List Managerでは、生成した帳票を、配信の直前または出力の直前で保留し、ユーザ操作により配信/出力処理を開始する運用ができます。
保留/保留解除の詳細については、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 運用ガイド”を参照してください。
帳票の配信を、帳票管理サーバで保留し、配信の制御を行うことができます。
帳票の配信の保留は、論理あて先単位で行います。
帳票管理サーバで論理あて先単位に帳票の配信を保留する場合、論理あて先の停止を使用します。配信が保留されると、帳票一覧画面で帳票の出力状態は「配信依頼」となります。
論理あて先を起動することで、保留が解除され配信されます。
以下に、バッチ業務などで夜間に帳票を生成し、帳票管理サーバで論理あて先単位に保留しておき、翌日に帳票を配信する場合について説明します。
1) 帳票管理サーバ上の論理あて先「ld」を停止します。 ⇒論理あて先は、「停止中」状態となります。 2) 夜間に、帳票管理サーバ上のユーザアプリケーションを実行します。 ⇒論理あて先「ld」が停止しているため、生成された帳票の配信が帳票管理サーバ上で停止され、 帳票は「配信依頼」の状態で蓄積されます。 3) 翌日に、帳票管理サーバ上の論理あて先「ld」を起動します。 ⇒「配信依頼」状態の帳票が配信されます。
帳票の出力を、帳票単位で帳票出力サーバで保留し、出力の制御を行うことができます。
帳票の出力の保留は、操作画面および運用コマンドでは行えません。ユーザアプリケーションで指定が必要です。ユーザアプリケーションで「帳票出力開始時の動作モード」に「保留します」を指定します。
このユーザアプリケーションを実行すると、帳票の生成から配信までが行われ、配信された帳票が、帳票出力サーバで保留されます。このとき、帳票一覧画面で帳票の出力状態は「出力保留」となります。
保留を解除し帳票の出力を開始するには、帳票の出力を指示します。
ユーザアプリケーションの「帳票出力開始時の動作モード」の指定については、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 アプリケーション作成ガイド 帳票出力編”を参照してください。
以下に、バッチ業務などで夜間に帳票の生成と配信を行い、帳票出力サーバで出力保留し、翌日に帳票を出力する方法について示します。
1) ユーザアプリケーションで「帳票出力開始時の動作モードの指定」に、保留を指示する指定をします。 2) 夜間に、帳票管理サーバ上のユーザアプリケーションを実行します。 ⇒帳票が生成され、帳票出力サーバへ配信されます。帳票は帳票出力サーバ上で出力保留されます。 3) 翌日に、帳票管理機能で帳票の出力を指示します。 ⇒出力の保留が解除され、出力が開始されます。
注意
帳票単位で出力処理を保留できるのは、以下の場合のみです。
出力方法が「印刷」で、List Works Print Agentをインストールした帳票出力サーバに帳票を配信する場合
出力方法が「印刷」で、List Works WorkstationとPrint Managerをインストールした帳票出力サーバに帳票を配信する場合