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Systemwalker Centric Manager V17.0.2 リファレンスマニュアル

2.1.18 ネットワーク管理の監視情報ファイル

ファイル名

任意(*.*)
または
P_MpNetmgr_PO.ini

使用用途

mppolcollect(ポリシー情報移出コマンド)、およびmpnmpget(ネットワーク管理ポリシー移出コマンド)で出力するファイルです。

mppolcollectにて出力する場合は、ファイル名はP_MpNetmgr_PO.iniとなります。

mpnmpgetにて出力する場合は、ファイル名は任意で指定することができます。

mpnmpset(ネットワーク管理ポリシー移入コマンド)にて、-fオプション指定時の入力ファイルとして使用します。

格納場所

任意

ファイル形式

ネットワーク管理の監視情報ファイルは、必ず運用管理サーバの文字コードに合わせて作成してください。

ここでは、ポリシー情報ファイルの基本構文を説明します。

基本構文

パラメタの記述形式を以下に示します。

[Section]
Key=Value1, Value2, "Value3"...

パラメタ

Section:

以下の値を指定します。

CM:

共通を設定する場合に指定します。

ND:

ノード検出を設定する場合に指定します。

NP:

ノード状態の監視を設定する場合に指定します。

HM:

ノード状態の監視を設定する場合に指定します。

NS:

稼働状態の監視を設定する場合に指定します。

MT:

MIB監視を設定する場合に指定します。

NAM:

DHCPクライアントの監視を設定する場合に指定します。

さらに詳細情報は以下に指定します。

CM-EX:

共通を設定している場合、監視設定の詳細を指定します。

ND-EX:

ノード検出を設定している場合、検出対象の詳細を指定します。

ND-PROTO:

ノード検出を設定している場合、検出のプロトコル詳細を指定します。

NP-PROTO:

稼働状態の監視を設定している場合、監視のプロトコル詳細を指定します。

NP-EX:

ノード状態の監視を設定している場合、イベント通知の詳細を指定します。

MT-UNIT:

MIB監視設定のMIB名を設定する場合に指定します。

MT-CND:

MIB監視設定のしきい値を設定する場合に指定します。

MT-VAR:

MIB監視設定のVarBindを設定する場合に指定します。

NAM-ENTRY:

DHCPクライアントの監視を設定している場合、監視対象のホストを指定します。

Key:

セクション配下で一意となるASCII文字列を32文字以内で指定します。

なお、MIB監視での[MT]以外のセクションについては、その所属がわかるように区切り文字として「#」を指定してください。

記述例)

PO1,PO2,..,PO100というように設定数がわかるようにインデックスを付けることをおすすめします。

Value:

CSV形式でポリシーの値を指定します。

文字列については、以下の形式で指定します。

  • 文字列は、「"」(ダブルクォーテーション)で囲みます。

  • 文字列の省略値は、NULL文字列「"」で指定します。

    カンマの続き「,,」での省略はできません。

参照

mpnmpget(ネトワーク管理ポリシー移出コマンド)

mpnmpset(ネットーク管理ポリシー移入コマンド)

mppolcollect(シー情報移出コマンド)

2.1.18.1 共通の設定

パラメタの記述形式を以下に示します。

[CM]
PO0=設定先種別, 設定先, MIBポーリングタイプ, MIBポーリング送信間隔,
MIBロギングフラグ, MIBロギングディレクトリ, MIBロギング最大レコード数,
監視時間帯指定フラグ, 監視時間帯設定数, 開始時刻(注), 終了時刻(注)

[CM-EX]
PO0=状態監視イベントの抑止
[CM-EX2]
PO0=プロキシサーバ使用チェックフラグ,プロキシサーバ,ポート番号

注)
開始時刻および終了時刻の対で複数設定可能

[CM]セクションのパラメタ

設定先種別(文字列):

ポリシー設定を行う設定先を記述します。設定先には、「DV」(部門)を指定します。

設定先(256文字以内の文字列):

設定先部門の管理サーバとなるノードに所属するインタフェースのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスのノードを指定する場合は、ホスト名を指定します。

MIBポーリングタイプ(2バイトの数値):

MIBポーリングの処理方法を指定します。

0:

パラレル

1:

シーケンシャル

MIBポーリング送信間隔(2バイトの数値):

MIBポーリングタイプにシーケンシャルを指定した場合のMIB取得依頼の間隔を秒単位で指定します(0~999)。

MIBロギングフラグ(2バイトの数値):

MIBのロギングを行うかどうかを指定します。

0:

MIBのロギングを行わない

1:

MIBのロギングを行う

MIBロギングディレクトリ(256文字以内の文字列):

MIBロギングを行うファイルを格納するディレクトリパスを指定します。未指定の場合は以下のディレクトリとなります。

【Windows版】

Systemwalkerインストールディレクトリ\Mpwalker.dm\mpnetmgr\miblog

【UNIX版】

/var/opt/FJSVfwnm/miblog
MIBロギング最大レコード数(4バイトの数値):

MIBログファイルの最大サイズをログのレコード数で指定します(1~4294967295)。

監視時間帯指定フラグ(2バイトの数値):

監視時間帯の指定を有効にするかどうかを指定します。

0:

監視時間帯の指定を有効にしない

1:

監視時間帯の指定を有効にする

監視時間帯設定数(2バイトの数値):

指定する監視時間帯の数を指定します(上限は60)。指定しない場合は0を指定してください。

開始時刻(2バイトの数値):

監視時間帯の開始時刻を0:00からの秒数で指定します(0~86399)。

終了時刻(2バイトの数値):

監視時間帯の終了時刻を0:00からの秒数で指定します(0~86399)。

[CM-EX]セクションのパラメタ

状態監視イベントの抑止:

管理サーバからルータを経由してネットワーク接続されたノードを監視対象とする場合で、そのルータの異常が原因でノードの状態を確認できない場合に、状態監視イベントの通知を抑止するかどうかを指定します。

0:

状態監視イベントを抑止しない

1:

状態監視イベントを抑止する

[CM-EX2]セクションのパラメタ

プロキシサーバ使用チェックフラグ:

プロキシサーバを使用するかどうかを指定します。初期値は、「0」(使用しない)です。

0:

使用しない

1:

使用する

プロキシサーバ:

ホスト名、またはIPアドレスを半角255文字以内で指定します。IPv6プロトコルを指定する場合は、ホスト名を指定してください。IPv4プロトコル、またはIPv6プロトコルのどちらかのプロトコルで接続します。優先はIPv4プロトコルです。

ポート番号:

使用するポート番号を、0から65535の範囲内で指定します。

2.1.18.2 ノード検出の設定

パラメタの記述形式を以下に示します。

[ND]
PO0=設定先種別, 設定先, 設定有効フラグ, 検出対象絞り込みフラグ,
検出対象絞り込みマスク, 検出モード, カスタムモード動作マスク, ICMP多重度,
導入支援オプション, タイムアウト, リトライ回数, 動作時間設定タイプ,
ポーリング間隔, 動作時間帯フラグ, 監視時間帯設定数, 開始時刻(注1),
終了時刻(注1), 動作時刻数, 動作時刻(注2)

[ND-EX]
PO0=検出対象, SNMPバージョン, プロパティ変更フラグ, 確実モードのオプション

[ND-PROTO]
PO0=指定プロトコル数、プロトコル名(注3)、使用ポート番号(注3)、プロトコルタイプ(注3)、任意ポートフラグ(注3)

注1)
開始時刻および終了時刻の対で複数設定可能

注2)
時刻は複数設定可能

3)
プロトコル名および使用ポート番号、プロトコルタイプ、任意ポートフラグの組で複数設定可能

[ND]セクションのパラメタ

設定先種別(文字列):

ポリシー設定を行う設定先を記述します。設定先には、以下の文字列を指定します。

“DV”:

部門に対して指定する場合

“SG”:

ネットワークに対して指定する場合

設定先(256文字以内の文字列):

設定先種別によって以下を指定します。

設定先種別が“DV”の場合:

管理サーバとなるノードに所属するインタフェースのホスト名またはIPアドレスを指定します。

設定先種別が“SG”の場合:

ネットワークアドレスを指定します。

設定有効フラグ(2バイトの数値):

無効を指定した場合、監視は行われません。

0:

無効

1:

有効

検出対象絞り込みフラグ(2バイトの数値):

検出対象の絞り込みを行うかどうかを指定します。

0:

検出対象の絞り込みを行わない

1:

検出対象の絞り込みを行う

検出対象絞り込みマスク(2バイトの数値):

検出対象を指定します。

1:

ルータ

2:

ハブ

3:

ルータとハブ

検出モード(2バイトの数値):

検索方法を指定します。

1:

ARPテーブルを参照して高速にノードの検出

2:

ICMPを使用して確実にノードを検出 ICMPの多重度は10

3:

設定を自由にカスタマイズ

カスタムモード動作マスク(2バイトの数値):

検出モードにカスタムを指定した場合に、その動作を指定します。

1:

ARPテーブルを参照する

2:

ICMPを使用する

3:

ARPテーブルを参照する かつICMPも同時に使用する

4:

ノードに接続し検索する

5:

ARPテーブルを参照する かつノードに接続し検索する

ノード接続多重度(2バイトの数値):

カスタムモード動作マスクで「4(ICMPを使用する)、5」を指定した場合の多重度を指定します(1~256)。

導入支援オプション(2バイトの数値):

導入支援情報の設定を行うかどうかを指定します。

Systemwalker Centric Manager 11.0/V11.0L10以降のサーバに対する設定の場合、必ず0を指定してください。

0:

導入支援情報の設定を行わない

1:

導入支援情報の設定を行う

タイムアウト(2バイトの数値):

ポーリングのタイムアウト時間を秒単位で指定します(1~3599)。

リトライ回数(2バイトの数値):

ポーリングタイムアウト時のリトライ回数を指定します(0~999)。

動作時間指定タイプ(2バイトの数値):

動作時間の指定方法を指定します。

0:

動作時間の指定をポーリング間隔指定で行う

1:

動作時間の指定を動作時刻指定で行う

ポーリング間隔(2バイトの数値):

ポーリング間隔を秒単位で指定します(60~59940)。

動作時間帯フラグ(2バイトの数値):

ポーリング間隔を指定した場合に、そのポーリング間隔で動作する時間帯を指定するかどうかを指定します。

0:

指定しない

1:

指定する

動作時間帯設定数(2バイトの数値):

指定する動作時間帯の数を指定します(上限は60)。指定しない場合は0を指定してください。

開始時刻(2バイトの数値):

動作時間帯の開始時刻を0:00からの秒数で指定します(0~86399)。

終了時刻(2バイトの数値):

動作時間帯の終了時刻を0:00からの秒数で指定します(0~86399)。

動作時刻数(2バイトの数値):

指定する動作時刻の数を指定します(上限は512)。指定しない場合は0を指定してください。

動作時刻(2バイトの数値):

動作時刻を0:00からの秒数で指定します(0~86399)。

[ND-EX]セクションのパラメタ

検出対象:

既存ノードの検出(更新)か、新規ノードの検出を行うかを指定します。[ND]セクションと同一のキーに対して、以下のどちらかを指定します。

0:

新規ノード検出

1:

既存ノード検出

SNMPバージョン:

ノードの検出を行う際のSNMPのバージョンを指定します。

0:

SNMPv1

1:

SNMPv2C

2:

SNMPv1 → SNMPv2C

3:

SNMPv2C → SNMPv1

4:

SNMPv3

5:

SNMPv3 → SNMPv2c → SNMPv1

プロパティ変更フラグ:

ノード検出の際に、ホスト名、代表インタフェースの変更を行うかを指定します。

0:

ホスト名、代表インタフェースを変更しないノード検出

1:

通常のノード検出

確実モードのオプション:

検出モードで[確実]を選択した場合に有効になるオプションです。

[ICMP以外のプロトコル(HTTP,TELNET,FTP等)も使用する]チェックボックスのON/OFFを表します。

0:

ICMP(ping)のプロトコルのポートを使用します。

1:

ICMP(ping)、SNMP、HTTP、FTP、TELNET、DNS、POP3、SMTPのプロトコルのポートを使用します。

[ND-PROTO]セクションのパラメタ

指定プロトコル数(6バイトの数値)

指定するプロトコルの数を指定します。

プロトコル名(64文字以内の文字列):

ノードに接続を選択した場合、使用するプロトコル名を指定します。

使用ポート番号(16バイトの数値):

指定したポート番号を記載します。

プロトコルタイプ(2バイトの数値):

指定したプロトコルタイプを記載します。

0:

ICMP

1:

TCP

2:

UDP

任意ポートフラグ(2バイトの数値) :

指定したプロトコルが任意ポートのプロトコルかを記載します。

0:

任意ポートである

1:

任意ポートでない

注意事項

設定項目にて秒数を指定する場合は60以下の値を指定しないでください。また、指定する秒数は60の倍数で指定してください。

2.1.18.3 稼働状態の監視の設定

[NS]
PO0=設定先種別, 設定先, 設定有効フラグ, 監視方法, 通知/表示単位, イベント変換フラグ, リザーブフラグ,
通知条件,前回状態引継ぎフラグ, リザーブフラグ, トラップ自動対処フラグ, 生存期間,
タイムアウト, リトライ回数, 動作時間設定タイプ, ポーリング間隔, 動作時間帯フラグ,
動作時間帯設定数, 開始時刻(注1), 終了時刻(注1), 動作時刻数, 動作時刻(注2)

[NS-PROTO](注6)
PO0=指定プロトコル数、プロトコル名(注3), 使用ポート番号(注3), プロトコルタイプ(注3) 、任意ポートフラグ(注3)、応答確認フラグ(注3)、カスタマイズ指定数(注3)、カスタマイズキー(注3) (注4)、カスタマイズ値(注3) (注4)

[NS-PROTO2]
PO0=指定プロトコル数、プロトコル名(注3), プロキシサーバ使用フラグ(注5) , フォーム認証使用フラグ(注5) , 認証ページのURL(注5) , ログインユーザ名のname属性の値(注5) , ログインユーザ名(注5) , ログインパスワードのname属性の値(注5) , ログインパスワード(注5) , 監視URLのタイトル名(注5), 監視ページの文字コード(注5)

注1)

開始時刻および終了時刻の対で複数設定可能

注2)

時刻は複数設定可能

3)

プロトコル名および使用ポート番号、プロトコルタイプ、任意ポートフラグ、応答確認フラグ、カスタマイズ指定数、カスタマイズキー、カスタマイズ値の組で指定プロトコル数分の複数設定可能

4)

カスタマイズキーおよびカスタマイズ値の組でカスタマイズ指定数分の複数指定可能

注5)

プロトコル名、プロキシサーバ使用フラグ、フォーム認証使用フラグ、認証ページのURL、ログインユーザ名のname属性の値、ログインユーザ名、ログインパスワードのname属性の値、ログインパスワード、監視URLのタイトル名、監視ページの文字コードの組でカスタマイズ指定数分の複数指定可能

6)

監視するプロトコルを必ず1つ以上指定する

[NS]セクションのパラメタ

設定先種別(文字列):

ポリシー設定を行う設定先を記述します。設定先には、以下の文字列を指定します。

“DV”:

部門に対して指定する場合

“SG”:

ネットワークに対して指定する場合

“ND” (互換モード時のみ指定可能):

ノードに対して指定する場合

設定先(256文字以内の文字列):

設定先種別によって以下を指定します。

設定先種別が“DV”の場合:

管理サーバとなるノードに所属するインタフェースのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスのノードを指定する場合は、ホスト名を指定します。

設定先種別が“SG”の場合:

ネットワークアドレスを指定します。

設定先種別が“ND”の場合(互換モード時のみ指定可能):

所属するインタフェースのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスのノードを指定する場合は、ホスト名を指定します。

設定有効フラグ(2バイトの数値):

無効を指定した場合、監視は行われません。

0:

無効

1:

有効

監視方法(2バイトの数値)

稼働状態の監視方法を以下のように指定します。なお、状態を表示が有効になるのは、対象に「インタフェース」が指定されている場合だけです。

0:

イベントを通知

1:

状態を表示

2:

イベントを通知かつ状態を表示

通知/表示単位(2バイトの数値)

通知の対象を以下のように指定します。

0:

ノード単位で通知/表示

1:

ノードのプロトコル単位で通知/表示

イベント変換フラグ(2バイトの数値)

プロトコル単位で通知する際、全プロトコルがダウンでノードのイベントに変換するかどうかを指定します。

0:

行わない

1:

行う

リザーブフラグ(2バイトの数値)

必ず0を指定します。

通知条件(2バイトの数値):

トラップを通知する条件を以下のように指定します。

0:

停止状態への遷移

1:

起動状態への遷移

2:

状態遷移があれば常に通知

前回状態引継ぎフラグ(2バイトの数値):

状態の遷移比較を前回システムが終了したときの状態との比較で行うかどうかを指定します。

0:

行わない

1:

行う

リザーブフラグ (2バイトの数値):

常に0を指定します。

トラップ自動対処フラグ(2バイトの数値):

通知条件により通知したSNMPトラップを、状態が復帰した時点で自動的に対処済みにするかどうかを指定します。

なお、この設定が有効になるのは、通知条件に「停止状態への遷移」または「起動状態への遷移」が指定されている場合だけです。

0:

自動的に対処済みにしない

1:

自動的に対処済みにする

生存期間(2バイトの数値):

稼働状態の監視によって停止と判断される状態が連続した場合にノードを構成情報から削除するため期間を日単位で指定します(0~999)。

この指定を行わない場合は0を指定します。

タイムアウト(2バイトの数値):

ポーリングのタイムアウト時間を秒単位で指定します(1~3599)。

リトライ回数(2バイトの数値):

ポーリングタイムアウト時のリトライ回数を指定します(0~999)。

動作時間設定タイプ(2バイトの数値):

動作時間の指定方法を指定します。

0:

ポーリング間隔指定で行う

1:

動作時刻指定で行う

ポーリング間隔(2バイトの数値):

ポーリング間隔を秒単位で指定します(60~59940、デフォルトは3600)。

動作時間帯フラグ(2バイトの数値):

ポーリング間隔を指定した場合に、そのポーリング間隔で動作する時間帯を指定するかどうかを指定します。

0:

指定しない

1:

指定する

動作時間帯設定数(2バイトの数値):

指定する動作時間帯の数を指定します(上限は60)。指定しない場合は「0」を指定してください。

開始時刻(2バイトの数値):

動作時間帯の開始時刻を0:00からの秒数で指定します(0~86399)。

終了時刻(2バイトの数値):

動作時間帯の終了時刻を0:00からの秒数で指定します(0~86399)。

動作時刻数(2バイトの数値):

指定する動作時刻の数を指定します(上限は512)。指定しない場合は「0」を指定してください。

動作時刻(2バイトの数値):

動作時刻を0:00からの秒数で指定します(0~86399)。

[NS-PROTO]セクションのパラメタ

指定プロトコル数(6バイトの数値)

指定するプロトコルの数を指定します。

プロトコル名(64文字以内の文字列):

ノードに接続を選択した場合、使用するプロトコル名を指定します。

半角英数字、ハイフン「-」、および半角スペースで指定します。

標準で登録されているプロトコルを使用する場合は、以下のプロトコル名を指定します。

  • ICMP

  • SNMP

  • HTTP

  • FTP

  • TELNET

  • DNS

  • POP3

  • SMTP

  • HTTPS

  • Database

使用ポート番号(16バイトの数値):

指定したポート番号を記載します。

標準で登録されている「ICMP」プロトコルを指定する場合は、「0」を指定します。

プロトコルタイプ(2バイトの数値):

指定したプロトコルタイプを記載します。

標準で登録されている「DNS」プロトコルを指定する場合は、「2」を指定します。それ以外はすべて「1」を指定します。

1:

TCP

2:

UDP

任意ポートフラグ(2バイトの数値) :

指定したプロトコルが任意ポートのプロトコルかを記載します。

標準で登録されているプロトコルを使用する場合は、「1」を指定します。任意でポートを追加する場合は、「0」を指定します。

0:

任意ポートである

1:

任意ポートでない

応答確認フラグ(2バイトの数値) :

指定したプロトコルを応答確認して監視を行うかどうかを記載します。

標準で登録されている「ICMP」プロトコルを指定する場合は、「0」を指定します。標準で登録されているSNMPプロトコルにて、「インタフェースの状態の監視を行う」を選択する場合は「1」(応答確認を行う)を指定します。任意でポートを追加する場合は、「0」を指定します。

0:

応答確認を行わない

1:

応答確認を行う

カスタマイズ指定数(6バイトの数値)

指定するプロトコルの数を指定します。

標準で登録されている「ICMP」プロトコルを指定する場合は、「0」を指定します。任意でポートを追加する場合は、「0」を指定します。カスタマイズを指定できるプロトコルは以下の固定値を指定します。

  • HTTP

  • HTTPS

  • DNS

  • Database

カスタマイズキー:

プロトコルによって以下の固定値を指定します。

HTTP:
HTTPS:

URL

DNS:

HOSTNAME

Database:

CONSTR

USERNAME

PASSWORD

QUERY

カスタマイズ値:

プロトコルによって以下のように指定します。

HTTP:
HTTPS:

URLは監視URLを指定します。

DNS:

HOSTNAMEは名前解決するホスト名を指定します。

Database:

CONSTRはDatabaseに接続するための接続文字列を指定します。

USERNAMEはDatabaseに接続するためのユーザ名を指定します。

PASSWORDはDatabaseに接続するためのパスワードを指定します。

ポリシー移出コマンドで出力された場合は、「*」で表示されます。

QUERYはDatabaseに要求するクエリを指定します。

[NS-PROTO2]セクションのパラメタ

指定プロトコル数(6バイトの数値)

指定するプロトコルの数を指定します。

標準で登録されている「HTTP」、または「HTTPS」プロトコルを指定する場合で、フォーム認証、またはプロキシサーバを使用する場合は「0」以外を指定します。任意でポートを追加する場合は、「0」を指定します。

プロトコル名(64文字以内の文字列):

使用するプロトコル名を指定します。

プロトコルによって以下の固定値を指定します。

  • HTTP

  • HTTPS

プロキシサーバフラグ(1バイトの数値):

プロキシサーバを使用するかどうかを指定します。初期値は、「0」(プロキシサーバを使用しない)です。

0:

プロキシサーバを使用しない

1:

プロキシサーバを使用する

フォーム認証フラグ(1バイトの数値):

指定したフォーム認証フラグを記載します。初期値は「0」(フォーム認証を使用しない)です。

0:

フォーム認証を使用しない

1:

フォーム認証を使用する

認証ページのURL (1023バイト以内の半角文字列):

フォーム認証フラグに「1」(フォーム認証を使用する)を指定した場合、フォーム認証画面のURLを指定します。

ログインユーザ名のname属性の値(255バイト以内の文字列):

フォーム認証フラグに「1」(フォーム認証を使用する)を指定した場合、フォーム認証画面のログインユーザ名のname属性の値を指定します。

ログインユーザ名(255バイト以内の文字列):

フォーム認証フラグに「1」(フォーム認証を使用する)を指定した場合、フォーム認証画面のログインユーザ名を指定します。

ログインパスワードのname属性の値(255バイト以内の文字列):

フォーム認証フラグに「1」(フォーム認証を使用する)を指定した場合、フォーム認証画面のログインパスワードのname属性の値を指定します。

ログインパスワード(32バイト以内の半角文字列):

フォーム認証フラグに「1」(フォーム認証を使用する)を指定した場合、フォーム認証画面のログインパスワードを指定します。ポリシー移出コマンドで出力された場合は、「*」で表示されます。

監視URLのタイトル名 (255バイト以内の文字列):

フォーム認証フラグに「1」(フォーム認証を使用する)を指定した場合、被監視ページのタイトル名を指定します。

監視ページの文字コード (2バイトの数値):

フォーム認証フラグに「1」(フォーム認証を使用する)を指定した場合、被監視ページの文字コードを指定します。初期値は「0」(UTF-8)です。

0:

UTF-8

1:

SJIS

2:

EUC

注意事項

2.1.18.4 MIB監視の設定

パラメタの記述形式を以下に示します。

[MT]
PO0=設定先種別, 設定先, 設定有効フラグ, 指定MIB数
[MT-UNIT]
PO0#0=設定有効フラグ, MIB名, インスタンス, MIBシンタックス, 
タイムアウト, リトライ回数, ポート番号, 動作時間設定タイプ, 
ポーリング間隔, 動作時間帯フラグ, 動作時間帯設定数, 開始時刻(注1), 
終了時刻(注1), 動作時刻数, 動作時刻(注2), しきい値条件数
PO0#1= …
PO0#2= …
…
[MT-CND]
PO0#0#0=しきい値タイプ, しきい値, しきい値超え条件, リセット条件フラグ,
リセット値, リセット条件, トラップ通知フラグ, トラップ通知条件, 
enterprise, specific, Code, エージェントアドレス, Varbind情報数
PO0#0#1= …
…
PO0#1#0= …
[MT-VAR]
PO0#0#0#0-= VarbindName, Varbind Value, Varbindシンタックス
PO0#0#0#1-= …
…

注1)
開始時刻および終了時刻の対で複数設定可能
注2)
時刻は複数設定可能

パラメタ

設定先種別(文字列):

ポリシー設定を行う設定先を記述します。設定先には、以下の文字列を指定します。

“DV”:

部門に対して指定する場合

“SG”:

ネットワークに対して指定する場合

“ND”(互換モード時だけ指定可能):

ノードに対して指定する場合

設定先(256文字以内の文字列):

設定先種別によって以下を指定します。

設定先種別が“DV”の場合:

管理サーバとなるノードに所属するインタフェースのホスト名またはIPアドレスを指定します。

設定先種別が“SG”の場合:

ネットワークアドレスを指定します。

設定先種別が“ND”の場合:

所属するインタフェースのホスト名またはIPアドレスを指定します。

設定有効フラグ(2バイトの数値):

無効を指定した場合、監視は行われません。

0:

無効

1:

有効

指定MIB(2バイトの数値):

監視対象MIBの数を指定します(0~10240)。

指定した値だけセクション[MT-UNIT]を定義します。

設定有効フラグ(2バイトの数値):

無効を指定した場合、指定した監視対象MIBは監視されません。

0:

無効

1:

有効

MIB名・MIBインスタンス(64バイト以下の文字列):

監視対象となるMIB名・インスタンスを文字列で指定します。

MIBシンタックス(2バイトの数値):

監視対象MIBのシンタックスを、以下のどれかで指定します。不明な場合は0を指定してください。

0:

不明

1:

INTEGER

2:

OCTET_STRING

6:

COUNTER

7:

GAUGE

8:

TIMETICKS

11:

COUNTER64

12:

UNSIGNED32

タイムアウト(2バイトの数値):

ポーリングのタイムアウト時間を秒単位で指定します(1~3599)。

リトライ回数(2バイトの数値):

ポーリングタイムアウト時のリトライ回数を指定します(0~999)。

動作時間設定タイプ(2バイトの数値):

動作時間の指定方法を指定します。

0:

動作時間の指定をポーリング間隔指定で行う

1:

動作時刻指定で行う

ポーリング間隔(2バイトの数値):

ポーリング間隔を秒単位で指定します(60~59940、デフォルトは3600)。

ポート番号(2バイトの数値):

ポーリングを行うときのSNMP要求のポート番号を指定します(1~32767、デフォルトは161)。

動作時間帯フラグ(2バイトの数値):

ポーリング間隔を指定した場合に、ポーリング間隔で動作する時間帯を指定するかどうかを指定します。

0:

ポーリング間隔で動作する時間帯を指定しない

1:

ポーリング間隔で動作する時間帯を指定する

動作時間帯設定数(2バイトの数値):

指定する動作時間帯の数を指定します(上限は60)。指定しない場合は0を指定してください。

開始時刻(2バイトの数値):

動作時間帯の開始時刻を0:00からの秒数で指定します(0~86399)。

終了時刻(2バイトの数値):

動作時間帯の終了時刻を0:00からの秒数で指定します(0~86399)。

動作時刻数(2バイトの数値):

指定する動作時刻の数を指定します(上限は512)。指定しない場合は0を指定してください。

動作時刻(2バイトの数値):

動作時刻を0:00からの秒数で指定します(0~86399)。

しきい値条件数(2バイトの数値):

監視対象MIBのしきい値の指定数を指定します(0~10240)。

指定した値だけセクション[MT-CND]を定義します。

しきい値タイプ(2バイトの数値):

しきい値の指定方法を指定します。

0:

しきい値を絶対値指定する

1:

しきい値を相対値で指定する

しきい値(64バイト以内の文字列):

しきい値を文字列で指定します。数値の場合も数値を文字列で指定する必要があります。

しきい値超え条件(2バイトの数値):

しきい値超え条件を以下のどれかを指定します。

0:

下回った

1:

上回った

2:

以下

3:

以上

4:

等しい

5:

等しくない

リセット条件フラグ(2バイトの数値):

リセット条件を指定するかどうかを指定します。

0:

リセット条件を指定しない

1:

リセット条件を指定する

リセット値(64バイト以内の文字列):

リセット値を文字列で指定します。数値の場合も数値を文字列で指定する必要があります。

リセット条件(2バイトの数値):

しきい値条件をリセットする条件を指定します(指定値はしきい値超え条件と同様)。リセット条件を指定しない場合は再びしきい値条件を満たす値を取得してもトラップは通知されません。

トラップ通知フラグ(2バイトの数値):

トラップ通知を行うかどうかを指定します。

0:

トラップ通知を行わない

1:

トラップ通知を行う

トラップ通知条件(2バイトの数値):

しきい値超えが連続して何回発生した場合にトラップを通知するかを指定します(1~999)。

enterprise(256バイト以内の文字列):

通知するトラップのenterpriseを文字列で指定します。指定のない場合は「enterprises.211.4.19.3」が指定されます。

specificCode(4バイトの数値):

通知するトラップのspecificCodeを指定します(-2147483647~2147483647)。

エージェントアドレス(256バイト以内の文字列):

トラップ通知する場合に設定するエージェントアドレスをIPアドレス文字列で指定します。

Varbind情報数(2バイトの数値):

Varbind情報の設定数を指定します(0~10240)。

指定した値だけセクション[MT-VAR]を定義します。

VarbindName(256バイト以内の文字列):

VarbindNameを文字列で指定します。

VarbindValue(256バイト以内の文字列):

VarbindValueを文字列で指定します。

Varbindシンタックス(2バイトの数値):

Varbindのシンタックスを指定します。設定値は前述のMIBシンタックスと同様です。

注意事項

設定項目にて秒数を指定する場合は60以下の値を指定しないでください。また、指定する秒数は60の倍数で指定してください。

2.1.18.5 DHCPクライアントの監視の設定

パラメタの記述形式を以下に示します。

[NAM]
PO0=設定先種別, 設定先, イベント通知有効フラグ, イベント通知条件フラグ, DHCPクライアント数

[NAM-EX]
PO0#0=MACアドレス (注) 

注)

DHCPクライアント数で指定した数と同じ数のDHCPクライアントのMACアドレスを指定してください。

#に続く数字は0から始め、連番になるように値を割り当ててください。

例)
PO0のDHCPクライアント数に3を指定した場合
PO0#0="aa:aa:aa:aa:aa:aa"
PO0#1="bb:bb:bb:bb:bb:bb"
PO0#2="cc:cc:cc:cc:cc:cc"

[NAM]セクションのパラメタ

設定先種別(文字列):

ポリシー設定を行う設定先を記述します。設定先には、以下の文字列を指定します。

“DV”:

部門に対して指定する場合

“SG”:

ネットワークに対して指定する場合

設定先(256文字以内の文字列):

設定先種別によって以下を指定します。

設定先種別が“DV”の場合:

管理サーバとなるノードに所属するインタフェースのホスト名またはIPアドレスを指定します。

設定先種別が“SG”の場合:

ネットワークアドレスを指定します。

イベント通知有効フラグ(2バイトの数値):

イベント通知を行わないを指定した場合は、監視は行われません。

0:

イベント通知を行わない

1:

イベント通知を行う

イベント通知条件フラグ(2バイトの数値):

イベントを通知する条件を指定します。

条件は、以下の4つ(1、2、4、8)から選択してください。

複数の条件を一度に指定する場合は、各値の和を指定します。

例)
1と4を同時に指定する場合: 5を指定
      1と2と4と8を同時に指定する場合: 15を指定

条件の設定を行わない場合は0を指定してください。

1:

登録されているDHCPクライアントが新規に追加されたことを検知した際にイベントが通知されます。

2:

既存のDHCPクライアントのIPアドレスが変更されたことを検知した際にイベントが通知されます。

4:

登録されているDHCPクライアントが削除されたことを検知した際にイベントが通知されます。

8:

登録されていないノードがDHCPクライアントとして検出された際にイベントが通知されます。

DHCPクライアント数(数値):

監視対象のDHCPクライアントの数を指定します。

[NAM-EX]セクションのパラメタ

MACアドレス:

監視対象となるDHCPクライアントのMACアドレスを指定します。