う設定ファイルは、帳票管理サーバの以下のファイルです。

    /etc/nsswitch.conf

    以下に、定義例を示します。

    hosts: files
  2. 通信対象となるホスト名とIPアドレスの組をhostsファイルに記載します。

    hostsファイルは、帳票管理サーバの以下のファイルです。

    /etc/hosts

    以下に、帳票出力サーバがホスト名:lm-agt、IPアドレス:192.168.0.2の場合の定義例を示します。

    192.168.0.2        lm-agt

DNS運用の環境設定例

DNS運用の環境設定を、以下の手順で行います。

帳票管理サーバがWindowsの場合

ここでは、Windows Server 2022の場合を例に挙げて説明します。

=操作手順=
  1. コンピュータが属するドメインを設定します。

    1. スタート画面の【コントロールパネル】タイルをクリックします。

      ⇒コントロールパネル画面が表示されます。

    2. [システムとセキュリティ]から[システム]を選択し、「関連設定」項目の[システムの詳細設定]をクリックします。

      ⇒システムのプロパティ画面が表示されます。

    3. [コンピューター名]タブを選択し、[変更]ボタンをクリックします。

      ⇒コンピューター名/ドメイン名の変更画面が表示されます。

    4. [詳細]ボタンをクリックします。

      DNSサフィックスとNetBIOS コンピューター名画面が表示されます。

    5. 「このコンピューターのプライマリDNS サフィックス」にコンピュータが属しているネットワークのドメインを指定します。

  2. DNSサーバを設定します。

    1. スタート画面の【コントロールパネル】タイルをクリックします。

      ⇒コントロールパネル画面が表示されます。

    2. [ネットワークとインターネット]から[ネットワークと共有センター]を選択し、「イーサネット」をクリックします。

      ⇒イーサネットの状態画面が表示されます。

    3. [プロパティ]ボタンをクリックします。

      ⇒イーサネットのプロパティ画面が表示されます。

    4. 「インターネットプロトコルバージョン4(TCP/IPv4)」、または「インターネットプロトコルバージョン6(TCP/IPv6)」を選択し、[プロパティ]ボタンをクリックします。

      ⇒インターネットプロトコルバージョン4(TCP/IPv4) のプロパティ画面、またはインターネットプロトコルバージョン6(TCP/IPv6) のプロパティ画面が表示されます。

    5. 「次のDNS サーバーのアドレスを使う」で「優先DNS サーバー」にDNS サーバのIPアドレスを指定します。必要に応じて「代替DNS サーバー」も指定します。

  3. 通信対象のドメインを設定します。

    1. 手順2.の4.に続き、[詳細設定]ボタンをクリックします。

      ⇒ TCP/IP 詳細設定画面が表示されます。

    2. [DNS]タブを選択し、「以下のDNS サフィックスを順に追加する」に帳票管理サーバのドメインを追加します。

帳票管理サーバがSolaris/Linuxの場合
=操作手順=
  1. DNSサーバを使用したホスト名の解決を行う設定をします。
    DNSサーバを使用したホスト名の解決を行う設定ファイルは、帳票管理サーバの以下のファイルです。

    /etc/nsswitch.conf

    以下に、定義例を示します。

    hosts: dns
  2. 名前解決に使用するDNSサーバを指定します。

    名前解決に使用するDNSサーバを指定するファイルは、帳票管理サーバの以下のファイルです。

    /etc/resolv.conf

    以下に、DNSサーバのIPアドレス:192.168.1.1の場合の定義例を示します。

    domainname sample.co.jp
    ────────────
              (*1)
    search     example.co.jp
    ────────────
              (*2)
    nameserver  192.168.1.1
    ────────────
              (*3)

    *1:
    帳票管理サーバが属するドメイン名を指定します。

    *2:
    帳票出力サーバのドメインが異なる場合などに、検索するドメイン名を指定します。

    *3:
    参照するDNSサーバのIPアドレスを指定します。