機能説明
本コマンドは、Systemwalkerコンソールに表示されているグローバルサーバシステムの運用形態名を消去します。
本コマンドは、運用管理サーバ上および存在する場合は全体監視サーバ上で、以下の場合だけ使用します。
グローバルサーバシステムの運用形態名を、Systemwalkerコンソールに表示する運用から、表示しない運用へ変更した場合。つまり、運用管理サーバ上で運用形態名通知メッセージID定義ファイルの定義を削除し、Systemwalkerの再起動を行った場合。かつ
Systemwalkerの再起動後、Systemwalkerコンソールにグローバルサーバシステムの運用形態名が表示されている場合。
運用形態名通知メッセージID定義ファイルの詳細については、“運用形態名通知メッセージID定義ファイル”を参照してください。
本コマンドを運用管理サーバ上で実行すると、運用管理サーバに接続するSystemwalkerコンソールに表示されているグローバルサーバシステムの運用形態名が消去されます。この場合、全体監視サーバが存在した場合、全体監視サーバに接続するSystemwalkerコンソールに表示されているグローバルサーバシステムの運用形態名は消去されません。全体監視サーバ上でも本コマンドを実行してください。
本コマンドは、運用管理サーバおよび全体監視サーバ上でオプションなしを指定して実行します。ただし、全体監視サーバが監視する複数の被監視運用管理サーバに、グローバルサーバシステムの運用形態名をSystemwalkerコンソールに表示する運用を行っている運用管理サーバが存在する場合は、「-d hostname」オプションを指定し、運用形態名をSystemwalkerコンソールに表示しない運用に変更した被監視運用管理サーバが監視しているグローバルサーバシステムの運用形態名だけを消去します。
記述形式
gsruntclr | [-d hostname] |
オプション
本オプションは、全体監視サーバ上だけで使用します。
hostnameは、運用形態名をSystemwalkerコンソールに表示しない運用に変更した被監視運用管理サーバが監視しているグローバルサーバシステムのホスト名を指定します。
復帰値
正常終了。
異常終了。
正常終了。hostnameに指定されたホスト名が、構成情報に登録されていない場合の復帰値です。
コマンド格納場所
Solaris | /opt/systemwalker/bin |
実行に必要な権限/実行環境
システム管理者(スーパーユーザ)権限が必要です。
運用管理サーバ/全体監視サーバで実行可能です。
注意事項
本コマンドは、Systemwalkerが起動している環境で実行してください。
本コマンドで異常終了となった場合は、出力されたメッセージを参照してください。
本コマンドは、上記“機能説明”にある条件の場合だけ実行してください。その他の条件時で実行されても動作保証の限りではありません。
グローバルサーバシステムの運用形態名を、Systemwalkerコンソールに表示する運用中に本コマンドを実行した場合、次に被監視システムから現在の運用形態名と異なる運用形態名が通知されるまで、Systemwalkerコンソールに運用形態名は表示されません。ただし、監視イベント一覧に表示されるイベントの表示名は除きます。
使用例
運用管理サーバ、および、全体監視サーバ(注1)
/opt/systemwalker/bin/gsruntclr
全体監視サーバ(注2)
グローバルサーバシステムの運用形態名を、Systemwalkerコンソールに表示する運用から、表示しない運用へ変更した被監視運用管理サーバが監視しているグローバルサーバシステムのホスト名が「HOST5」の場合。
/opt/systemwalker/bin/gsruntclr -d HOST5
全被監視運用管理サーバが、グローバルサーバシステムの運用形態名を、Systemwalkerコンソールに表示する運用から、表示しない運用へ変更した場合。
一部の被監視運用管理サーバが、グローバルサーバシステムの運用形態名を、Systemwalkerコンソールに表示する運用から、表示しない運用へ変更した場合。