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Systemwalker Centric Manager V17.0.2 リファレンスマニュアル

1.2.280 opfmt(メッセージ作成/出力コマンド)

機能説明

本コマンドは、「ラベル: エラー種別: メッセージテキスト」の形式でメッセージを作成し、そのメッセージを標準エラー出力へ表示するとともに、システム監視エージェントへメッセージを通知します。

システム監視エージェント未起動時は、メッセージ一時保存ファイルに保存され、システム監視エージェント起動時に読み込まれます。

記述形式

【Windows版】

opfmt

[-c] [-f flags] [-l label] [-s errclass] format [args]

【UNIX版】

opfmt

[-c] [-f flags] [-l label] [-s errclass] [-g catalog:msgnum] format [args]

オプション

-c:

このオプションは無視されます。

-f flags:

このオプションは無視されます。ただし、指定した場合は引数を指定しなければなりません。

-l label:

作成されるメッセージのラベル文字列を指定します。labelは、256バイト以内の文字列を指定してください。接尾辞のコロン「:」は自動的に付加されます。

labelが指定されない場合のメッセージ形式は、「エラー種別:メッセージテキスト」です。

-s errclass:

作成されるメッセージのエラー種別文字列(重要度)を指定します。errclassは以下の表にある「指定する文字列」の中から1つを指定します。これにより、エラー種別と重要度が決まります。エラー種別の接尾辞のコロン(:)は自動的に付加されます。指定されない場合は、Windows版の場合はERRORが使用され、UNIX版の場合はエラーが使用されます。

  • Windows版

    指定する文字列

    エラー種別

    重要度

    HALT または halt

    HALT

    最重要

    ERROR または error

    ERROR

    重要

    WARNING または warning

    WARNING

    警告

    NOTICE または notice

    INFO

    通知

    INFO または info

    INFO

    一般

  • UNIX版

    指定する文字列

    エラー種別

    重要度

    HALT または halt

    停止

    最重要

    ERROR または error

    エラー

    重要

    WARNING または warn

    警告

    警告

    NOTICE または notice

    情報

    通知

    INFO または info

    情報

    一般

-g catalog:msgnum【UNIX版】:

作成されるメッセージのテキスト文字列をメッセージカタログで指定します。catalogにはメッセージカタログ名を、msgnumには取り出したいメッセージテキスト番号を指定し、コロンでつないだ1つの文字列とします。catalogは14バイト以内の文字列を指定してください。これらの文字列には、NULL「\0」、スラッシュ「/」およびコロン「:」は使用できません。

環境変数LC_MESSAGESまたはLANGに設定されたロケールに、catalogで指定したメッセージカタログが存在しない場合、または、msgnumが範囲外の場合、opfmtはCロケールからテキストを取り出そうとします。これに失敗すると、opfmthコマンド行から渡されたままのformat文字列をメッセージテキストとして使用します。メッセージカタログについての詳細については、システムが提供しているgettxt(3c)mkmsgs(1)のマニュアルページを参照してください。

format[args]:

【Windows版】

formatには、システムが提供しているprintf()関数と同じ形式のメッセージテキストを指定します。argsには、formatに必要な引数を指定します。formatの指定に対してargsの数が多い場合は、余分なargsは無視されます。formatの指定に対してargsの数が少ない場合、その結果は不定です。

なお、指定できる書式は文字列「%s」だけです。

【UNIX版】

formatには、システムが提供しているprintfコマンドと同じ形式のメッセージテキストを指定します。argsには、formatに必要な引数を指定します。formatの指定に対してargsの数が多い場合は、余分なargsは無視されます。formatの指定に対してargsの数が少ない場合は、その結果は不定です。

指定できる書式は文字列「%s」だけです。また、「%」をメッセージテキストとして使用する場合は、2つ連続させて(「%%」)記述します。

システムが提供しているprintfコマンドについての詳細については、printf(1)のマニュアルページを参照してください。

復帰値

0

正常終了

1

異常終了

参照

イベント監用コマンド

コマンド格納場所

Windows

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\bin

UNIX

/opt/systemwalker/bin

実行に必要な権限/実行環境

【Windows】

【UNIX】

注意事項

【UNIX版】

使用例1

opfmt -l LABEL -s INFO "test message"

使用例2

opfmt "test message"

実行結果/出力形式

実行した結果は以下の形式で監視イベント一覧に表示されます。

ラベル: エラー種別: メッセージテキスト

注意

ラベルとエラー種別、エラー種別とメッセージテキストの間は「: 」(コロンと空白)で区切られます。

ラベル: -lオプションで指定した文字列

エラー種別: -sオプションで指定した文字列に対応するエラー種別

メッセージテキスト: formatで指定した文字列実行環境による差異はなし