ページの先頭行へ戻る
Systemwalker Centric Manager V17.0.2 リファレンスマニュアル

1.2.334 swsvacpolin(サーバアクセス制御ポリシーの移入コマンド)

機能説明

本コマンドは、swsvacpolout(サーバアクセス制御ポリシーの移出コマンド)で出力されたセキュリティ管理者ポリシー、セキュリティ監査者ポリシー、監査ログ出力設定ポリシー、サーバアクセス制御 アクセス制御ポリシー、サーバアクセス制御 録画設定ポリシーを運用管理サーバに移入します。

本コマンドの実行状況は、Systemwalkerコンソール監査ログに記録されます。記録される内容は、以下のとおりです。

記述形式

swsvacpolin

-A -d ディレクトリ名

swsvacpolin

-k {M|D|L|A|R} -p ポリシー名 -d ディレクトリ名

swsvacpolin

-M

オプション

-A:

-dオプションで指定されたディレクトリ配下に出力されているすべてのサーバアクセス制御のポリシー情報を移入します。-kオプションおよび-pオプションと同時に指定することはできません。

-k ポリシー種別{M|D|L|A|R}:

ポリシー種別で指定した種別のポリシー情報を移入します。-Aオプションとは同時に指定することはできません。

ポリシー種別には、以下が指定できます。

  • M: セキュリティ管理者ポリシー

  • D: セキュリティ監査者ポリシー

  • L: 監査ログ出力設定ポリシー

  • A: サーバアクセス制御のアクセス制御ポリシー

  • R: サーバアクセス制御の録画設定ポリシー

-p ポリシー名:

ポリシー名で指定した名前のポリシー情報を移入します。-Aオプションとは同時に指定することはできません。

-d ディレクトリ名:

指定されたディレクトリに出力されたサーバアクセス制御のポリシー情報を移入します。

-M:

V13.3.0のポリシーを移入します。V13.3.0からのバージョンアップ後に実行できます。V13.3.0からのバージョンアップを行っていない場合、本オプションを指定しても、ポリシーの移入は行われません。また、本オプションを指定し、V13.3.0のポリシーの移入が完了した後、再度本オプションを指定しても、ポリシーの移入は行われません。

復帰値

0:

コマンドが正常終了しました。

1:

本コマンドを実行する権限がありません。

2:

ポリシー情報が見つかりません。

3:

ポリシー情報が、他のユーザにより使用されています。

5:

ポリシーファイルの内容に誤りがあります。

10:

指定されたパラメタに誤りがあります。

11:

指定したオプションは、運用管理サーバ以外では使用できません。

14:

同じ名前のポリシーがすでに登録されています。

15:

初期設定ポリシーが無いため、ポリシーの移入ができませんでした。

99:

内部異常が発生しました。

参照

swsvacpolout(サーバアクセス制御ポリ移出コマンド)

セキュリティ管理者シーファイル

セキュリィ監査ポリシーフイル

監査ログ出力設定ポリシファイル

バアクス制 アクセス制御ポリシーァイル

サーバアクセス制御 録画設定ポリシーファイル

コマンド格納場所

Windows

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpsvac\bin

Solaris
Linux

/opt/systemwalker/bin

実行に必要な権限/実行環境

注意事項

使用例1

【Windows版】

運用管理サーバで、「c:\work\policy」ディレクトリに出力されている全ノードのサーバアクセス制御のポリシー情報を移入します。

swsvacpolin -A -d c:\work\policy

Solaris版/Linux版

運用管理サーバで、「/work/policy」ディレクトリに出力されている全ノードのサーバアクセス制御のポリシー情報を移入します。

/opt/systemwalker/bin/swsvacpolin -A -d /work/policy

使用例2

【Windows版】

運用管理サーバで、「c:\work\policy」ディレクトリに出力されているポリシー名「policyname」のサーバアクセス制御のアクセス制御ポリシー情報を移入します。

swsvacpolin -k A -p policyname -d c:\work\policy

Solaris版/Linux版

運用管理サーバで、「/work/policy」ディレクトリに出力されているポリシー名「policyname」のセキュリティ管理者設定のポリシー情報を移入します。

/opt/systemwalker/bin/swsvacpolin -p policyname -d /work/policy

実行結果/出力形式

本コマンドの実行状況は、Systemwalkerコンソール監査ログに記録されます。記録されるタイミングは、コマンド起動時とコマンド終了時です。Systemwalkerコンソール監査ログには、以下の情報が出力されます。

出力項目

説明

日時

swsvacpolinコマンドの開始/終了日時です。年月日、時間(ミリ秒まで)です。

操作場所

swsvacpolinコマンドを実行したサーバです。

操作ホスト

swsvacpolinコマンドを実行したサーバです。

操作者

swsvacpolinコマンドの実行ユーザです。

操作種別

「swsvacpolin」です。

操作対象

「policy」です。

操作内容

swsvacpolinコマンド実行時に、コマンドラインに指定された情報です。

実行結果

swsvacpolinコマンドを開始した場合は「B」、成功した場合は「S」、失敗した場合は「F」です。

コンポーネント名

「サーバアクセス制御」です。

追加情報

swsvacpolinコマンドの開始時は、未使用です。

swsvacpolinコマンドの終了時は、コマンドの復帰値、メッセージです。メッセージは、出力されない場合があります。