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PRIMECLUSTER  導入運用手引書 4.7

M.2.6 オペレータ介入要求

【非互換内容1

クラスタアプリケーションの強制起動時に、RMSが起動していないノードが存在する場合、そのままクラスタアプリケーションを起動するとデータが破損するリスクがあります。

そのため、クラスタアプリケーションを強制起動する前にRMSが起動していないノードを強制停止する機能を追加しました。

【変更点】

変更前 [PRIMECLUSTER 4.2A30]

クラスタアプリケーションの強制起動時に、RMSが起動していないノードがクラスタ内に存在し、データが破損する可能性がある場合でも、ユーザの操作に従いクラスタアプリケーションを強制起動します。

変更後 [PRIMECLUSTER 4.7A00]

クラスタアプリケーションの強制起動時にデータが破損するリスクを低減するため、RMS が起動していないノードを強制停止してからクラスタアプリケーションを強制起動します。

【注意事項】

“PRIMECLUSTER 活用ガイド<メッセージ集>”の“4.2 応答(QUESTION)メッセージ”を一読してください。

【非互換内容2】

クラスタインストール時のデフォルト設定で、オペレータ介入要求が動作します。詳細は、“5.2 故障リソース特定とオペレータ介入要求の設定”を参照してください。

【変更点】

変更前 [PRIMECLUSTER 4.2A30]

インストール時のデフォルト設定でオペレータ介入要求は動作しません。クラスタインストール時のAppWatchのデフォルト値はOFFで、オペレータ介入要求は動作しません。

変更後 [PRIMECLUSTER 4.7A00]

インストール時のデフォルト設定でオペレータ介入要求が動作します。clsetparamでAppWatchパラメタをOFFに設定した場合のみ、オペレータ介入要求が動作しません。

【注意事項】

clsetparamでAppWatchパラメタを変更した場合、設定を有効にするためには、すべてのノードでOSの再起動が必要です。