機能説明
本コマンドを実行したサーバで、返答待ちになっている返答要求の一覧を表示します。
また、返答要求発生の前後にORMMessage()関数で通知したメッセージもあわせて表示します。
記述形式
ORMReqList | [-a apname] [-t Time- | Time_from-Time_to] |
オプション
apnameにて指定した要求元名に完全一致する要求元より要求された返答要求メッセージを表示します。最終文字のNULL文字を含め、最大文字数は32バイトです。指定可能な文字は、半角英数字、「-」(ハイフン)、および「_」(アンダースコア)だけです。
省略された場合は、すべてのメッセージを表示します。
本オプションは以下の通り指定します。
指定した返答要求受付日時から、現在時刻までの全返答要求を表示します。Time-のフォーマットは、「yyyymmddhhmm」形式または、「hhmm」形式で指定します。「hhmm」形式で指定した場合は、コマンドを実行した日として扱います。
Time_from-Time_to間に発生した全返答要求を表示します。
形式はTimeと同じです。
省略された場合は、すべてのメッセージを表示します。
本オプションは以下の通り指定します。
指定した返答識別番号に該当する返答要求を表示します。
Numは00001-99999を、最大5桁で指定してください。
指定した返答識別番号以降の返答識別番号を保有している全返答要求を表示します。
形式はNumと同じです。
Num_from-Num_to間に該当する返答要求を表示します。形式はNumと同じです。
範囲指定条件の開始値が終了値より大きい場合、パラメタエラーとなります。
省略された場合は、すべてのメッセージを表示します。
復帰値
正常終了しました。
返答要求メッセージはありません。
パラメタエラーが発生しました。
Open ReplyMessageサービスと接続できません。
Open ReplyMessageサービスへの返答要求一覧送信要求は送信できませんでした。
Open ReplyMessageサービスからの返答要求一覧を受信できませんでした。
実行権限がありません。
予期せぬエラーが発生しました。
コマンド格納場所
Solaris | /opt/systemwalker/bin |
実行に必要な権限/実行環境
Systemwalker操作権(DmOperation所属ユーザ)、メッセージ返答操作権(OrmOperation所属ユーザ)が必要です。
運用管理サーバ/部門管理サーバ/業務サーバで実行可能です。
使用例1
返答要求処理デーモン中に保持されている返答要求の一覧をすべて表示します。
/opt/systemwalker/bin/ORMReqList
使用例2
返答要求処理デーモン中に保持されている返答要求の一覧の中から返答要求元名がApp01であり返答要求IDが00030以降のものを表示します。
/opt/systemwalker/bin/ORMReqList -a App01 -n 00030-
使用例3
返答要求処理デーモン中に保持されている返答要求の一覧の中から返答要求元名がApp01であり返答要求受付日時が2010年1月21日15時以降のものを表示します。
/opt/systemwalker/bin/ORMReqList -a App01 -t 201001211500-
実行結果/出力形式
(全返答要求情報出力時)
#./ORMReqList Req-No Time Apname RequestMessage 00001 2010/01/21 18:02:29 App01 Would you input the file name? 00002 2010/01/21 18:02:48 App02 Would you input the worker name? ----- 2010/01/21 18:06:25 App03 Daily job was completed. 00003 2010/01/21 18:06:26 App03 Shutdown started. Do you want to continue? (y or n)
(返答要求情報出力時(サーバプログラム(要求元)名による絞り込み指定))
#./ORMReqList -a "App03" Req-No Time Apname RequestMessage ----- 2010/01/21 18:06:25 App03 Daily job was completed. 00003 2010/01/21 18:06:26 App03 Shutdown started. Do you want to continue? (y or n)
返答識別番号を出力します。
本返答要求が受け付けられた時刻を出力します。
要求元名を出力します。
返答要求メッセージを出力します。
Apnameが長い場合、表示が後ろにずれます。