機能説明
本コマンドは、CPU使用率の監視方法を切り替える場合に使用します。
記述形式
mptrfchgcpu | -s { Windows | Linux | AIX | HPUX } { -t | -e } |
mptrfchgcpu | -s Solaris { -t | -e | -c } |
mptrfchgcpu | -l |
オプション
切り替えを行うテンプレート種別を指定します。
テンプレート種別 Windows に対して切り替えを行います。
テンプレート種別 Solarisに対して切り替えを行います。
テンプレート種別 Linuxに対して切り替えを行います。
テンプレート種別 AIXに対して切り替えを行います。
テンプレート種別 HPUXに対して切り替えを行います。
CPU全体の使用率を監視します。
CPU個々の使用率を監視します。
マルチコア・マルチスレッドCPUの環境において、コアの使用率を考慮した監視します。マルチコア・マルチスレッドCPU環境ではない場合は、CPU個々の使用率を監視します。
本オプションは、テンプレート種別(-s)の指定がSolarisの場合のみ指定可能です。
現在のCPU使用率の監視定義を出力します。CPU全体を監視する設定の場合は「total」、CPU個々を監視する設定の場合は「each」、コア使用率を監視する設定の場合は「core」を表示します。
復帰値
正常終了
異常終了
参照
コマンド格納場所
Windows | Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\MpTrfMgr\bin |
Solaris Linux | /opt/FJSVspmmg/bin |
実行に必要な権限/実行環境
【Windows版】
運用管理サーバ上で実行可能です。
Administrator権限が必要です。
【UNIX版】
運用管理サーバ上で実行可能です。
システム管理者(スーパーユーザ)権限が必要です。
注意事項
運用管理サーバ上で実行し、設定を反映するにはサーバ性能の監視ポリシーの再作成・配付を行う必要があります。手順は次のとおりです。
サーバ性能ポリシーを適用していない場合
ポリシーの作成方法に関しては、“Systemwalker Centric Manager使用手引書 監視機能編”、および“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編(互換用)”を参照してください。
既にサーバ性能ポリシーを適用している場合
監視ポリシーが通常モードの場合
Systemwalkerコンソールのメニューから、[ポリシー]-[監視]-[監視ポリシー]を選択し、[監視ポリシー[管理]]を起動します。
該当サーバに配付しているポリシーグループを選択し、[配付状況]タブを選択します。
配付状況一覧の下にある該当サーバを選択し、[操作]-[配付状況のクリア]を選択し、配付状況をクリアします。
該当サーバに配付しているポリシーグループを選択し、[操作]-[配付]を選択し、ポリシーを配付・適用します。
監視ポリシーが互換モードの場合
Systemwalkerコンソールのメニューから、[ポリシー]-[ポリシーの定義]-[サーバの性能]-[設定] を選択し、[性能監視 - ポリシー設定(サーバ性能)]を起動します。
該当サーバに配付しているポリシーを選択し、[変更]ボタンをクリックし、[性能監視 - ポリシー編集(サーバ性能)]画面を表示します。
しきい値一覧から、[CPU使用率]を選択し、[設定]ボタンをクリックし、[性能監視 - しきい値設定(サーバ性能)]画面を表示します。
しきい値を設定し、[OK]ボタンをクリックします。
[性能監視 - ポリシー編集(サーバ性能)]画面で[OK]ボタンをクリックし、[性能監視 - ポリシー設定画面(サーバ性能)]に戻ります。
[OK]ボタンをクリックし、ポリシーを作成します。
被監視サーバにポリシーを配付・適用します。
使用例1
テンプレート種別 Windows のCPU使用率の監視方法を全体に切り替えます。
mptrfchgcpu -s Windows -t
使用例2
テンプレート種別 Linux のCPU使用率の監視方法を個々に切り替えます。
mptrfchgcpu -s Linux -e
使用例3
現在のCPU監視定義を出力します。
mptrfchgcpu -l
使用例4
テンプレート種別 Solaris のCPU使用率をコアの使用率を考慮した監視に切り替えます。
mptrfchgcpu -s Solaris -c
実行結果/出力形式
現在のCPU使用率の監視定義の出力形式について、以下に示します。
(1) (2) Windows : each Solaris : core Linux : total HPUX : total AIX : each
(1)テンプレート種別名
(2)監視方法
total: CPU全体を監視する設定
each : CPU個々を監視する設定
core : コアの使用率を考慮した監視をする設定