機能説明
本コマンドは、コマンドを実行したシステムのメッセージ送信先システム定義をCSV形式でファイルに出力します。また、出力されたCSV形式の定義情報を、コマンドを実行したシステムのメッセージ送信先システム定義に入力します。
不当なオプションや複数のオプションを指定したり、オプションの指定がない場合には、以下のエラーメッセージ表示し、コマンドは終了します。
opadessyscsv: エラー: 404: オプションが不適当です |
記述形式
opadessyscsv | -o "filename" | -i "filename" |
オプション
メッセージ送信先システム定義をCSV形式でファイルに出力します。「filename」には出力するCSVファイル名を指定します。
CSV形式ファイルの定義情報をメッセージ送信先システム定義に入力します。「filename」には入力するCSVファイル名を指定します。
復帰値
正常終了
異常終了
参照
コマンド格納場所
Windows | Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\bin |
UNIX | /opt/systemwalker/bin |
実行に必要な権限/実行環境
【Windows】
Administrator権限が必要です。
本コマンドは、[管理者として実行]を選択して起動したコマンドプロンプト上で実行してください。
運用管理サーバ/部門管理サーバ/業務サーバで実行可能です。
運用管理クライアント/クライアントでは、[イベント監視]を選択インストールしたとき実行可能です。
【UNIX】
システム管理者(スーパーユーザ)権限が必要です。
運用管理サーバ/部門管理サーバ/業務サーバで実行可能です。
運用管理クライアント/クライアントでは、[イベント監視]を選択インストールしたとき実行可能です。
注意事項
本コマンドを実行する場合は、コマンドを実行するシステムに接続する[通信環境定義]ウィンドウを閉じている必要があります。
出力時、コマンド実行システムにメッセージ送信先システム定義が存在しない場合は、空の出力ファイルが作成されます。
出力時、文字コード変換に失敗した場合は、警告メッセージを出力後、変換前の文字コードでCSVファイルに出力します。
入力するファイルの形式およびパラメタが不当な場合、本コマンドはエラーメッセージを出力します。このとき、ファイルの定義情報は入力されません。
入力時、コマンド実行システムにメッセージ送信先システム定義がすでに存在する場合は、既存定義情報が、入力するCSVファイルの定義情報に上書きされます。入力するファイルに定義情報がない(0バイトファイル)場合、本コマンドはメッセージ送信先システム定義をすべて削除します。
入力時、文字コード変換に失敗した場合は、エラーメッセージを出力します。このとき、ファイルの定義情報は入力されません。
入力した定義情報を有効にするためには、Systemwalker Centric Managerを再起動する必要があります。
入力によってメッセージ送信先システムまたは接続方法が変更/削除された場合は、それぞれの場合に応じて接続構成登録/削除/表示コマンド(opaconstat)を実行してください。
入出力するファイル「メッセージ送信先システム定義のCSVファイル」は、mppolcollect(ポリシー情報移出コマンド)により出力された「通信環境定義メッセージ送信先システムポリシーファイル」のファイルの形式・パラメタと同じになります。ただし、入力時にはRAS接続は設定できません。
使用例
【Windows版】
メッセージ送信先システム定義を、ファイル「c:\teigi.csv」に出力します。
opadessyscsv -o "c:\teigi.csv"
ファイル「c:\teigi.csv」を編集後、メッセージ送信先システム定義に入力します。
opadessyscsv -i "c:\teigi.csv"
【UNIX版】
メッセージ送信先システム定義を、ファイル「/tmp/teigi.csv」に出力します。
/opt/systemwalker/bin/opadessyscsv -o /tmp/teigi.csv
ファイル「/tmp/teigi.csv」を編集後、メッセージ送信先システム定義に入力します。
/opt/systemwalker/bin/opadessyscsv -i /tmp/teigi.csv