機能説明
操作制御マネージャ起動条件ファイルを作成し適用します。
コマンドを実行後に、セキュリティ管理者のユーザーIDとパスワードの入力が必要です。
コマンドを実行後に、セキュリティ管理者のユーザーIDとパスワードの入力が必要です。
記述形式
idorcmanager | filename [-r] [-n] |
オプション
操作制御マネージャ起動条件記述ファイルをフルパスで指定します。
操作制御マネージャ起動条件ファイルから操作制御マネージャ起動条件記述ファイルに復元します。Systemwalker Centric Managerの再起動後に反映するように操作制御マネージャ起動条件ファイルを作成した場合は、現在の動作している定義ではなく次回起動時に反映する情報から復元します。
「-n」オプションと同時に指定した場合は、現在動作中の操作制御マネージャ起動条件ファイルから復元します。
操作制御マネージャ起動条件ファイルの設定内容を即時適用する場合に指定します。-nを指定しない場合は、次回のSystemwalker Centric Manager起動時に設定内容を反映します。
ただし、以下の場合は、本オプションを指定した場合でも、Systemwalker Centric Managerの再起動が必要になります。
はじめて、コンソール操作制御機能を使う運用に変更したとき
コンソール操作制御機能を使う運用から、使用しない運用に変更したとき
以下の定義を変更したとき
check_consoleパラメタ、check_kindパラメタ、check_hardパラメタ
「-r」オプションと同時に指定した場合は、現在動作中の操作制御マネージャ起動条件ファイルから復元します。
復帰値
正常終了
異常終了
参照
コマンド格納場所
Windows | Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\MpOrCtrl\bin |
Solaris | /opt/FJSVsopct/bin |
実行に必要な権限/実行環境
【Windows】
Administrator権限が必要です。
運用管理サーバで実行可能です。
【Solaris/Linux】
システム管理者(スーパーユーザ)権限が必要です。
運用管理サーバで実行可能です。
使用例
操作制御マネージャ起動条件ファイルを作成します。
【Windows版】
c:\Systemwalker\mpwalker.dm\MpOrCtrl\bin\idorcmanager.exe c:\temp\idorcmanager.conf User Name:User Password: XXXX
【Solaris版/Linux版】
/opt/FJSVsopct/bin/idorcmanager /tmp/idorcmanager.conf User Name:User Password: XXXX
実行結果/出力形式
正常終了時、出力されるメッセージはありません。
異常終了時、以下のメッセージが出力されます。
指定された操作制御マネージャ起動条件記述ファイル内に有効なパラメタが存在しない場合、以下のメッセージが出力されます。継続する場合は、継続メッセージに「y」を入力してください。中断する場合は「n」を入力してください。
No parameter is specified. The default values will be used for all parameters.
その他のメッセージについては、“Systemwalker Centric Managerメッセージ説明書”の“idorcmanagerコマンドに関するメッセージ”を参照してください。
操作制御マネージャ起動条件記述ファイルの形式エラーの場合に出力されるメッセージ
操作制御マネージャ起動条件記述ファイルの形式に誤りがある場合は、誤りを訂正して使用してください。
コンソール操作制御では、操作制御マネージャ起動条件記述ファイルの形式に誤りがある場合、誤っている定義を省略値に変更または無効にして、処理を続行することが可能です。形式エラーの内容を示すエラーメッセージが出力された後、問い合わせメッセージが出力されます。
形式エラーの内容を示すエラーメッセージは、以下の形式です。
line NN: メッセージ [エラー文字列]
操作制御マネージャ起動条件記述ファイルの先頭からの行番号
エラーメッセージ
エラーメッセージと意味については、“Systemwalker Centric Managerメッセージ説明書”の“idorcmanagerコマンドに関するメッセージ”を参照してください。
エラーと判定した文字列
問い合わせメッセージは、以下のとおりです。
Continue the conversion? (y/n)
「y」を入力後、Enterキーを入力します。
エラーと判定された項目に省略値があるときは、省略値が定義されます。省略値がないときは、定義された項目は無効になります。
「n」を入力後、Enterキーを入力します。
以下のメッセージが出力され、変換処理が中止されます。
“Command aborted.”
例)
操作制御マネージャ起動条件記述ファイルのlevelパラメタに、不当な値を指定した場合
【Windows版】
処理を継続するとき
c:\Systemwalker\mpwalker.dm\MpOrCtrl\bin\idorcmanager.exe c:\temp\idorcmanager.conf line 2: Invalid value. [level=128] Continue the conversion? (y/n) y User Name:User Password: XXXX
処理を中断するとき
c:\Systemwalker\mpwalker.dm\MpOrCtrl\bin\idorcmanager.exe c:\temp\idorcmanager.conf line 2: Invalid value. [level=128] Continue the conversion? (y/n) n Command aborted.
【Solaris版/Linux版】
処理を継続するとき
/opt/FJSVsopct/bin/idorcmanager /tmp/idorcmanager.conf line 2: Invalid value. [level=128] Continue the conversion? (y/n) y Password: XXXX
処理を中断するとき
/opt/FJSVsopct/bin/idorcmanager /tmp/idorcmanager.conf line 2: Invalid value. [level=128] Continue the conversion? (y/n) n Command aborted.