Symfowareがインストールされているマシンの起動時や停止時に、List Manager 管理データベースの起動や停止を自動的に行う設定をします。作業手順を以下に示します。
スクリプト(SKFJSVlstmsymfo)を、Symfowareがインストールされているマシンに複写/転送し、複写/転送されたスクリプトに「755」のアクセス権を設定します。
複写/転送元:/opt/FJSVlstm/etc/rc.d/SKFJSVlstmsymfo
/optは、List Worksのインストールディレクトリです。
複写/転送先:/etc/init.d/SKFJSVlstmsymfo
Symfowareがインストールされているマシンの環境に合わせて、複写/転送されたスクリプトを修正します。
キー | 編集する内容 |
---|---|
LANG | Symfowareをインストールしたときの、OSのデフォルトロケールを指定します。
|
CMN_BUF_ENV_DIR | “2.3.10.1 ディレクトリの複写/転送”の複写/転送先の作業ディレクトリの絶対パスを指定します。 |
●帳票管理サーバとList Manager管理データベースを別マシンで運用する場合
データベースサーバで、以下の設定を行います。
以下のディレクトリに対して、シンボリックリンクを作成します。(自動起動の設定)
/etc/rc2.d
ln -s /etc/init.d/SKFJSVlstmsymfo /etc/rc2.d/S81FJSVlstmsymfo
以下のディレクトリに対して、シンボリックリンクを作成します。(自動停止の設定)
/etc/rc0.d
/etc/rc1.d
/etc/rcS.d
ln -s /etc/init.d/SKFJSVlstmsymfo /etc/rc0.d/K21FJSVlstmsymfo ln -s /etc/init.d/SKFJSVlstmsymfo /etc/rc1.d/K21FJSVlstmsymfo ln -s /etc/init.d/SKFJSVlstmsymfo /etc/rcS.d/K21FJSVlstmsymfo
注意
帳票管理サーバとList Manager管理データベースを別マシンで運用する場合は、データベースサーバのシステムデフォルトの環境変数に、以下のいずれかを行ってください。
LC_* (“LC_”から始まる環境変数)を定義しない
環境変数LC_ALLに、SymfowareをインストールしたときのOSのデフォルトロケールを設定する
●帳票管理サーバとList Manager管理データベースを同一マシンで運用する場合
帳票管理サーバで、以下の設定を行います。
なお、本設定を行うと、List Manager管理データベースは、List Managerと連動して起動/停止するようになります。
スクリプト(SKFJSVlstm)を、テキストエディタなどで開きます。スクリプトは、以下に格納されています。
/opt/FJSVlstm/etc/rc.d/SKFJSVlstm
/optは、List Worksのインストールディレクトリです。
スクリプトを、以下のように編集します。
「DB_LANG」にSymfowareをインストールしたときのロケールを指定します。(*1の行)
(*2)、(*3)、(*4)および(*5)のある行の先頭にある下線の「#」を削除します。
# Symfoware LM_SYMFO_HOME=/opt/FSUNrdb2b LM_SYMFO_RDBNAME=lmrdbsys LM_SYMFO_SQLRTENV=/etc/opt/FJSVlstm/lmsqlenvc DB_LANG=$LANG(*1) LM_LD_LIBRARY_PATH_64=$LM_SYMFO_HOME/lib ・ ・ ・ fjsvlstm_start() { ・ ・ ・ #change directory CUR_DIR=`${COMMAND_PWD}` ${COMMAND_CD} ${WORK_DIR} LANG=$DB_LANG;export LANG > /dev/null 2>&1 #start symfoware #${LM_SYMFO_HOME}/bin/rdbstart > /dev/null 2>&1(*2) #${LM_SYMFO_HOME}/bin/rdbcrbf -f /opt/FJSVlstm/db/symfoware/create/crbf_list_lmrdbsys > /dev/null 2>&1(*3) #${LM_SYMFO_HOME}/bin/rdbconbf -f /opt/FJSVlstm/db/symfoware/create/conbf_list_lmrdbsys > /dev/null 2>&1(*4) LANG=$LM_LANG;export LANG > /dev/null 2>&1 #start daemon [ -x ${FJSVLSTMD} ] && ${FJSVLSTMD} -s ・ ・ ・ } fjsvlstm_shut() { ・ ・ ・ #Temporary correspondence #kill List Manager Daemons kill_lmdaemons sleep 1 LANG=$DB_LANG;export LANG > /dev/null 2>&1 #stop symfoware #${LM_SYMFO_HOME}/bin/rdbstop -mc > /dev/null 2>&1(*5) }
*2から*5で実施される内容は以下のとおりです。
*2:
SymfowareのRDBシステムを起動します。
*3:
共用バッファ(rdbcrbfコマンド実行)の設定をします。
*4:
共用バッファ(rdbconbfコマンド実行)の設定をします。
*5:
SymfowareのRDBシステムを停止します。
スクリプトを保存し、閉じます。
注意
帳票管理サーバの環境構築の完了後に帳票管理サーバを再起動し、List Managerが起動していることを確認してください。確認方法については、“3.8 List Managerの起動/停止”を参照してください。