機能説明
運用管理サーバに格納した修正を管理対象のサーバに配付します。
記述形式
cmsndpch | -i 入力ファイル名 -o 出力ファイル名 |
オプション
配付したい修正の修正番号と配付したいあて先サーバ名を定義するファイル名を指定します。
ファイル名はフルパスで指定する必要があります。199文字まで指定可能で、英数字のみ指定できます。
配付した結果を出力するファイル名を指定します。
ファイル名はフルパスで指定する必要があります。199文字まで指定可能で、英数字のみ指定できます。
復帰値
正常終了
パラメタエラー
パラメタエラー(指定の修正がダウンロードされていない)
パラメタエラー(指定ファイルが存在しない)
環境異常(権限異常)
環境異常(インベントリデータベースが構築されていない)
内部矛盾エラー
データベースアクセスエラー
コマンド格納場所
Windows | Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpcompsv |
UNIX | /opt/FJSVsivmg/bin |
実行に必要な権限/実行環境
【Windows】
Administrator権限が必要です。
運用管理サーバで実行可能です。
【Solaris/Linux】
システム管理者(スーパーユーザ)権限が必要です。
運用管理サーバで実行可能です。
注意事項
入力ファイルにはSJISコードで記述してください。
使用例
サーバ「server1」と「server2」に修正T000001WP-01を配付します。
下記の例の「c:\temp\servers.txt」および「/tmp/servers.txt」には、「server1」と「server2」とが1行ずつに記載されているものとします。
Windows
C:\> C:\Systemwalker\mpwalker.dm\mpcompsv\cmsndpch -i C:\Temp\infile.txt -o C:\Tmp\outfile.txt cmsndpch.exe: Normally End
UNIX
# /opt/FJSVsivmg/bin/cmsndpch -i /tmp/infile -o tmp/outfile cmsndpch: Normally End
実行結果/出力形式
以下の文字列が標準出力または標準エラー出力に出力されます。
復帰値 | 出力メッセージ |
---|---|
0 | |
1 | コマンドの使用方法が出力されます。 |
2 | ERROR: %s not found. (%d)
|
3 | ERROR: File not found. (%d)
|
4 | ERROR: |
5 | ERROR: Inventory database is not constructed. |
6 | ERROR: Internal error. (%d/%d)
|
7 | ERROR: Database access error. (%d/0x%08x/0x%08x)
|
-iオプションで指定するCSVファイルのフォーマット
以下の2通りのフォーマットがあります。
1)
| 項目名 | 説明 |
---|---|---|
1 | 修正番号 | 配付したい修正番号を指定します。 |
2 | サーバ名 | ソフトウェア修正管理画面で表示されているサーバ名を指定します。 |
2)
| 項目名 | 説明 |
---|---|---|
1 | 修正番号 | 配付したい修正番号を指定します。 |
2 | リザーブ領域 |
|
3 | サーバ名 | ソフトウェア修正管理画面で表示されているサーバ名を指定します。 |
4 | リザーブ領域 |
|
infileの例)
T0000001WP-01をserver1とserver2へ配付する場合
1)
T0000001WP-01,server1 T0000001WP-01,server2
2)
"T0000001WP-01","","server1","" "T0000001WP-01","","server2",""
outfileの例)
Windows向け修正T0000001WP-01をserver1とserver2へ配付しました。このときserver1がWindowsでserver2がSolarisだった場合、T000001WP-01はserver1(Windows)にのみ配付可能であるため、server2(Solaris)に対しての配付指示はスキップ(無視)されます。
T0000001WP-01,server1,SEND-OK(xxxxxxxx/yyyyyyyy) T0000001WP-01,server2,SKIPPED(xxxxxxxx/yyyyyyyy)
注意
例の中の「xxxxxxxx」や「yyyyyyyy」には、16進数値(8桁)が格納されます。